ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

吾妻小舎奮闘記 8月13日の巻――御対面

2007-08-20 19:49:39 | 登山(東北南部)

8月13日(月)

6時、起床。身支度を整える。
7時、朝食。
 ・野営場で知り合った方からいただいたレモンジャムを塗った、食パン
 ・中華スープ
 ・ソーセージ
 ・オレンジ
 ・カフェオレ
8時30分、吾妻小舎へ。
スタッフの一人である熊爺(くまじいとあだ名をつけた)と
遠藤さんの指導のもと、掃除に取り掛かる。
私は布団返しと2階・3階・屋根裏の掃除。相方はトイレ掃除。
私達がお世話になったふかふかの布団、居心地の良い居間
清潔感溢れるトイレ、気持ちのよい洗面所。
教えられた手順で、感謝の気持ちを込めてきれいにする。

10時、休憩。
甘い物よりしょっぱい物が好きといったら
これを食べるかと古漬けを出してくれた。
小舎の掃除が終わったら、野営場のトイレ掃除だ。
熊爺の熱い指導のもと、こちらもピカピカに。
その帰り道、道端にヒラヒラした白いものが。
ティッシュだ。
目をスッとずらすと、そこにはヒトの大人の排泄物があり
御丁寧に石が載せてある。

なんと野営場のトイレ掃除をしている間に、
「トイレ」の標識の前でされたのだ。
周囲は悪臭プンプン。ハエブンブン。
ひどいことをする人がいるものだ。
憤りを超えて、情けない気持ちになる。
トイレが掃除中だったための嫌がらせかどうかはわからないが
いわゆる雉撃ちとかお花摘みとかいわれる行為はもうやめようよ。
もっともらしく、分解されて栄養になるなんていう人がよくいるけれど
べつにヒトがしなくても、野生動物がしてくれているし、
動物はティッシュなんて使わないし捨てない。
ヒトがいない影響より、ヒトが入ったことによる影響の方が
自然にははるかに大きいのだと気付こうよ。

この一件で、気持ちが重くなった熊爺と私と相方。
もう昼なので、サイトに戻って昼御飯にしますと熊爺と別れた。
ほどなく熊爺が小舎に戻ってくれと追いかけてきた。
遠藤さんが、残り物で済まないが昼を食べていってくれとのこと。
残りものなら捨てるより良いよねと、気楽な気持ちで御馳走になる。
残り物といいながら、
 ・ちらしずし
 ・きゅうりの古漬け
 ・ジャガイモとインゲンのチーズ炒め
 ・野菜とさつま揚げの煮物
 ・味噌汁
我家のテント食と比べると超豪華で、涙が出るほどおいしい。
遠藤さんから、16時30分にまたおいで
昼寝でもしてきなよということで、テントで昼寝。
すっごい熱い

14時、テントから出てビジターセンターへ。
浄土平の駐車場は、人、人、人で、別世界。
ビジターセンターでネットコミュのあさおさん・ちばっちさんと御対面。
大変だけれど、素敵なお仕事をされているなと思いながら、
とてもお忙しい御様子に、早々に失礼した。
ネット上とは裏腹に(?)意外とシャイなあさおさん
とてもチャーミングでいかにも頼れる(?)好青年ちばっちさん
お二人にお目にかかれたことに感謝し、そのまま栂平へ。
入り口を入ってすぐに、いきなり真新しいティッシュが散乱している。
昨夜、ペルセウス座流星群の鑑賞のためか
かなり多くの車が駐車していたが、その人たちのものと思われる。
またまた悲しい気分。
前回園地の直前で折り返してしまったが、
栂平園地は静かで、箱庭のような美しさ。
途中、道から垣間見える吾妻小富士も美しい。



16時30分、吾妻小舎へ。
夕食の盛り付けを手伝う。

18時、夕食。
 ・ご飯
 ・温泉卵
 ・なめ茸
 ・韓国海苔
 ・佃煮
 ・味噌汁
 ・緑茶、紫芋羊羹

19時30分、野営場を出て高湯温泉あったか湯に向かう。
20時、あったか湯着。脱衣場・浴室は芋を洗うように満員。
洗い場はふさがっているし、お湯は熱くて長く入っていられないしで
なんとなく人の洗う姿を眺めながら(?)洗い場が空くのを待つ。
ほどなく、嘘のように人がいなくなり、余裕の長湯。

21時30分、兎平駐車場でブルーシートを敷いて寝ながら夜空を鑑賞。
昨夜は立って空を見上げていたら、首が痛くなったので
思い切って寝転んでみた。らくちん
昨夜同様、美しい夜空に流星が次々と現れ
こんな美しい空を守るのにはどうしたらよいのだろうかと考える。
高湯への往復、空を見るより福島市の夜景を眺める人々を数多く見た。
あれを綺麗だと思うのか。あれを美しいと思うのか。
あの夜景を眺めるために、夜なのにエアコンかけて車を使って
山に排気ガスを撒き散らしに来るのか。
それとも、ヒトの浪費生活を研究するために観察しに来ていたのか?
感受性の違いだけれど、あの夜景を私は不気味だと感じる。
浄土平の駐車場まで届くような福島市や米沢市の明かり。
この明かり、ここまで本当に必要なのかな。

22時、就寝。



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