・・・これは高校生に向けて配布しているチラシの文面です。皆さまにもお読み頂きたく、転載します。
《河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会 都庁前通信》
● オリンピックってなんだ!(第3弾)
オリンピックは誰のためにやるの?
~「学習読本」は、長野五輪の問題点をなぜ書かない?
「スポーツ庁の鈴木大地長官は13日、多額の維持費と老朽化が問題となっている1998年長野冬季五輪のそり競技会場「スパイラル」について、長野市の加藤久雄市長から存続に向けた国の支援を求められ、現状以上の財政支援は困難との考えを示唆した。」(2017年1月13日19時56分共同通信による)という。
長野オリンピックから19年が経過した今も、維持費や施設の老朽化が問題になっていることは皆さんが学ぶ「オリンピック・パラリンピック学習読本」には書いてありません。
「学習読本」に長野大会はどのように紹介されているでしょう。
53ページ、85ページで「オリンピックの環境対策」「自然環境保護にも力を入れた」と題して次のように書いています。
当時、長野市民の中にはオリンピック開催に反対する人たちがいました。この人たちが配った「オリンピックいらない!宣言」の一部を紹介します。このような声から、みなさんは何を考えるでしょうか?
『オリンピックいらない!宣言』 1998年2月7日
私たちは、「カネで買ったオリンピックで自然を破壊し、子どもたちや市民を動員し、市民生活を制限し、ばく大な借金を次世代に残してまで強行される」長野冬季オリンピックの開催に強く抗議します。
(1) 自然環境を破壊するオリンピックはもういらない!
「自然と共存するオリンピック」なんて全くの大ウソである。冬季オリンピックはたった2週間のオリンピックのために長野県の生態系をズタズタにし、取り返しのつかない自然破壊を起こした。IOCはテレビ・メディアに、オリンピックをより高い商品として売るために、開催地に自然破壊を強要する。
(2) 住民に財政負担を押し付けるオリンピックはもういらない!
金で買った長野オリンピックを開催するために、1兆5000億円以上の税金が使われた。しかし、その支出は大会開催の今になっても、ハッキリと住民に公開されていない。
長野県の借金は現在1兆4439億円、
長野市の借金は1933億円、
白馬村の借金は116億3000万円である。
県の借金を合わせると、長野市民は一世帯あたり355万円、白馬村民は一世帯あたり563万円と、子どもの世代までオリンピックの借金を返済しなければならない。(以下略)
1964年の東京五輪は翌年オリンピック不況にみまわれましたが、その後も10年近く10%程度の高度経済成長が続きました。その時代とゼロから2%台の成長率が20年も続く今の違いを冷静に見つめるべきです。
2020年東京大会開催費用についても、長野と同じような問題が後の世代にかかってきます。
私たちは、オリンピックの華やかな部分にだけ目を奪われるのでなく、過去のオリンピック開催の問題点を広く把握し、考えることが必要なのではないでしょうか。
『根津さん河原井さんらの「君が代」解雇をさせない会』(2017年2月9日)
http://kaikosasenaikai.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/index.html#entry-86835464
《河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会 都庁前通信》
● オリンピックってなんだ!(第3弾)
オリンピックは誰のためにやるの?
~「学習読本」は、長野五輪の問題点をなぜ書かない?
「スポーツ庁の鈴木大地長官は13日、多額の維持費と老朽化が問題となっている1998年長野冬季五輪のそり競技会場「スパイラル」について、長野市の加藤久雄市長から存続に向けた国の支援を求められ、現状以上の財政支援は困難との考えを示唆した。」(2017年1月13日19時56分共同通信による)という。
長野オリンピックから19年が経過した今も、維持費や施設の老朽化が問題になっていることは皆さんが学ぶ「オリンピック・パラリンピック学習読本」には書いてありません。
「学習読本」に長野大会はどのように紹介されているでしょう。
53ページ、85ページで「オリンピックの環境対策」「自然環境保護にも力を入れた」と題して次のように書いています。
と書き、長野オリンピックが残した問題点には一言も触れていません。
「1998年の第18回長野冬季大会では、『美しく豊かな自然との共存』が理念として掲げられました。競技施設は可能な限り既存の施設を活用するようにし、新たに建設する場合でも森林の伐採をできるだけ少なくしました。さらに大会後には森林の復元にも配慮しました。スキー競技のコース設定では、スキー場内にある国立公園に影響を与えないように努めました。また、開催式では、地面に落ちて水分に触れると分解される素材を使った鳩風船を飛ばし、・・・」
当時、長野市民の中にはオリンピック開催に反対する人たちがいました。この人たちが配った「オリンピックいらない!宣言」の一部を紹介します。このような声から、みなさんは何を考えるでしょうか?
『オリンピックいらない!宣言』 1998年2月7日
私たちは、「カネで買ったオリンピックで自然を破壊し、子どもたちや市民を動員し、市民生活を制限し、ばく大な借金を次世代に残してまで強行される」長野冬季オリンピックの開催に強く抗議します。
(1) 自然環境を破壊するオリンピックはもういらない!
「自然と共存するオリンピック」なんて全くの大ウソである。冬季オリンピックはたった2週間のオリンピックのために長野県の生態系をズタズタにし、取り返しのつかない自然破壊を起こした。IOCはテレビ・メディアに、オリンピックをより高い商品として売るために、開催地に自然破壊を強要する。
(2) 住民に財政負担を押し付けるオリンピックはもういらない!
金で買った長野オリンピックを開催するために、1兆5000億円以上の税金が使われた。しかし、その支出は大会開催の今になっても、ハッキリと住民に公開されていない。
長野県の借金は現在1兆4439億円、
長野市の借金は1933億円、
白馬村の借金は116億3000万円である。
県の借金を合わせると、長野市民は一世帯あたり355万円、白馬村民は一世帯あたり563万円と、子どもの世代までオリンピックの借金を返済しなければならない。(以下略)
1964年の東京五輪は翌年オリンピック不況にみまわれましたが、その後も10年近く10%程度の高度経済成長が続きました。その時代とゼロから2%台の成長率が20年も続く今の違いを冷静に見つめるべきです。
2020年東京大会開催費用についても、長野と同じような問題が後の世代にかかってきます。
私たちは、オリンピックの華やかな部分にだけ目を奪われるのでなく、過去のオリンピック開催の問題点を広く把握し、考えることが必要なのではないでしょうか。
『根津さん河原井さんらの「君が代」解雇をさせない会』(2017年2月9日)
http://kaikosasenaikai.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/index.html#entry-86835464
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