アニメ:猫物語(黒)
春休みに吸血鬼の眷属とされ、「後遺症」を持ちながらも「人間」に戻ることができた高校三年生の少年阿良々木暦は、その時に出会った羽川翼に対して自分が抱いている感情が恋であるのかそうでないのか、悩んでいた。
ゴールデンウィークの初日、翼に出会った暦はその頬が大きなガーゼで覆われているのを目にする。暦が問い詰めると翼は父親から殴られてそうなったのだと言う。血の繋がらない愛情の無い家庭で育った翼の境遇を知り暦は愕然とする。その後、車に轢かれた尾の千切れた猫の亡骸を見つけた翼は躊躇いも無く埋葬した。
妖怪変化の専門家である忍野メメはその話を聞くや翼の身を案じる。「障り猫」と呼ばれる怪異が翼に取り憑いた可能性があるらしい。その夜、暦が出会ったのは、髪の色が真っ白になり変わり果てた翼の姿だった。怪異となった翼は街中で暴れ、人々を襲い始める。メメは専門家として怪異となった翼を止めようとするが、膨大な知識を持つ彼女には策を全て見破られてしまい敗北する。翼へ抱く感情が何なのか結論を出した暦は、翼と対決することを決意する・・。※あらすじはネットより(改)
物語シリーズの羽川についての話。まだ阿良々木が戦場ヶ原を受け止める前の話だと思う。羽川に障り猫がとりついて云々と言う話なのだが、阿良々木の心の動きが見ている私に混乱を来し、戦場ヶ原のことと考えあわせた時に、一体これはどうなっているのとわからなくなってしまうことがあった。この一連の話、セカンドシーズンも始まったことだし、これらを全部見終えて初めて全体が理解できるのかなと、まぁ鷹揚に構えている。
さて内容だが、怪異とはそこにあると認識するからあるものだという、物理の量子論的か考えを見ることができる。これは、何だっけ、どこかの映画でもあったけど、神様は人間が神がいると信じるから存在できるのであって、人間が信じなくなったらその力を失う(存在できなくなる)的な話がでてきたが、それとよく似ている。そういうものなのかもしれないなと思う。
さて、障り猫が羽川にとりついたか否かは見てもらうことにして、阿良々木の考えや行動は私には理解できない。私なら羽川の状況を見て、同情して助けたいとしか感じられない。まして相手があんないい子なら当然だ。ある意味「羽川に取り込まれる」以外の行動パターンは考えられない。だから私なら最終話の言葉には絶対ならないであろう。
一度しか見てないから私が誤解・混乱・間違った解釈をしているのかもしれないが、このミステリアスな物語は私のような年寄りには理解し難いものなのかなと感じてしまう。
今回は余り良い画質で見られなかったのでもう一度じっくり鑑賞したいと思っている。そうしたらこの書き込みもかなり変わるのかもしれない(書かないだろうけどね)。
ところで物語シリーズって出てくる人が少ない。例えば阿良々木君が自転車を停めるときも広い駐車場に彼一人だし、教室で羽川と会っている時も二人っきり。出会ったと思ったら千石なり八九寺なりの準主役。ミスドは荒野の一軒家だし、これって夢の中の話か脳内のバーチャル風景なのかと見える。本を読んでいない私にはわからないが、今知ってしまうとおもしろくないので聞きたくはないのだ。
今ネットで調べたらブルーレイ/DVDには特別限定版があって、(白)と(黒)があるようで、TV版ではセカンドシーズンで(白)が見られる(全部かどうか知らないが)みたい。だったら買いたいなぁ。でも二枚で1万円は高い。ちょっと商売しすぎだって。
それにしても重要な出張の前で十分な休息をとっておかなければいけない時に、夜中まで見ている自分って本当に困ったものだと思う・・。