残っていた雄と、望まれて雌も買われて、まきばは、4頭のポニーだけになりました。
ウラン達には淋しい生活、ココにとっては賑やかな生活が始まりました。
ウラン、ランコ、スーちゃん、ココ。
どの位の葛藤があったのかはわかりませんが、4頭の優先順位はこうでした。スーちゃんは体が一番大きいのですが、年長のウランが幅を利かせるので、その子のランコの方が、スーちゃんより、優位に見えます。
仲良しなのですが、岩塩を舐めたり、美味しい物を食べる順番は、決まっていました。
ココは、
数か月早く生まれたランコと一緒にいることが、自然と多くなりました。
一緒に遠出したり、走ったり。
スーちゃんとも仲良しになりました。
丁度このころ、ウランが、
とても酷い怪我をして、馬小屋にいることが多くなり、3頭で、放牧場を、全く自由に闊歩。ココは、やっと、子馬らしい生活を味わっているようでした。
でも、時々、
たったひとりで、立ったまま寝ている姿を見ると、やはり淋しさを感じました。