ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

日々の記録。見たり、聞いたり、買ったり、食べたり。

今日の見もの(猫物語(黒) )

2013年08月21日 19時02分35秒 | 見もの

アニメ:猫物語(黒)

春休みに吸血鬼の眷属とされ、「後遺症」を持ちながらも「人間」に戻ることができた高校三年生の少年阿良々木暦は、その時に出会った羽川翼に対して自分が抱いている感情が恋であるのかそうでないのか、悩んでいた。

ゴールデンウィークの初日、翼に出会った暦はその頬が大きなガーゼで覆われているのを目にする。暦が問い詰めると翼は父親から殴られてそうなったのだと言う。血の繋がらない愛情の無い家庭で育った翼の境遇を知り暦は愕然とする。その後、車に轢かれた尾の千切れた猫の亡骸を見つけた翼は躊躇いも無く埋葬した。

妖怪変化の専門家である忍野メメはその話を聞くや翼の身を案じる。「障り猫」と呼ばれる怪異が翼に取り憑いた可能性があるらしい。その夜、暦が出会ったのは、髪の色が真っ白になり変わり果てた翼の姿だった。怪異となった翼は街中で暴れ、人々を襲い始める。メメは専門家として怪異となった翼を止めようとするが、膨大な知識を持つ彼女には策を全て見破られてしまい敗北する。翼へ抱く感情が何なのか結論を出した暦は、翼と対決することを決意する・・。※あらすじはネットより(改)

物語シリーズの羽川についての話。まだ阿良々木が戦場ヶ原を受け止める前の話だと思う。羽川に障り猫がとりついて云々と言う話なのだが、阿良々木の心の動きが見ている私に混乱を来し、戦場ヶ原のことと考えあわせた時に、一体これはどうなっているのとわからなくなってしまうことがあった。この一連の話、セカンドシーズンも始まったことだし、これらを全部見終えて初めて全体が理解できるのかなと、まぁ鷹揚に構えている。

さて内容だが、怪異とはそこにあると認識するからあるものだという、物理の量子論的か考えを見ることができる。これは、何だっけ、どこかの映画でもあったけど、神様は人間が神がいると信じるから存在できるのであって、人間が信じなくなったらその力を失う(存在できなくなる)的な話がでてきたが、それとよく似ている。そういうものなのかもしれないなと思う。

さて、障り猫が羽川にとりついたか否かは見てもらうことにして、阿良々木の考えや行動は私には理解できない。私なら羽川の状況を見て、同情して助けたいとしか感じられない。まして相手があんないい子なら当然だ。ある意味「羽川に取り込まれる」以外の行動パターンは考えられない。だから私なら最終話の言葉には絶対ならないであろう。

一度しか見てないから私が誤解・混乱・間違った解釈をしているのかもしれないが、このミステリアスな物語は私のような年寄りには理解し難いものなのかなと感じてしまう。

今回は余り良い画質で見られなかったのでもう一度じっくり鑑賞したいと思っている。そうしたらこの書き込みもかなり変わるのかもしれない(書かないだろうけどね)。

ところで物語シリーズって出てくる人が少ない。例えば阿良々木君が自転車を停めるときも広い駐車場に彼一人だし、教室で羽川と会っている時も二人っきり。出会ったと思ったら千石なり八九寺なりの準主役。ミスドは荒野の一軒家だし、これって夢の中の話か脳内のバーチャル風景なのかと見える。本を読んでいない私にはわからないが、今知ってしまうとおもしろくないので聞きたくはないのだ。

今ネットで調べたらブルーレイ/DVDには特別限定版があって、(白)と(黒)があるようで、TV版ではセカンドシーズンで(白)が見られる(全部かどうか知らないが)みたい。だったら買いたいなぁ。でも二枚で1万円は高い。ちょっと商売しすぎだって。

それにしても重要な出張の前で十分な休息をとっておかなければいけない時に、夜中まで見ている自分って本当に困ったものだと思う・・。

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今日の見もの(僕は友達が少ない)

2013年08月20日 14時15分57秒 | 見もの

僕は友達が少ない
全12話+OVA2話

このアニメもタイトルで選んだ。これ、若い人になんかの言葉でパロる時に使えそうだなぁと。内容はよく知らなかったけど、タイトルから考えてオタクな人の話だろうと考えた。

