◆ JRFS:安倍首相に自衛隊出動命令要請・鬼怒川決壊
”台風18号/温帯低気圧・17号” 豪雨被災者の皆様に、心からお見舞い申し上げます。
昨夜から降り続いた激しい雨によって、河川の氾濫や浸水と崖崩れ等、おびただしい被害による危機的状態の上、12時50分ごろ茨城県常総市で鬼怒川の堤防が決壊しました。
大規模・甚大な浸水被害の状況と行方不明者や取り残された人などから救助要請が相次いでいるとの報道をふまえ、言論・表現の自由を守る会は、本日午後2時、首相官邸に電話をかけ、安倍晋三総理大臣に対し『政府の責任において、まだ日のある内に、自衛隊出動命令を出し、鬼怒川堤防決壊による被害者救助に全力を尽くすよう』要請しました。
さらに、国土交通省災害対応防災課、茨城県庁災害対策担当、宇都宮市危機管理課、NHKに対し、被災者の人命救助に自衛隊を出動することの重要性と当会の取り組みとともに、国連における「防災の主流化」「人間の安全保障」と法的根拠について情報提供を行いました。
常総市の電話はずっとお話し中で通じなかったため茨城県庁に電話をかけ情報を提供し、茨城県として『政府の責任において自衛隊を出動させ、災害救助に全力を挙げるよう』求めることを提案しました。
午後9時過ぎ、常総市の避難した被災者約1000人が孤立しており、食糧や毛布が支給されていない問題等把握したため、TBSに電話し、夜間の危険が伴う救援・支援物資補給活動を自衛隊に対して提案し、報道していただくようお願いしました。
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気象庁は栃木県と茨城県に大雨の特別警報を発表して、最大級の警戒を呼びかけるとともに、福島県など東北や関東のほかの地域でも大雨となっているため、厳重な警戒を呼びかけています。
特に記録的な大雨となっている地域では、今後の雨でさらに川が増水して氾濫の危険性が高まったり、土砂災害の危険性がさらに高まったりするおそれがあり、
川の氾濫や土砂災害、浸水に最大級の警戒をするとともに、福島県など東北や関東のほかの地域でも厳重な警戒を呼びかけています。
台風18号から変わった低気圧と日本の東を北上する台風17号の影響で、関東から東北南部にかけて湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になっており、午後6時までの1時間には、福島県川内村で43.5ミリの激しい雨が降ったほか、福島県が田村市に設置した雨量計で54ミリの非常に激しい雨を観測しました。
関東から東北南部にはきのうから南から帯状にのびる発達した雨雲がかかり続け、栃木県では降り始めからの雨量が多いところで600ミリを超えて平年の9月1か月の雨量の2倍以上となっているほか茨城県でも300ミリ近い記録的な大雨となっていて、各地で河川の氾濫や浸水などの被害が出ています。
これまでに降った雨で、栃木、茨城、長野千葉、山形、福島それに宮城の各県では土砂災害の危険性が非常に高くなり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
茨城県では川が増水して氾濫の危険性が非常に高くなっているところがあるほか、栃木県と福島県でも川の水位が上がっているところがあります。
低気圧や台風の影響で湿った空気が流れ込み続けるためこのあとも関東から北日本の広い範囲で雷を伴って激しい雨が降り、東北ではあすの朝にかけて、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあり、あすの夕方までに降る雨の量は、いずれも多いところで東北で200ミリ、北海道で150ミリ、関東で100ミリと予想されています。
◇朝日新聞デジタル 9月10日(木)20時1分配信
● 電柱につかまり救出の男性「俺ももうダメかと」 鬼怒川
堤防上に立って鬼怒川の水位を見ていたら、足元のアスファルトが目の前でみるみる割れ始めた。
救出の瞬間を連続写真で
「やばい!」。茨城県常総市三坂町のタクシー運転手坂井正雄さん(64)は川に背を向けて駆け下り、100メートルほど先の自宅へ急いだ。
自宅の隣にある畑の様子を確認し始めた時、流れてきた水にのまれた。近くの電柱に必死につかまるが、水位は増し、すぐに腰あたりまで達した。
気づくと、妻(60)がいるはずの木造2階建ての自宅は流され、隣の家にぶつかっていた。周囲の家も、次々に流されていく。
数メートル先の車の屋根の上には、長男(25)が避難していた。「大丈夫かーっ。こっちに来い」。長男は「大丈夫」と返してきたが、上流から来た流木のようなものが車にぶつかった瞬間、あっという間に車ごと流された。助けようにも、水の流れが強く、一歩も動けない。「俺ももうダメか」と思いながら、流された時につかまるための流木を足元に挟んでおいた。
流れてくるゴミや木を払いのけていると手のひらが切れ、血がにじんだ。すねには流木が何度もぶつかり、無数の切り傷ができたが、痛みを感じない。上空をヘリが舞うようになると、何度も何度も手を振った。午後3時過ぎに、ようやく自衛隊のヘリに救出された。
避難場所の市内の体育館では、自宅ごと流されたはずの妻が先に救助されていた。長男も救助されてつくば市内の病院にいることを、駆けつけた兄から伝えられた。2人の無事を知った坂井さんは「良かった」と目をうるませた。(遠藤雄司)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150910-00000054-asahi-soci
『今 言論・表現の自由があぶない!』(2015/9/10)
http://blogs.yahoo.co.jp/jrfs20040729/27456258.html
