half moon bay

酒と釣りの友 天国の mさんヘ

the max strategy

2009-11-10 06:37:37 | 推薦図書
最近読んだ本の題です。邦題は「仕事は楽しいかね?」

著者 デイル・ドーテン Dale Dauten
訳者 野津智子
発行所 きこ書房
ページ数 181頁

季節はずれの吹雪のせいで空港が閉鎖されたためシカゴのオヘア空港のロビーで一晩を過ごすはめになった35歳のサラリーマンがひょんなことから一人の老人から話しかけられます。最初はヤナ老人だと思っていた彼でしたが次第に老人の話しに引き込まれて行きます。翌日、機内の人となったサラリーマンはもう昨日までの彼とは別人に変わっていました。

小さな本で大きな活字のため数時間で読めますので一読をおすすめします。
忙しくて本など読んでいられない方は下の抜粋だけでも目を通してください。
2、3分あれば充分です。ご丁寧にもこの本ではときどき特大活字で老人の言葉が表記してあり、下の文章はそれをそのまま写したものです。

最初に老人は彼にこー話しかけて物語はスタートします。


仕事は楽しいかね?

人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。一つのくだらないことが<何度も>繰り返されていくのだよ。

試してみることに失敗はない

明日は今日と違う自分になる、だよ。

今日の目標は明日のマンネリ。

これは僕の大好きな言葉の一つなんだ。「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」というのがね。

きみは、最初に陸にあがった魚は長期にわたる目標を持っていたと思うかね?

問題は、才能のあるなしでもなければ、勤勉かどうかってことでもない。コイン投げの達人じゃないってことなんだ。

必要は発明の母かもしれない。だけど、偶然は発明の父なんだ。

目標に関するきみの問題は、世の中は、きみの目標が達成されるまで、じーっと待っていたりしないということだよ。

何を試してきたのかね。

成功するというのはね、右に倣えをしないっていうことなんだ。

きみたちの事業は、試してみた結果失敗に終わったんじゃない。試すこと自体が欠落してたんだ。

彼らはね、他人を凌駕する人材になろうとしているけど、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしているんだ。

成功の宝くじでは、勝つチャンスは何百と手に入るし、そのほとんどは大損するようなものじゃないってことを。(ぜひ知っておいてほしい)

”適切の時”とか、”完璧な機会”なんてものはないということを。

これは<この場で><ただちに>始めるということだ。

人は、変化は大嫌いだが、試してみることは大好きなんだ。

あの実験で学ぶべきことはね、「あらゆるものを変えて、さらにもう一度変える」ことなんだよ。

それはね、「あるべき状態より、良くあること」なんだ。

問題は、平均より上の人があまり多くて、みんな普通になってしまっているってこと。-平均以上は平均ってことだね。

もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね?

僕たちはね、失敗するのを怖がりすぎて、それが宇宙からの贈り物だってことに気づこうとしないんだ。

だれだって、後からだったら、何だって言える。革新というのは簡単そうに見えるものなんだ、後から見ればね。

肝に銘じておいてくれ。売れ残ったテント用の帆布を使って何をすべきか考え続けてこそ、リーバイスのジーンズを思いつくことが出来るんだってことを。

覚えておいてくれ。「試すことは簡単だが、変えるのは難しい」ということを。

解決策というのは、後から振り返ってみれば、簡単に見つけられそうに思えるものだってことを。

新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。

多くの人はアイデアは持っていないでも、考えは持っているんだよ。

きみが”試すこと”に喜びを見出してくれるといいな。


以上です。われわれのよく知っているコカ・コーラやリーバイス・ジーンズなどの革新的な商品がどのようにして生まれてきたのか?何が彼らをしてそうさせたのか?人生においてハットするような意外なヒントが盛り沢山です。

仕事は楽しいかね?

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