朝一番でうれしいニュースを目にしました。
「コロナ禍が始まって以来 アマゾナス州で初めて24時間コロナによる死亡が確認されませんでした!」
最近まで コロナに関するニュースは...
毎日毎日が 何百人いえ 何千人という新規感染者と入院患者の数、そして毎日のように増えていく亡くなった人の数、そんなお知らせばかりでした。
それが、ようやくようやく コロナで亡くなった人がゼロになった!!
今年の一月、急激に増加した感染者数。
コロナ患者のための酸素が足りなくなり、患者の家族は自分たちで酸素を確保するために走り回りました。
特設の病院の病床数も足りなくなり、重症患者は少しでも余裕のある他の州に受け入れてもらいました。
埋葬をするための墓地も足りなくなり、コロナ患者は一か所にまとめて埋葬されました。
埋葬に立ち会う人の数も制限され、家族が十分なお別れをする時間さえありませんでした。
この事態が良い方向に向かい始めたのはコロナワクチン接種が始まってから。
高齢の方たちから始まった接種は、現在はマナウス市で23歳以上の人まで年齢が下がってきました。
一部の町ではもう18歳以上になっているとか。
接種も私たちの年代ではまだ事前の申し込みが必要でしたが、現在はその必要はなし。
接種希望者(もちろん該当年齢に達していることが必要)は身分証明書と住所証明を持参するだけ。
最寄りの接種会場で受けられます。
娘の暮らすサンパウロでも、25歳の娘はは来月ぐらいにはワクチン接種ができそうだとのことです。
現在問題になっているのは 2回接種で初めて十分な免疫力が得られるというのに、一度しか接種しない人が多いことだそうです。
ワクチン接種がすすんできても、マスクの着用、人との距離をとることは私たちの身にすっかりしみ込んでいます。
少しの配慮が、コロナ禍がなくなることへの第一歩だということを みんな知っているから。
今日のうれしいニュースを聞いて本当にうれしいと思う反面、もう少し早くワクチン接種が始まってくれていたらと、切実に思う気持ちも。
そうしたら、親しかったあの人も、この人も、空へ旅立つ必要はなかったのに...