紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

老健(=老人保健施設=短期入所施設)の申し込み

2007-03-12 06:52:05 | 22・両親のこと
先週、3月8日に、最終的に、府中にある老健施設への申し込みが全て完了した。
これでやっと、母は待機リストにのることができたと思われる。

1月半ばに申請書を取り寄せてから、なぜこんなに時間がかかってしまったかというと、老健施設で使えるのは介護保険のみで、医療保険が使えないからである。これは、今回初めて知った。では、病気の人は老健に入れないのか、というとそうではなく、老健にはお医者様と、何人かの看護士さんが常駐している。

母が今、毎月一度Y病院でみてもらっているのは、医療保険によって、である。
ショートステイでは、医療保険でもらったクスリを、持参するので、ショートステイの期間中でも、診察日になると、私や姉が母を病院に連れて行って、クスリをもらってくる。

ところが、老健施設では、医療保険でもらったクスリは使えない。となると、クスリは持参しないでいい代わりに、施設内で扱っているクスリしか使えない。母の場合、今使っているインスリン(ノボリン50R)が老健施設になく、他のインスリン(ベンフィル30R)で代用できるかどうかが、カギであった。やっと、それでもだいじょうぶと主治医の先生から返事をもらったのが、3月8日。けっこう時間も労力もかかった。

それにしても、お年寄りが自らすすんで老健施設なり、特養ホームに入りたいと希望した場合、家族がいなかったら、誰がこういう申請書を整えてくれるのだろうか。
いつもお世話になっているケアマネさんかなと思ったら、施設は管轄外だといわれた。ケアマネさんは、在宅介護支援センターの方だから、そういえば、短期にしろ、施設に入る場合、筋が違う感じはする。
入れることができれば、老健施設のケアマネさんに移るのだけど、その間はどうなんだか、よくわからない。
少なくとも、要介護の一人暮らしのお年寄りが、希望すれば、全員待機リストにのることができるような体勢が整っているといいのだけど……。