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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

ギグワーカーは経営者ではない。労働によって生活する労働者だ。

2022年04月06日 | ノンジャンル
 ◆ 労働者の団結権 (東京新聞【本音のコラム】)
鎌田 慧(かまたさとし・ルポライター)

 街角をすいすい、箱形の鞄(かばん)を背負った男の自転車がいく。昔の飛脚のような姿が目立つようになった。
 個人請負の配達員。現代的には、ギグワーカーというようだ。コロナ禍で目立つようになった。
 ギグは英語のスラングで、一回きりの演奏を意味する、とか。

 一時代前は派遣労働者が全盛期だった。工場へ本人が身体を運んだ。
 いまは荷物を運ぶ。
 前は一日が単位だったが、いまはもっと細切れで、一時間単位もあるから切ない。
 「米アマゾンで労組結成へ人手不足強まる要求」「朝日新聞」四月三日の記事だが、これからの波及効果が期待される。
 日本から米国に進出した自動車メーカーでは、ほとんど労組結成がなされなかった。
 それを考えればウォルマートにつぐアマゾン・ニューヨークの物流拠点で、創業から二十八年目で労組結成が可決された、とは朗報だ。
 スターバックスでも昨年末、ニューヨーク州の店舗で労組結成が決定された、という。
 個人委託形式の請負業務は身分不安定だ。簡単に契約解除される。労働者としての身分保障がない。
 ギグワーカーは経営者ではない。労働によって生活する労働者だ。
 労働者として経営者と対等で、団結権がある。
 
 ウーバーイーツでも労組が結成されている。労組の結成は労働法により保障されている労働者の権利だ。クビにするのは違法だ。(ルポライター)
『東京新聞』(2022年4月5日【本音のコラム】)

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