piebald's blog

ポニーと馬と私が作るブログです。

トリオ。

2013-07-25 20:04:22 | インポート
アポちゃんは、相変わらず、昼ごろは、放牧場の奥にみんなを集めています。





かなり厳しく、きっちり集めています。

そんな中で見つけました。



新たな3人組。

ランコ、テツコ、アポちゃん。



三人組  「ファイト!

       オー!」

そうそう、みんな頑張れ!

にんじん。

2013-07-24 20:10:38 | インポート
馬とにんじん。
不思議なくらい、馬はにんじんが好きです。私の体験では、にんじんを食べなかった馬は、1頭だけです。

まきばのポニー達は、だいたい生後3週間目くらいで、初にんじんです。



これは、7月6日の写真。ココは、口にせず、パイの口に入りました。

ココが初めてにんじんを食べたのは、7月12日、パイの命日です。
ウランとヤギの乳を少し飲んだだけなので、他にも口に入れさせようと、にんじんを薄く切って、ココの口に押し込みました。自分からは食べようとしなかったココですが、無理やり口に入れられたのに、出そうともせず、モグモグ噛み始めました。頭を押さえて口に入れても、食べました。全部で5切れ。ちょっと辛い初にんじんでしたが、頭と体の別々の反応を見た気がしました。

1日おいて、またにんじんをあげると、今度は、自分から食べました。
この日は、たまたま、フランがドルと喧嘩をしながら、放牧場に行ってしまったので、ココは、ひとり残ってしまいました。しきりにいななきましたが、フランは答えません。
あまりに泣くので、搾乳所の中から、追い立ててみました。
両手を広げて、搾乳所に戻ろうとするココの邪魔をして、放牧場に追いました。しぶしぶ追われるココでしたが、中央広場にフランを見つけると、駆け寄って行きました。

自分に必要なものを手にするために、迷いつつ、決意しているように見えました。

興味があったにんじんでも、母を亡くした日には、進んで食べられなかったけど、口に入った分は、体が反応して食べた。
フランのそばに行きたいけど、ひとりで搾乳所の外に出て、その先まで進むことは、とっても怖いけど、追われれば進める。だから、逃げ道はいくらでもあったのに。追われるのに従った・・・。

初めてバケツから粉ミルクを飲んだ時も、その前に、にんじんにミルクを付けて味見をさせました。
はじめ、何もついていないにんじんをあげ、その次は、にんじんの後ろ半分にミルクを付け口の中に入ってからミルクを感じるようにしました。「ん?」という顔をしましたが、そのまま食べちゃいました。次は、ミルクに浸したにんじんをあげると、それも食べました。

それから、しばらくして、ココがフランのお腹をつついたり、舐めたりを繰り返したので、バケツにミルクを入れ、ココの口元に持っていったら飲みました。
にんじんのおかげだったと思います。

ココは、いろいろ考えているようです。
にんじんを食べている時、フランが来ると、盗られと思って、急いで私の手からにんじんを取るんです。フランがいないときは、少しでも厚く切ってあると口に入れないのに。



ココにこれくらいの草をあげるということは、フランには、もっとあげなくてはなりません。


バケツ。

2013-07-23 19:50:08 | インポート


これは、パイと一緒の写真です。
ココは、バケツをオモチャにしてました。
パイが、顔を入れて、夢中で食べるのを見ていたので、興味を持ったのでしょう。



これは、オカラを食べているところです。
こうして別々にあげないと、フランに取られてしまいます。

でも、



お互いに、相手のバケツが気になるようで、取り替えっこしてしまいます。

初め、粉ミルクも牛乳も飲まなかったココですが、フランのお腹を懸命につついている時、200cc位のミルクをバケツに入れて鼻先に持っていったら、ゴクゴクとふたくち飲みました。すごくうれしかったです。ふたくちでもいいと、その時は思ったのですが、後で考えると、たぶん、そのふたくちの量が、一度に飲む量だったのかと思えました。

その証拠に、




残りのミルクをそのままにして置いたら、時折、こうして自分で飲んでいました。
1時間ほどで、バケツは空になりました。
これなら、暑い日でも、ミルクが痛むことはないでしょう。
Hさんにも報告。喜ばれました。



これは、クローバー(カビてないもの)と笹の一番上に出たばかりの葉です。
ココの夜食に置いてきました。ココしか入れない所があるので、そこに置いておくと、次に行った時、ちゃんと空になっていました。

みんな。

2013-07-22 21:06:23 | インポート
パイが、ココを産んでから、みんなは一度も搾乳所の中に入った様子はありません。
それまでは、アポがみんなを閉じ込めたり、水を飲みに来ては、ここで一休みしたり・・・。
パイに育児の場として譲ったようなのです。
パイがいなくなった後も、それは同じです。

でも、ココとフランは、馬小屋に入ります。
みんなに顔を合わせたり、



お塩をなめたり・・・。
この時、みんなは放牧場の一番奥にいました。
留守を狙ったのかもしれませんが、そんな時間を作ったのかも・・・。

以前、ウランが後ろ肢を脱臼して、放牧場で寝たきりになった時、みんなは、自分たちの夕飼を食べ終わると、ウランの所に集まり、そこに横になりました。夜の間、ウランをひとりきりにしなかったのです。

ココのそばにいかないのも、ウランのそばに行ったのも、どちらも相手の為にではないでしょうか。

塩を舐め終ると、



父子は、



みんなのいる放牧場に行きました。
この距離なら、アポちゃんなら数秒で駆けてこられます。

でも、見てるだけです。








パイと午後のお散歩をしたように、ふたりで、この辺りをうろうろして、









父子は、搾乳所に帰って行きました。

フラン。

2013-07-21 20:56:13 | インポート
母を亡くした子馬を、人が育ててしまうと、大きくなってから、扱いにくい馬になってしまうそうです。
ですから、初めは哺乳瓶で授乳しても、なるべく早い時期に、バケツやボールでミルクを飲ませるのが好ましいそうです。
(hig先生のブログに詳しくあります。)

幸いココは、バケツには慣れていました。
ただ、Hさんがあげた粉ミルクも、私があげた低脂肪(蜂蜜入り)の牛乳も、初めは興味を示しませんでした。

でも、お乳は飲みたいのです。



フランのお腹をつついて、お乳を飲もうとしてます。
蹴られるかと思いましたが、フランは、ココの好きなようにさせてました。

母を亡くした子を哀れに思っているのでしょうか?




オカラも一緒に食べてました。




ただ、これだけの量があるからで、バケツに入れて、ココに食べさせようとすると、フランは横取りしてしまいます。
ニンジンも、草も、上手にあげないとフランが食べてしまいます。


かと思うと、



ここまで、みんなの所にココを連れて行きました。

以前より、かなりみんなに近づいています。
ココの為なのかはわかりませんが、



ココは、フランが父、あるいは、自分の家族だと思っているように見えます。
フランの存在は、今、とってもありがたいです。