聖クロニカ学園高等部2年生の羽瀬川小鷹は、転校から1か月経ってもその外見が原因で周囲にヤンキーと勘違いされ、クラスで浮いた存在であった。

ハーフのため失敗した金髪染めみたい

ある日、小鷹はいつも不機嫌そうにしている同級生の三日月夜空が1人で楽しげに喋っているのを目撃。エア友達と話していたと釈明する夜空は、友達を作るために隣人部という部活を創部し、小鷹も無理やり入部させられることになる。

 

やがて隣人部には、女王様気質の美少女・柏崎星奈、「しんのおとこ」を目指す楠幸村、変態気質の天才発明家・志熊理科、邪気眼な小鷹の妹・羽瀬川小鳩と、非常に「残念」な美少女達が次々と入部してくる。また、飛び級幼女で下品なシスター・高山マリアが「顧問」として加わった・・。※あらすじはウィキより(改)

ワンクールの見やすいアニメだった。3日間ぐらいで全部みたが、どんなアニメでもある最終話の感動は、正直これにはなかった。で、どうしたの?って感じ。次に繋ぐためのものか、原作の問題か、それとも制作側に(経済的、たぶん時間的)問題があって中途半端になったのか・・。あるとしたら最後者のあたりじゃないだろうか。後に調べるとOVAがあるようだ。これを見たらわかったのか。TV版だけじゃなく、どうしてもDVDを買わせたいってことなのか。ちょっと残念。

さて、見ていて思ったのは、人間って間違いなくみんな孤独だよなってこと。友人がいるように見えても、本当に気の許せる人間ってそうはいないし、仮にそれがいても自分の心の最奥にある問題・悩みは決してつまびらかにはできない。三島風に言えば、どんな赤裸々な告白も所詮は「仮面の」告白にすぎないってことだ。であるが故に、人は友人を求む。今度こそそれが大切なただ一人の人だと求む。が決して手に入れることはできない。それをおもしろおかしく、もう少し楽天的に映像にしたのがこのアニメかな。そう考えると最後はああしか出来ないのかもしれない。

まぁオタク的な痛さ、腐女子的会話も楽しめるし、この残念な人たちの様子を軽く見られていいんじゃないかと思う。NEXTが出来ているようだが、見るかと言われたらちょっと微妙。六花のような魅力があるわけじゃないし、心にある悩みもそんなに深くないから共感することも少ない。まぁチャンスがあれば見るかなと言う程度だ。NEXTを全部見ることで理解できるのかもしれない。原作を読んでないから、その辺はよくわからないのだ。

それにしてもこの手のアニメって、必ず主人公の男が一人で周りに大中小の女の子たちの侍るハーレムものみたいだけど、現実にあり得るはずがないシチュエーション。そもそもそんなに気をひける男の子なら「友達が少ない」になるはずがない。この中での理由も説得力無さ過ぎ。こういうの見る度に、オタクな男子の夢を動画にした物語と思えてしまう。それを好む女子がいるのもどうも理解し難いことであるが。

まぁ現実ではなく故にアニメで楽しめるのならそれもそれでいい。映画だって現実とはかけ離れているけど現実のように楽しんでいるわけだから、アニメでこれもありだなって思う。 

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今日の見もの(ヒックとドラゴン)

2013年08月19日 09時20分23秒 | 見もの

ヒックとドラゴン
How to Train Your Dragon
2010年 98分 アメリカ
ドリームワークス製作

夏休みと言うこともあり、チビが見たら喜ぶ映画を探している。3D-CGは好きではないけど、この手の映画は手に取るようにしている。だけどたぶん子ども向けだろうと期待せずに見た。いい意味で期待を裏切るものだった。

はるか北の海に浮かぶバーク島。そこに暮らすバイキング一族は、長きにわたってドラゴンと争い続けていた。鍛冶屋で修業中のひ弱な少年・ヒックは、立派なバイキングになることを夢見ているが何かと問題を起こすばかり。村にたびたび襲来するドラゴンとの戦いではいつも邪魔者扱いされていた。ヒックの父で、村のリーダーでもあるストイックも、変わり者の息子の扱いに悩んでいた。

ドラゴンが襲来したある未明、ヒックは自ら発明した投擲機で、最も危険とされるドラゴンのナイト・フューリーを捕えることに成功する。ナイト・フューリーを倒せばきっと誰もが認めてくれる。しかし森の中で傷を負ったフューリーを見つけても、ヒックは殺すことができなかった。彼は飛べなくなったフューリーを「トゥースレス(歯無し、日本語吹き替え版ではトゥース)」と名付け、互いに警戒しながらも少しずつ距離を縮めていく。トゥースを再び飛べるようにするために飛行訓練を重ねながら、ヒックはドラゴンの習性を覚え、それをドラゴン訓練に活かして上手く立ち回っていく。

