ティンカー・ベルと妖精の家
2011年 77分 ディズニー
ティンカー・ベルシリーズは4作作られる予定で、アメリカでは劇場公開はされずDVDのみの発売となる。日本では1,2作目とも劇場公開されたが、この第3作目はDVD/BDのみでの公開となる。公開するほどの人気がないのだろうか? 根強いファンがいると思うけどなぁ。
夏を迎える準備のために人間の住むメインランドに妖精たちがやってきていた(もの作りの妖精はメインランドに来られないはずなのになぜだろう??)ティンクはいつもの好奇心で、「人間に近づいてはダメ」という忠告も無視して近づいていった。父親とコテージに滞在している少女リジーが作った“妖精の家”を見つけたティンカー・ベルは、ちょっと見て出るつもりが、ドアが開けられなくなって捕まってしまった。その家は妖精がいると信じている少女の作った家だった。妖精を見つけた少女は嬉しくなって父親に妖精の話をするのだが「事実だけを見つめなさい」と取り合ってくれない。少女はいつもさみしい思いをしていた。徐々に少女と心がつながってきたティンクは、そんな姿を見てもの作りの才能を発揮する。おとうさんと少女の絆を修復する手伝いをしたのだ。彼女は修理屋だから。
さて、囚われのティンクを助けに仲間の妖精たちが救出を試みる。外は激しい雨。羽根が濡れて飛べない彼らは、舟を造って家に乗り込もうとする。運良くたどり着いたものの、そこは猫がいるなど困難だらけ。ついにはティンクの身替わりに仲間が父に捕まってしまう。本物の妖精を見つけた父は大喜びしてロンドンの博物館の理事に見せるという。困った少女と妖精たちは妖精の粉を使って・・・。
真ん中が少女の作った「妖精の家」
この手の映画を見ているのは、一つはディズニーならまぁ見る価値のある映画になっているだろうという気持ちと、子ども向けは短いから空き時間に見やすいと言うこと+チビに見せたらいい作品を探すという目的がある。以前にも書いたように3DCGのゴム人形のような表情は好きではない。というか、CGはSFXに使う以外に使っていいと思えない。
で、この映画だが、チビが最近「おねーちゃん」と言ってアニメをねだる。最初はイカ娘を見せていた。イカねーちゃんといって2,3週間はいつも見ていた。そのあとクラゲねーちゃんと言い始め(海月姫が見たいの意)、今日も海月姫を見たがった。しかしそのデータは二階で、この暑さ、二階でTVを見る気にはならなかった。そこでこれを見せたのだが、何と2歳児が最後まで楽しんで見た。驚いた。
正確に言えば、昨日20分ほど見て、もう遅くなったからと途中止めにして帰宅させ(その時も大泣きして嫌がった)、残りを今日全部見た。前作を見せた時には、「きれい」とは言うけど途中で飽きてしまっていたのに、これは面白かったらしい。
考えたのだが、チビが好きなのは
- チャラが丸っこくて可愛らしい
- おねーちゃんが出てくる
- みんなが仲良しで助け合うことはあってもケンカしない
- スピード感がある(これは??だが)
こんな感じ。
特に3番目が重要で、今までのティンクはよくケンカしたり意地悪されたりしていたが、これは助け合う。そこが特に良かったのかなと思う。それに人間の子ども(チビから見たらおねーちゃん)が出てきたのも良かったようだ。色も綺麗だし、フワフワ飛ぶのは夢がある。
とまぁこう言うこともあり、この作品は特に小さなお子さんには”大”お薦めしよう。女の子の好きな夢物語ってとこですね。
ランク:本当に小さな子でも楽しんで見てくれそう。
幼児のいる方もどうぞ。お薦めです。