ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

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今日の見もの(ミステリアス・アイランド)

2011年08月25日 10時35分29秒 | 見もの

ミステリアス・アイランド 巨大生物の島
Mysterious Island
85分 2005年 アメリカ

何かしないといけないと思い、だけど深く考えるがイヤだったのでどうでもいい映画を見ようと探した。この映画はパッケージからもいい加減なショボい内容だと想像が付く。だからこれがいいだろうと決めた。

南北戦争の頃、捕虜となった北軍大佐・サイラスは、奴隷のネブ、看護士のジェーンらと共に気球を奪って収容所を脱出する。しかし舵のない気球はどこへ行くかも知れず、ガスも洩れ出し、最後には海に落ちてしまう。全員そばの島に流れついたのだが、そこは巨大生物の島だった。6mのあるカマキリに襲われたり、2mのネズミを殺して食料にしたり…。

その島には2つの秘密があった。1つは財宝が隠されていて、それを狙って多くの人や海賊が何度も訪れてのだが巨大生物に殺されていたこと。そして今でもまたそれを探しに人が来ようとしていること。もう一つはネモ。ノーチラス号のネモ船長が屋敷を作りそこに住んでいること。彼は邸宅を高圧電線で取り囲み、自分の研究に没頭していた。大佐のみネモ船長に助けられ、その技師としての技量を買われ研究に参加することを求められたのだが、彼は拒否した。ネモの邸宅を離れた彼らは、巨大生物と戦いながら生きていくことになる・・。

何と前作は「つづく」で終わってしまい、同時に借りていた「ノーチラス号の最後」も見た。「上映時間 172分」で、今は2枚セットのお得盤が出ているとのこと。

内容だが、やはりショボさを感じる。特にSFXは昔の特撮もの程度だ。話の展開にしても映画と言うよりはTV用の映画もどきという感じ。実際映画として作られたのかどうかは不明だ。外骨格の生物が重力に反してあんなに大きくなれるはず無いが、トリウムのせいと一発で終わりになっている。仕方ないが、大きくなっているのは動物だけで、植物はそのままの大きさだし(実は大きいという絵でフォローはしてある)、後半では巨大生物の脅威が急に無くなったりと、ご都合主義的なストーリー展開ではある。まぁ巨額の費用をかけて作られた映画と一緒には出来ないよね。

ネモ船長の顔は見たことがあるので、出演者はそれなりに大物ではないのだろうか。俳優を知らない私にはよくわからない。

でもまぁ十分暇つぶしになるし、私はこういう神秘的な話が好きなので結構楽しい時間だった。やたらと「奴隷のくせに」的な言い回しが出るのは不愉快だが、南北戦争という時代設定だから仕方ないだろう。真剣に見るとB級作品だろうが、好きな人は時間をとっていいと思う。

ところでこの作品で一番印象に残っているのは出演者の女性がよく走ること。19世紀風のコルセットを着けて着るドレスのようなものを着ているのだが、そのままの格好で走る走る(笑)。男性に負けない全力疾走で、スピードも速く、母も娘も歳に関係なくとにかく速い。野を走り砂浜を走りジャングルを走る。その姿を見るだけでも見た甲斐があるというものですよ。

ランク:好きな人には退屈な時間でもないだろう。

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