次第に周囲から注目を集めるようになったヒックは、父・ストイックをはじめ、ドラゴンを敵と決めつけるバイキングたちの意識をどうにか変えたいと思うようになる・・。※あらすじはウィキより

映画を見ているのは上に書いた事情もあるが、年とって感受性の枯渇が起きるんではないかと思い、それを防止する狙いもある。美しいものを美しいと感じること、おいしいものをおいしい(これはたぶん最後まで残るだろう)、嬉しいことを嬉しい、悲しいことを悲しいと感じられる人間でないと人でないと思っているわけだ。おかげで若い人用(笑)のアニメから、チビ用の映画、大人用の重い映画や話まで手を伸ばせる。それはそれで楽しい。

その中で、チビ用の映画を発掘する作業は結構しんどい。自分が見たいと思ってみる気が半分ぐらいしかないし、やはり内容がちゃちと言うか、深く考えさせられる部分が少ないからだ。スパイキッズや長靴をはいた猫がその典型だった。

これもその一つかなと思いながら見ていた。ひ弱な子どもが、それでも上を目指してがんばろうとしているが、父親は(悩んではいたようだが)全く聞く耳持たないって展開で、ドラゴンは悪魔、悪いものの固定観念で話が進む。最初の言葉が『ドラゴンは害虫』だからね。日本を含む東洋では龍(ドラゴンとは微妙に違うが)は神なのに。

しかしこの映画は多少の違和感がありながらもうまく流れ、最後までイヤにならず見られた。本来なつかないはずのナイト・フューリーが割と簡単になついちゃうとか、さらに背中に乗せてしまうなど、あんな短期間で起こるはずないと突っ込みながらも、映像の美しさも話の展開もよく、小さな子どもでも引き込まれて見るだろう映画に仕上がっていると思う(時間も手頃だしね)。

書き込みによると、3Dのできが非常に良かったみたいで、是非映画館で3Dで見たら良いという話だ。自分ちが大画面+3Dシステムなら3Dで見たらいいんじゃないかと思う。

最後のシーン(ヒックの身体)も納得できるし、良いエンディングだった。

ここで、ドラゴンはペットと言う言葉が出てくるのだが、それは最初の言葉へ捧げたものであり、ある人の書き込みでは

「唯一の悩みは」と冒頭で語り、
それはドラゴン=「害虫」であるとしている。

それに対応するラストの語りは「自慢できるもの」=「ペット」である。
The only problems are the pests
The only upsides are the pets.
原文を並べるとこうで、英文学等によくある
「韻を踏む」表現であり、脚本での言葉遊びであるとわかる。

とのことだ。確かに計算尽くされた素晴らしい映画だとわかる。

さて、今は夏休みだ。子どもたちをプールに連れて行ったりおいしいものを食べに連れて行ったりするのも良いだろうが、家族みんなで一緒に映画を見るのも良いだろう。これなら幼稚園児から楽しめそうだ。家族が一緒というのはそれだけで素晴らしい。そんなひとときがこの映画で実現するのではないだろうか。お勧めします。

原題と日本語題は違いすぎるけど、子ども的にはこっちの方がいいだろう。このタイトルの付け方は私もいいと思う。

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今日の見もの(ちょびっツ)

2013年08月18日 14時53分47秒 | 見もの

ちょびっツ
CLAMP 全8巻 88話
アニメ 全26話+1話

このアニメは当時東京方面でしか放映してなく、録画して貰って見た。もう10年以上前の話だよね。非常に奥深い話で、その後マンガも全て買いそろえて何度も読んだ。今でも自室の本棚に置いてある。引っ越しの時にも捨てる気にはなからなかった。

人型の情報端末である「パソコン」と呼ばれる機械が普及した東京。主人公の本須和秀樹は大学受験に失敗した浪人生。北海道から上京し、予備校通いの日常の中、コンビニの帰り際に捨てられていた少女型のパソコンを拾い家まで持ち帰った。秀樹が何を尋ねても「ちぃ」としか言わないそのパソコンは「ちぃ」と名づけられた。

機械に疎い秀樹はパソコンの使い方を調べようとするが、ちぃはどこのメーカーでも販売されていない機種であることが判明。故障した場合に修理できなければ治すことができないという理由もあり、秀樹はちぃの素性を突き止めようとするが、その不可解な挙動や、匿名の何者かから送られてきた情報によってむしろ彼女の謎は増えていく。そうした出来事を通じ、「ちぃ」はプログラムではなく感情に基づいて行動できると言われる都市伝説上のパソコン「Chobits」ではないかという疑念が深まっていく。

