アイ・アム・ナンバー4
I Am Number Four
2011年 110分 アメリカ
無料体験をしていた時にBS放送で撮っていた映画(だと思う)。光テレビは無料体験が終わるとデータも見えなくなるけど、この無料体験は見えるみたい。期待してなかったけどちょっと嬉しい。子どもの話によると、一度無料体験すると変なメッセージが消えるから無料の日なら普通に録画できるらしい。私的には時々そうやって見られるならそれで十分。何も本契約しなくてもいいなって感じ。引退して時間が余ればWOWOWかスターチャンネルあたりを申し込めばいちいちレンタルショップに行かなくていいからいいかなっても思う。それぐらいの贅沢はしてもいいだろう。有料放送も、若者じゃなく金を持っている年寄りをターゲットに知ればいいのに。抜けてるね。
ロリアンと呼ばれる異星に侵入したモガドリアンによって惑星を追われた9人のエイリアンたちが地球に産まれた。番号が割り当てられた彼らは大人になると「レガシー」と呼ばれる超能力が覚醒する。彼らは世界中に散らばり、幼いときからそれぞれの守護者とともに正体を隠して生きてきた。ある夜、ナンバー1と2に続いて、ナンバー3の死を知ったナンバー4は身の危険を察知して、守護者ヘンリーとともに次なる土地を目指した。
オハイオ州の田舎町パラダイスの町外れに辿り着いた2人は、作家ヘンリー・スミスとその息子ジョンとして暮らし始める。だが外出を禁じるヘンリーに逆らい、ハイスクールへの通学を始めるジョン。彼が求めていたのは普通の若者らしい日常だった。しぶしぶ通学を許可するヘンリー。ジョンはハイスクールでサラと出会い、彼女に強く惹かれる。だがその頃ジョンの身体に異変が起きる。授業中、激痛とともに両手に光が現れたのだ。必死に隠したものの気を失ってしまうジョン。ついにレガシーの覚醒だった。
ヘンリーはジョン自身がコントロールできるようになるまでそのパワーの使用を禁じる。だがカーニバルの夜、サラの元恋人のマークたちによって彼女の身に危険が迫ったときパワーが再び溢れ出す。怒りに身を任せてしまったことを後悔するジョン。さらに友人でUFOオタクのサムにもそのパワーを目撃されてしまう。数年前に謎の失踪を遂げた宇宙研究家の父を持つサムは、失踪の原因とジョンの正体の関係を疑う。ジョンがパワーを使用したと知り、一刻も早く町を出るよう促すヘンリー。だが彼には、運命に立ち向かう決意が生まれていた。ついに謎の敵との壮絶な戦いの火ぶたが切って落とされるが、そこへナンバー6の女がやってきて……。※あらすじはネットより(改)
この映画ってレンタルショップ(か又はそこで配られている無料本)で話題になっていたやつじゃなかったかな。そんな先入観でずいぶん期待して見た。
で、結果だが、実に単純明快なSFドラマ。難しいところは何もなく、単純に筋を楽しめる。超能力的な力はともかく、宇宙に高等生物がいるとすればまぁ炭素生物だろうし、手先や精神的な発達も考えれば、不細工なおどろおどろしい格好の生物の方が不思議。人間とあまり変わらない直立二足歩行の生き物だろう。そう考えたらその敵の方が下等に見えるし、突っ込みどころも満載だ。と言うような見方ではなく、単純にどうなるかを楽しむ話で、最後まで見ても嫌な気分になるわけじゃない。いかにも「二作目を作りますよ」的な終わり方なのが気になる。そんなに大ヒットする映画とは思えない。予算不足で作られないってならないだろうか。
と言うことで、封切館で2000円出して見ようとは思わないが、イヤな映画じゃなくSF好きならいいんじゃないでしょうか。
それにしてもアメリカって戸籍とかいい加減なんじゃないかな。簡単に名前を偽って入学できるし、(他の映画でも)簡単に働ける。違法移民が多いせいでその辺は慣れているのかもしれないけど、日本でも同じ様にできるのだろうか。戸籍とか学校入学の手続きなんて結構やっかいな書類があると思う。難しいと感じられるんだけどなぁ。
中国人や朝鮮人の違法移民、密入国なんてたくさんありそうだけど、いろんな書類もちゃんと偽造して合法的入国のように装えるのかしらん。ちょっと気持ち悪いね。