ひょうたん島研究会・TT(高木@千葉高退教)です。
すべての友人の皆さんへ。
以下の雑文を書いたので、紹介します。
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★ 「部活動の地域移行」雑感
T.T.0695(ひょうたん島研究会)
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昨日4/20(日)、朝日「オピニオン面」の「フォーラム欄」に、「部活動の地域移行」というかなり大きな記事が載っていた。
この問題、いろんな視点で語ることができるのでキリがないが、ここでは、「誰が?」「いくらで?」働くのか?に視点を絞って書くことにする。
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│ 昨年度、スポーツ庁が全国の自治体を対象に実施した調査によると、指導│
│者の確保に関する課題として、トップが「域内の指導者の情報把握」(78.4│
│%)で、「指導者への十分な待遇が用意できない」(68.2%)、「有資格者の│
│指導者が少ない」(59.3%)と続いた。 │
│ こうした課題を解決しようと、企業も動き始めている。(略) │
│ 日本郵政は全国に約2万4千の郵便局を持ち、グループ社員は約36万人 │
│に上る。広報担当者は「スポーツを得意とする社員が多いので、地域に貢献│
│したい」と話す。 │
│ 沖縄県宜野座村では、伊芸美矢子さん(48)がこの制度で中学生にバドミン│
│トンを教えている。(略) │
│ 昨年12月から約1カ月の実証事業では、午後5時半までの郵便局の窓口 │
│業務を終えた後、午後7時から1時間半、初心者4人を含む9人を指導し、試│
│合もした。「これにきっかけに、競技を好きになる人が増えるといいなと思う」│
│(略) │
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この方をはじめ今回の記事に登場する人たちの「善意」を疑う気持ちは、ぼくにはない。
「生徒や子どもたちのため」という強い思いを持って活動してくれているのだと思うーーが、コトは「制度」に関する話である。
「善意があるからOK」ではいけないと、少なくともぼくは思う。
これだと、今まで「教職員の善意に頼っていた仕事」が、「他の労働者の善意に頼る仕事(?)」に変わっただけだと思う。
「教職員に頼ってる間」は、「超安上がり」で済んだ。それを「郵政労働者や他の労働者」に振り替えても、たぶん何も変わらないと思う。
もっと本質的なことに手を付けないと、しょうがないとぼくは思う。
(25/04/21早朝)
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