「ちぃ」と秀樹の共同生活と、パソコンと人間との距離の取り方に悩む登場人物たちの苦悩を織り混ぜながら、物語は「ちぃ」に隠された秘密へと迫っていく。そこには、はたして機械と人間は恋愛をすることができるのか否かというパソコンシステムの創造主による問いと、その答えによっては現在のパソコンと人間の関係を一変させてしまうかも知れない、彼女に組み込まれた危険な機能が関係していた・・。※あらすじはネットより(改)

 

このアニメを見直したきっかけは、単純に再放送があったからだった。たまたまCSの無料体験の時にこれが放送されていて、残念ながら1話だけ撮り逃したが、それ以外は無事見ることが出来た。昔のことでスタンダード画質だが、やはり考えさせられる深い内容だった。

ちょびっツを思いだす度に、昔会った二人の若い子を思いだす。一人の子はちょびっツを「エロい」と言って、話の内容には全く触れることはなかった。もう一人の子はちょびっツの話が出た時に、「深い話よね、あれは」と少し表情を曇らせたように見えた。

私は後者の女の子の感受性、文学的な資質を非常に高く評価していた。私が出会った若い子の中で、30年前に会ったある子とその子の二人が間違いなく最高の才能を持っていると確信している。だけど結局どちらもその才能を生かすことはなかった。親はその才能を伸ばす方法を知らなかった。私は、子どもを伸ばせるかどうかは親の資質によると思っている。結局その親は、彼女に学歴を与えることもなく、バイトと遊びの生活しか与えられなかった。こういう人はみんな同じことを言う。

「自分の人生だから、この子が自分で決めるんです。」

一見物わかりがいいように見えるその言葉は、どうすべきかを知らずに他人任せにする責任放棄の言葉だと言うことがわからない。親は子度選べないし、親以外が子に援助を与えることは出来ない。出来るとすれば祈ることぐらいか。

ちょびっツを見る度に、そんなやるせないことを思いだす。もうずっと前のことなのに、どうしても忘れることが出来ない。

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今日の見もの(長ぐつをはいたネコ)

2013年08月17日 11時09分20秒 | 見もの

長ぐつをはいたネコ
Puss in Boots
2012年 90分 アメリカ

このDVDは新作の時に店頭に大きく展開してあったからおもしろいんだろうと期待していた。どうせ3D-CGだろうからと、それは好きじゃないんだけどね。

長ぐつをはいたネコことプスは孤児院でイメルダによって育てられたが「無実の罪」で街を追われ賞金首になっていた。ある日街の酒場で魔法の豆の話を耳にする。魔法の豆とはプスが自身の半生を費やして遂には見つけることが叶わなかったものであるが、ジャックとジルがその魔法の豆を持っているという情報を聞いてその豆を盗もうと行動に移す。

しかし、その場で謎の覆面ネコと居合わせ、覆面のネコも魔法の豆を盗もうとしており口論の末にジャックとジルに見つかってしまい豆を盗むのに失敗してしまう。プスは覆面のネコと対決してこのネコがメスのキティだと分かる。そしてこの場で旧友のハンプティ・ダンプティと7年ぶりに再会する。ハンプティとは前述の「無実の罪」の元凶となっており、プスに魔法の豆の木を登って雲の上にある巨人の城へ行き伝説のアヒルが産む金の卵を探し当てようと持ちかける。

プスは、ハンプティ達を信用できないと一旦は拒否するも、再び街の人々の信頼を取り戻して自分へかかった無実の罪を相殺できるのではないかと考え話を受け入れる。しかし、その裏にはプスの想像を超えるような罠が待ち受けていた・・。※あらすじはウィキより(改)

ひでぇ映画だった。ストーリーは長靴(本当はブーツだが、日本語では昔懐かしい「長靴をはいた猫」という言葉にしてある。ブーツををはいた猫じゃぁ日本人的には合わないだろうから)をはいた猫が、ジャックと豆の木の伝説にしたがって天上から金の卵を産むガチョウ(あひる?)を盗ってくると言うものだ。どうも最近、ジャックと豆の木づいている(笑)。

映画の中では、猫たちが歌い、踊り、汚い陰謀で人(猫)を陥れ、やっていることもストーリーもハンプティ・ダンプティの気持ち悪さも話の展開、性格も含めて、全てひどいものだ。何でこんなものが店頭の大きなスペースで紹介されていたのであろうか。これを売っていいのか、自分には映画ですらないと感じてしまう。