”台風18号/温帯低気圧・17号” 豪雨被災者の皆様に、心からお見舞い申し上げます。
昨夜から降り続いた激しい雨によって、河川の氾濫や浸水と崖崩れ等、おびただしい被害による危機的状態の上、12時50分ごろ茨城県常総市で鬼怒川の堤防が決壊しました。
大規模・甚大な浸水被害の状況と行方不明者や取り残された人などから救助要請が相次いでいるとの報道をふまえ、言論・表現の自由を守る会は、本日午後2時、首相官邸に電話をかけ、安倍晋三総理大臣に対し『政府の責任において、まだ日のある内に、自衛隊出動命令を出し、鬼怒川堤防決壊による被害者救助に全力を尽くすよう』要請しました。
さらに、国土交通省災害対応防災課、茨城県庁災害対策担当、宇都宮市危機管理課、NHKに対し、被災者の人命救助に自衛隊を出動することの重要性と当会の取り組みとともに、国連における「防災の主流化」「人間の安全保障」と法的根拠について情報提供を行いました。
常総市の電話はずっとお話し中で通じなかったため茨城県庁に電話をかけ情報を提供し、茨城県として『政府の責任において自衛隊を出動させ、災害救助に全力を挙げるよう』求めることを提案しました。
午後9時過ぎ、常総市の避難した被災者約1000人が孤立しており、食糧や毛布が支給されていない問題等把握したため、TBSに電話し、夜間の危険が伴う救援・支援物資補給活動を自衛隊に対して提案し、報道していただくようお願いしました。
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気象庁は栃木県と茨城県に大雨の特別警報を発表して、最大級の警戒を呼びかけるとともに、福島県など東北や関東のほかの地域でも大雨となっているため、厳重な警戒を呼びかけています。
特に記録的な大雨となっている地域では、今後の雨でさらに川が増水して氾濫の危険性が高まったり、土砂災害の危険性がさらに高まったりするおそれがあり、
川の氾濫や土砂災害、浸水に最大級の警戒をするとともに、福島県など東北や関東のほかの地域でも厳重な警戒を呼びかけています。
台風18号から変わった低気圧と日本の東を北上する台風17号の影響で、関東から東北南部にかけて湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になっており、午後6時までの1時間には、福島県川内村で43.5ミリの激しい雨が降ったほか、福島県が田村市に設置した雨量計で54ミリの非常に激しい雨を観測しました。
関東から東北南部にはきのうから南から帯状にのびる発達した雨雲がかかり続け、栃木県では降り始めからの雨量が多いところで600ミリを超えて平年の9月1か月の雨量の2倍以上となっているほか茨城県でも300ミリ近い記録的な大雨となっていて、各地で河川の氾濫や浸水などの被害が出ています。
これまでに降った雨で、栃木、茨城、長野千葉、山形、福島それに宮城の各県では土砂災害の危険性が非常に高くなり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
茨城県では川が増水して氾濫の危険性が非常に高くなっているところがあるほか、栃木県と福島県でも川の水位が上がっているところがあります。
低気圧や台風の影響で湿った空気が流れ込み続けるためこのあとも関東から北日本の広い範囲で雷を伴って激しい雨が降り、東北ではあすの朝にかけて、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあり、あすの夕方までに降る雨の量は、いずれも多いところで東北で200ミリ、北海道で150ミリ、関東で100ミリと予想されています。
◇朝日新聞デジタル 9月10日(木)20時1分配信
● 電柱につかまり救出の男性「俺ももうダメかと」 鬼怒川
堤防上に立って鬼怒川の水位を見ていたら、足元のアスファルトが目の前でみるみる割れ始めた。
救出の瞬間を連続写真で
「やばい!」。茨城県常総市三坂町のタクシー運転手坂井正雄さん(64)は川に背を向けて駆け下り、100メートルほど先の自宅へ急いだ。
自宅の隣にある畑の様子を確認し始めた時、流れてきた水にのまれた。近くの電柱に必死につかまるが、水位は増し、すぐに腰あたりまで達した。
気づくと、妻(60)がいるはずの木造2階建ての自宅は流され、隣の家にぶつかっていた。周囲の家も、次々に流されていく。
数メートル先の車の屋根の上には、長男(25)が避難していた。「大丈夫かーっ。こっちに来い」。長男は「大丈夫」と返してきたが、上流から来た流木のようなものが車にぶつかった瞬間、あっという間に車ごと流された。助けようにも、水の流れが強く、一歩も動けない。「俺ももうダメか」と思いながら、流された時につかまるための流木を足元に挟んでおいた。
流れてくるゴミや木を払いのけていると手のひらが切れ、血がにじんだ。すねには流木が何度もぶつかり、無数の切り傷ができたが、痛みを感じない。上空をヘリが舞うようになると、何度も何度も手を振った。午後3時過ぎに、ようやく自衛隊のヘリに救出された。
避難場所の市内の体育館では、自宅ごと流されたはずの妻が先に救助されていた。長男も救助されてつくば市内の病院にいることを、駆けつけた兄から伝えられた。2人の無事を知った坂井さんは「良かった」と目をうるませた。(遠藤雄司)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150910-00000054-asahi-soci
『今 言論・表現の自由があぶない!』(2015/9/10)
http://blogs.yahoo.co.jp/jrfs20040729/27456258.html
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