ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

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今日の見もの(七夜の願い星 ジラーチ)

2011年08月01日 21時26分04秒 | 見もの

劇場版ポケットモンスター
アドバンスジェネレーション
七夜の願い星 ジラーチ
Pokémon : Jirachi Wish Maker
2003年 80分 日本

ポケモンの映画が見たかった。TVでやっていたのを録画して見かけたのだが、明らかに途中をカットしているなと感じたので打ち切った。80円でレンタルできるんだからと数枚借りてきたのだが、最初に見たのがこれだった。

千年に一度7日間だけ姿を現す「千年彗星」の夜、彗星がよく見えるポケモン遊園地を目指して来たサトシ達の着いた先は何もない平原だった。とまどうサトシ達だったが、突然現れたトラックの集団があっと言う間に巨大遊園地を作り上げる。その過程を見守っていた一行は、人気マジシャン・バトラーとその恋人ダイアンと親しくなる。グループの中でマサトだけがバトラーが持っている奇妙な“眠り繭(ねむりまゆ)”からの不思議な声を聞く。それは千年に一度だけ目を覚まし願いを叶えてくれるというポケモン『ジラーチ』の声だった。ジラーチが再び千年の眠りにつくまでの7日間の守り役となったマサト。互いに心を通わせ合い大の仲良しになる。だが別れの時は刻一刻と迫る。

ジラーチが眠りにつくため、サトシたち一行ははるかに遠いポケモンの楽園“ファウンス”へ送り届けなくてはならないのだ。ファウンスへの道のりは長く険しい。だが行く手をさえぎるのは過酷な自然だけではなかった。なんとバトラーがジラーチに秘められた力を借りて自らの野望を果たそうとしていたのだ!

バトラーの野望とは一体?そしてファウンスへ向かうサトシたちの運命は!?(あらすじはネットからの情報を参考に改)

『<アドバンスジェネレーション>へと突入した人気TVアニメの新シリーズ劇場版第1弾。ゲームボーイアドバンス版ポケモン“ルビー”“サファイア”に登場するポケモンたちがスクリーンに初登場!』だそうだ。

私はと言えば、カスミがいなくなってからはポケモンを全く見ていない。昔のポケモンはよくできていたが、今のポケモンはゴテゴテしていたり、ワニそのものでひねりがなかったり、可愛いことも魅力的なこともない。ポケモンよりバケモンに近い。自分自身もゲームもしなくなったし、子どもも大きくなったからTVで見ることもなくなった。そんな理由もあって、映画館に行くこともTVを見ることもなくなっていた。しかしポケモン映画には思い入れも大きかった。

劇場版ポケットモンスター「ミュウツーの逆襲」は名作だった。映画館でも見たけど、TV特別編があって、そちらではミュウツーの悲しみが非常によくわかり、それで「名作」と感じた。映画公開バージョンはそうでもなかったけどね。

「ルギア爆誕」も映画館で見てなかなかいいと感じたが、口の悪い人は「ルギア落胆」と言っていたから、完成度は前作ほどではなかったのかな。とはいえ、これら最初の頃の映画は(歌も)素晴らしいと感じていて、当然それ以後の映画にも期待をしていた。そんな思いでレンタルしてきたものだ。見た結果、『あぁ自分はポケモンを卒業したな』と感じた。

内容は悪くないんだと思う。映像はきれいではなかった。内容も、それなりにワクワクもしたけど、それ以上にわき上がってくるものはなかった。一番は、サトシが大人になっていてマサトのお兄さん役みたいで魅力が無くなっていたことかなと思った。

昔のサトシは子どもらしい純粋さと無鉄砲で、カスミやタケシをひやひやさせながらも、その子どもらしい正義感と純粋さ、ピカチュウをはじめとするポケモンたちへの愛で私を感動させてくれた。しかしこの映画ではなかった。あったのかも知れないけど、私には昔のようには感じられなかった。とても残念だ。映画云々ではなく、私のポケモンに対する気持ちが「卒業」を迎えたのだと思っている。

ランク:いい映画だと思う。ただ自分の心はもうここにはなかった。

一緒に数枚借りてきている。見なくてもいいのだが、食べものを残すのは「お百姓さんに悪い」と感じていた世代なので、同じように借りた物を見ずに返すなんて映画に失礼と感じてしまう。供養(?)のためにも見るとは思うが、昔のような情熱を持っていられるかは不明。もし見る途中に情熱がよみがえってきたら嬉しいなと、そんな気持ちがいま心にある。

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