しかしそれは自分の感じ方で、ネットを見ると「猫がかわいい」「素晴らしい」なんて絶賛されている。人の感じ方とは違うものだなと感じる。映画館で見て+DVDまで買ったと言う書き込みもあるから、猫好きならものすごく居心地の良い映画なのかもしれない。そんな人は手するすべきじゃないかな。

このキャラ、シュレックに脇役で出てきていたものらしい。そういうつながりで、見たい、可愛い、素敵って人も多いのかもしれないな。

私的には、2が出来ても間違いなくスルーするだろう。しかし、ここまでひどいと感じた映画はある意味貴重だ・・。

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今日の見もの(中二病でも恋がしたい!)

2013年08月16日 10時04分18秒 | 見もの

中二病でも恋がしたい!
全12話+TV未放送1話
京都アニメーション、中二病でも製作委員会制作

アニメはタイトルで決めることも多い。このアニメはタイトルで決めたものの一つだ。仕事柄、若い人たちの見るもの、特に有名どころはどんなものかぐらいはわかるようにしている。ただのドタバタラブコメ+ちょいエロみたいなのには辟易するが、高品位なものもあるから侮れない。見やすいのはワンクールもの。人気が出てツークールとか、プリキュアみたいに1年間やるのにはなかなかしんどいと感じてしまう。

富樫勇太は元中二病。中学の卒業と共に『中二病』を卒業はしたものの、彼にとって闇に葬り去りたいほどの忌まわしい記憶となった。『闇の炎に抱かれて消えろっ!』 その時の決め台詞も今となっては悶え死にそうに恥ずかしい。順風満帆な高校生活が過ごせるよう、入学当日「生涯封印!」と中二病との決別を誓ったその矢先、一人の少女に出会ってしまう。その少女とは、現中二病の小鳥遊六花(たかなしりっか)だった・・。

中二病とは、中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動」を自虐する語のこと。ラジオ番組『伊集院光のUP'S 深夜の馬鹿力』内で伊集院光により作られた。転じて、思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄したネットスラング。「病」という表現を含むが、実際に治療の必要とされる医学的な意味での病気、または精神疾患とは無関係である。とはウィキからの転載だ。

同じくウィキから、典型的な「症例」として以下6点が紹介されている。

洋楽を聴き始める。
旨くもないコーヒーを飲み始める。
売れたバンドを「売れる前から知っている」とムキになる。
やればできると思っている。
母親に対して激昂して「プライバシーを尊重してくれ」
などと言い出す。
社会の勉強をある程度して、歴史に詳しくなると
「アメリカって汚いよな」と急に言い出す。

で、発現性は人によって様々かもしれないが、『自己愛に満ちた空想とそれに源を発する発言』は、実際に言うか心に秘めたままかはともかく、若い頃には必ずあるものでもあろう。昔のことを思いだして、「恥ずかしい。消してしまいたい」ってことは全ての人にあるはずだ。なければ、自分に対しての嘘つきかまだ継続中のまま歳だけ大人になった人と言うべきだろう。ちょっとニュアンスは違うが、昔なら「若気の至り」とでも表現したはずだ。だから中二病とは揶揄するものの、私は特別に攻撃しようとも馬鹿にしようとも思わない。全ての若者+最近の馬鹿大人は中二病なのだ。

アニメに戻るけど、最初は中二病的振る舞いに辟易していた。痛いと言うより鬱陶しかった。4話、5話あたりは見るのがおっくうで、途中でめんどくさくなって寝てしまったこともある。しかしそれは伏線で、本当の物語は9話ぐらいから展開される。若者風に言えば神展開する。

六花が姉に連れられ祖父母の家に行くところ、いたたまれなくなって一人で帰ってしまうところ、、その辺からなぜ彼女が中二病に逃げ込んだか、不可視境界線を探しているのはなぜかがわかっていき、最後に勇太でないとどうしていけなかったのかがわかる。それは、自分では抱えきれないぐらいの大きな悩み、苦しみで、前に書いた化物語と同じにおいがする。私は悲しみで胸がつぶれそうだった。正直、こんな物語になるとは思わなかったので途中で見るのを止めなくて良かったと思っている。

残念なのはTVバージョンしか見てないので、未放送の1話を見てないことだ。ブルーレイやDVDの最終巻に入っているらしい。レンタルにも入っているなら借りて見てみたいと思っている。

