half moon bay

酒と釣りの友 天国の mさんヘ

母とおばあちゃん

2020-12-15 16:02:42 | 日記
母がおばあちゃんの話をする時いつも必ずウナギの調理の話になる。

僕がまだ小さい頃はまだ生きたウナギの物売りが行商していた。

「 うなぎ~ 捕りたてのうなぎはいらんかねっ 」

この声が通りでするとお袋が鍋を携えて通りに走って出る。

おばあちゃんは台所の流しのところで既に出刃包丁を持って待ち構えている。

「 早よ~ 裏に行ってイチジクの葉っぱを摘んできんさい。 」

おばあちゃんはうなぎの頭をつかんでまな板に目貫で打ち付ける。

「 しっかりイチジクの葉の裏で尻尾を押さえんさい。 」

ぬるぬるしているのでなかなか押さえられない。

「 もっと しっかりと押さえんかい。   」

そうこうするうちにおばあちゃんは見事に蒲焼用にさばいてしまうのだ。

母は嫁に来て何が嫌だったかと云えばうなぎの尻尾を押さえる作業だったようだ。

何か動くものは怖かったようで釣りが趣味の僕が獲物をさばく時はいつも手伝ってくれたが

どんな小さい魚でも動いている奴は僕のほうに回して来た。

白魚や車エビの踊り食いなどもってのほかで一度四国の金比羅さんに参詣した折の宿でアワビの踊り焼きを

僕が注文したが決して手を出さなかった。その時の様子がこれだ。

金比羅温泉 つるや旅館 鮑の踊り焼き


ご訪問いただきありがとうございます。ブログランキングに参加中です。もしよろしければお帰りの際にパコンと投票ボタンをクリックしてご投票をお願いいたします。

人気ブログランキングへ ブログランキング<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
<!--
<rdf:RDF xmlns:rdf= -->
コメント    この記事についてブログを書く
« 愛犬タイニー その二 | トップ | 母と猫 その二 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。