ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

東吾妻日記その1 浄土平~吾妻小舎

2007-06-23 10:42:27 | 登山(東北南部)

【6月18日(月)】
浄土平→吾妻小富士→吾妻小舎→桶沼→吾妻小舎



野地温泉から福島交通の急行バスに乗り、一路浄土平へ。
安達太良を縦走していたときから
一切経山や吾妻小富士が見え隠れしていたが
浄土平から見る山々は期待を裏切らず圧巻だった。


しかし・・・、それにしても・・・
浄土平はまるで下界。
観光バスはバンバン着くわ
自家用車でチャラチャラとやってくるわ
バカスカタバコを吸いながら歩く人は多いわ
サンダルで文句言いながら吾妻小富士に登るわ
タバコの吸殻やキャンディーの包み紙は捨てるわ
吾妻小富士の登山道から外れて歩くわ
もう、この美しい場所にこんな大きな駐車場やらレストハウス作った馬鹿どもを恨むよ。
こういう美しいところは、
公共交通機関を使って歩いてこなければならないとか
入山する前に山に対しての基礎を学んでもらうとか
入山を制限するとかしないと
いつのまにか馬鹿どもに浸蝕されて失われてしまうよ。
さらに16時を過ぎると、バスも車もなくなって
レストハウスのシャッターは下りて人っ子一人いなくなってしまう。
誰もいない広大な駐車場に聳え立つ巨大レストハウス。
不気味~。
こういう場所は、いるだけで腹が立ってくるので
吾妻小富士に登った後はそそくさと吾妻小舎へ。


今回吾妻小舎を訪れたのは、父と知人から、
別々にだがたまたま、最も思い出深い山小屋として
吾妻小舎の名前が挙がったためである。
一体どんな小屋なのか、是非泊まってみたくなったのだ。
声をかけると、吾妻小舎の管理人御夫妻が出迎えてくれて、
居間に通されお茶のもてなしを受けた。

吾妻小舎は、外観もさることながら、
2階に玄関と居間がある間取りで、
居間の一角には8人くらいが寝られる寝床があり、
3階はリビングの吹き抜けを囲んで寝床が造られている。
とにかく、寝床にいても居間をみんなで共有している造りなのだ。
居間から廊下に出ると、清潔に掃除された洗面所とトイレがある。
こんなに掃除が行き届いた小屋は初めてだ。
父が言っていたとおり、造りといい雰囲気といい、
管理人御夫妻のお人柄の良さといい、驚きの連続だ。

夕食まで1時間以上あったので、近くの桶沼まで散歩。
深い青い色の水を湛えた、こじんまりとして美しい沼だ。

この水が吾妻小舎の水源になっているそうだ。
吾妻小舎の水は、美味しい・・・というよりうまい!!!
あのうまい水が、この沼の水なのだと思うと、
感謝の気持ちでいっぱいになる。

桶沼から栂平園地を経由して吾妻小舎に戻ると、
またまた想像を絶する夕食が待っていたのであった。
(ク~ッ、写真を撮らなかったことを後悔・・・
つづきはまた後ほど)



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