原作の本があるらしいが、こっちは『原作じゃなくて原案だね』と書いている人がいるぐらい、アニメ版とは違うらしい。と言うか、アニメ版を作る時にいっぱい書き加え、新しいキャラを追加しておもしろくしたようだ。逆に本を気に入った人にはアニメ版は不評なのかなと想像した。私はもう目が悪くなったせいもあって本を買おうとか読もうとか考えてない。アニメ版の方が気楽だからね。

『小鳥遊六花・改 ~劇場版 中二病でも恋がしたい!~』

好評なのだろう、映画化されるみたいだ。

期待したいところだが、「イベント見てきた人によると映画は総集編+一部新規カットの構成らしい」と言う情報もあるから、あまり期待できないかもしれない。ちょっと「旬なうちに儲けちゃおう」的なやつなのかなぁって感じた。違っていたらいいんだけどね。 

と言うことで、ワンクールで見やすいしDVD(7枚らしい)借りて一気見することをお勧めします。気に入ったらあるうちにグッズも手に入れておきましょう。

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今日の見もの(アナザー プラネット)

2013年08月15日 09時19分54秒 | 見もの

アナザー プラネット
ANOTHER EARTH
2011年 93分 アメリカ

名前からSF物、太陽系に10番目の新惑星が見つかって、そこに行くと実は地球人の・・と言うよくあるパターンと思い、故に簡単に滞りなく楽しめると思って見た。ちょっと違っていたみたいだ。

17歳で名門大学MITに合格した秀才少女ローダは、ある夜、不思議な惑星が空にあるのを目撃。気を取られるあまりに衝突事故を起こしてしまい、妊婦と子どもが亡くなってしまう。4年の刑期を経て出所したローダは、謝罪しようと被害者遺族の夫ジョンの元へ出向くが、本来の目的を話せずつい身分を偽ってしまう。そして清掃会社のスタッフとしてジョンの家へ定期的に通うことになるのだが、例の不思議な惑星が、同じ人間が存在する“もう一つの地球”であることを知ってしまい、ならあそこにいるもう一人の私たちはと考えた・・。※あらすじはネットより(改)

見始めて思った。これはもう一つの地球に行って冒険なり侵略なりが起こるような単純な話ではない。どう見ても”贖罪”の話だ。で、贖罪だけならその心の葛藤が描かれて終わりなのだが、そこにもう一つの地球が出てくるからややこしい。

物理をかじった人ならわかるだろうが、存在するから認識するのではなく、認識するから存在するんだという話がある。となれば、その「もう一つの地球」を認識した時から、それは現実に存在することになる。現実が進行することになる。だから、4年前までは今の地球ともう一つの地球は完全に同期していたかもしれないけど、認識された時点で別の存在として現実に存在しているはずだ。ではこちらで事故を起こし服役した自分とは別に、事故を起こしていない自分が存在するかもしれない。逆に被害者の家庭は、事故などなく未だに幸せな一家として存在しているかもしれない。父親はあちらに行けば、生きている妻、元気な子どもと再会できるかもしれない。そして同じように当選したあちらの私は、チケットを譲ることなくこちらにやってくるかもしれない・・。これが最後のシーンだと解釈できる。が、それを一回見ただけで謎解くのは難しい。結局、不思議で難解、いったいどういう意味なんだろうとミステリアスなまま終わってしまって、何となく「よくわからないけど名作なんじゃない?」的な映画になっちゃっている。

●2011年サンダンス映画祭審査員特別賞、アルフレッド・P・スローン賞、W受賞!

だそうだから、きっといい映画なんだろうけど、一般的にヒットする映画とは思えないな。

さて、私としてはこのもう一つの地球が本当に存在しているものなのかどうかも疑っている。目に見えているが、それは本当の存在じゃない。例えば、鏡に自分を映せば本物と全く同じものが目には見えるが、それは存在してるわけじゃない。そんな本物だけど本当に実在しない星のように感じる。あれだけ近づいてきたなら、ものすごい重力で地球は壊滅的天変地異に襲われておるはず。それが全くの平穏。映画のシーンの中でも天気の荒れたシーンがあまりない。そのしーんとしたシーンがそれを思い起こさせる。

とまぁ色々に感じられる映画ってことだろうか。

どう見ても低予算で作られたように見える。だけど妙に心に引っかかる映画でもある。こういう映画もいいんじゃないかな。DVDを借りて見るのもいいと思います。勧めます。

一つ引っかかるのはタイトル。何でこんな日本語名にしたんだろう。原題の方が遙かにいいし、意味がよくわかる。単にゴロの問題か? プラネットとアースじゃ全然違うじゃんか。これなら太陽系に別の惑星が発見されてそこから・・と感じるのが当たり前。なんか自分の英語力を徹底的に馬鹿にされているようで腹が立つ。こんなタイトルをつけた人に理由を教えて貰いたいもんだ。

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今日の買いもの(ひたぎグッズ)

2013年08月14日 13時49分41秒 | 買いもの

義息に買ってきて貰った戦場ヶ原グッズ
アキバのアニメイト系の店(だと思う) 値段不明

仕事用にはエヴァのファイルやけいおん!のファイルを使うことが多い。若い人が「いいなぁ」って言うのがおもしろいからと、こんなのを使っていたら他の人が絶対間違えないという利便性もあるから。当たり前だが、仕事のまじめな書類を入れたりプレゼンに持って行ったりはしない。あくまで個人的な資料用だ。目立つから個人的な大切な物が紛失しなくてとても良いのだ。

でもそれらのファイルは別に「いい物」とは思ってなかったし、それをどうしても使いたいんだってほどでもなかった。上に書いた理由のため以外にはそんなに大きな理由はない。その程度の物だ。でもこれは違う。ホントに欲しかった。

義息が東京に行く機会があり、時間もあまりそうだったし、会社がアキバに近いなど、うまく全部重なったから頼んだんだが、さすがに化物語の物は手に入らず偽物語のひたぎさんだった。隣町のアニメイトにもありそうだけど、あそこに行くには車を駐車場に止めてとかなかなか大変だし、絶対あるとは言えないから二の足を踏んでいたのだった。通販でもいいのだけど、この程度の値段に送料まで払って買う気にもならなかったし、転売して儲ける用に買いだめしている人のやつなんて買いたくなかったしね。と言うことで、義息にはとても感謝している。

問題はこれを使うかどうかと言うこと。

グッズは3個買うべきだ。使用のためと保存用と布教用。これは鉄則だが、今ひとつしかない。布教用はともかくとして、これを使っちゃう勇気が、今ひとつ私にないのである。

誰かください。

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今日の見もの(ジャックと天空の巨人)

2013年08月13日 09時14分59秒 | 見もの

ジャックと天空の巨人
Jack the Giant Slayer
2013年 114分 アメリカ
 

これはまだ新作扱いのDVDだから借りてない人も多いでしょう。これから借りる人はここから先は閲覧注意ですよ。

中世のイギリス。ジャックと豆の木の話は子どもたちの心をワクワクさせていた。それは小作人のジャックも次期王女様も同じであった。

ファンタジーと冒険心を未だに心に秘めているジャックだが、父母も死に、おじさんにやっかいになる生活だった。そのおじさんに町で馬と荷馬車を売って生活費にする仕事を言いつけられたジャックがだ、売れずに、芝居小屋に入っていた。あのジャックと豆の木を上演していたからだ。見ていた時、下衆な輩に絡まれている若い女性イザベラを助けたが、その人は何度も城を抜け出し城下をうろつくやんちゃなお姫様だった。

さて、ジャックと豆の木の話は本当にあった話で、かつて巨人族が地上に攻めてきたことがあったのだった。それを王は「巨人の心臓から創りだした、巨人を支配できる王冠」で封じ込めた。そして地上に平和が戻り、その「王冠」と「水分に反応して発芽する、天空へと伸びる植物の種」は王の死とともに棺に封印されていたが、姫の婚約者のロデリック卿はそれを利用して王国のみならず他国まで支配しよういう野心を持っていた。それに気づき阻止しようとした修道士が種を盗み出し、追い詰められた彼がジャックに託すことになる。「決して水に濡らしてはいけない」

またまた城を抜け出したお姫様は、土砂降りの中で道に迷いジャックの小屋に助けを求む。その小屋の床下でこぼれた種の一つに水があたり成長を始める。建物を壊しながら天空へと伸びていく木からジャックは振り落とされ、姫はそのまま天空へと運び去られてしまう。翌日、王は姫を救い出すために騎士たちとロデリック卿、従者とジャックを天空へ派遣する。苦労してたどり着いたジャックたちだが、小屋には姫がいなかった。姫は小屋からその土地を冒険しようと出て行ったらしい。探しにでた彼らだが、そこには本当に人間を食らう巨人たちがいた・・。

名前の通り、童話「ジャックと豆の木」の実写(SFXだが)版だ。最近スノーホワイト(白雪姫)とかヘンゼルとグレーテル、赤ずきんなんて映画が目白押しだけど、西欧ではこういうのがブームなのだろうか。

私はさほどこの手の映画に強い興味を抱いていたわけではないのだが、この映画はかなりのSFXだろうからとつい早いうちに見てしまった。普通は新作(実はこれは私のものでは無い。友人の買った物)は手を出さないんだけどね。

内容だが、深く考えることなく楽しめる映画。王様は王らしいし、騎士の精神も立派。悪いやつは悪らしく、こすっからい従者もおきまり。エンディングも童話っぽくて、無条件で楽しめる映画。子どもが見ても楽しんじゃないかな。と言うか、これを大画面で見たら、特に映画館だったら、子どもの年齢によっては怖がるだろう。3Dでも公開されたらしいから、高さの表現とかは恐怖を感じただろうな。

気になるところをあげるとしたら、出演者の顔があまりかっこよくない。主人公(右)はモアイだし、お姫様は安藤美姫、立派な騎士は伸びすぎたモヒカンで、なんと言っても巨人が汚い。

上のは不細工なジャイアント馬場で、下のはつぶれたガッツ石松。

気になった一番は声優。

日本語吹き替え版で見たのだが、巨人の関西弁のやつは殴り倒してやりたいぐらいの下手さ加減。今までも別の映画で声優が下手と聞いていたのがあったが、それは気にならなかった。この映画の下手さ加減は異常。金返せじゃなくて犯罪レベル。『声優も超ビッグ!』が聞いてあきれる。

映画は楽しめるけど、大人が見るのなら字幕版をお勧めします。子どもも見るなら日本語吹き替え版で仕方ないだろうね・・。

そうそう、天空に人が住んでいたら、重力の関係で身体がでかくなるでしょう。空気が薄いから代謝が悪くてそこまでにはならないかも知れないけど。あと、いくら何でも女が一人もいなければ繁殖はできませんよ。でもそこは突っ込んじゃだめですよね。

おまけ:特典として未公開シーンを見られるけど、最後を除き、本編に組み込んだ方がわかりやすくて良かったんじゃないかな。良ければそちらもご覧下さい。

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今日の見もの(げんしけん 二代目)

2013年08月12日 10時27分19秒 | 見もの

げんしけん 二代目
原作 木尾士目 放送期間 2013年7月 -
アニマックス (木) 夜10:00~10:30 他、ネット配信もあり
同日深夜3:00~3:30、毎週土曜夜10:00~10:30

げんしけんは、たぶん自分で発見したアニメの中の最高傑作と思う。発見は偶然で、それまではマンガの方も知らなかった。

まだケーブルTVを見ていた頃、たまたま深夜にアニマックスでやっていたのを見たのが最初で、とにかくおもしろかった。当時はまだオタクは悪みたいな状況で、「よくこんな番組作ったなぁ」と言うのが第一印象だった。

それから本を全部買い、DVDも全てレンタルして楽しみ、げんしけん2も制覇した。と言っても、もう笹原も卒業し、咲や高坂、斑目たちがいなくなって(以降も出てくるけど)、これ以上続くとは思えなかったので放置していた。そんな時、マンガで二代目が始まって驚いていたが、運良くアニメも1話から見ることが出来た。

でまぁ3話まで見たんだけど、もうこれは波戸君一色で、それはそれで次の展開が気になるいい番組に仕上がっている。

放映局だが、うちの方ではなかなか見られないが、全国展開ならやはりアニマックスだろう。不思議なことに、木曜日の 夜10:00~の回が無料だったりしたことがあり、ありがたく拝聴した。これ、全部の回を無料でやってくれるのだろうか。まさかね。まぁ友人のところに行けば見られるのもあり、3話までは問題なかったが自分としては一気に全部見たい性格なので、しばらく我慢してレンタルDVDを一気に借りたいところだ。

マンガを先に読んじゃうとアニメがおもしろくないので、今はマンガも買わずいつかの楽しみとしてアニメの方を優先しようと思っているわけだ。

アニマックスを契約している人や地元の地方局でやってくれている地域の人には是非お勧めですね。皆さんどうぞ。

そうそう、一番驚いたのは第1話でスーが忍のコスプレして戦場ヶ原の口まねをしていたこと。そんなにみんな嵌まっていたアニメだったのかと、化物語に感心してしまいました・・。

そうそう、声優陣総入れ替えらしい。私的には失敗です。

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