鬼怒川温泉というと最近もっぱら残念な話題ばかりが聞かれます。
「廃墟」という。
どうしてこうなっちゃったのかしらね。
一心館をコマンドするMちゃんはもちろん心を痛めていることと思います。
でもね、ペケママも悲しい。
ペケママがまだ日本で仕事をしていた頃、まだ若かった頃、その頃は土曜日はお休みではありませんでした。
お昼まではお仕事。
冬になると仕事が終わった後、同じ年頃の仕事仲間と集まって毎週のようにスキーのナイターに出かけていました。
夏には白い目覚悟で250㏄の二輪で出勤し、午後の時間を山の有料道路に走りにいきました。
雷が怖いので、そうそう遠出はできませんでしたけどね。
先日も書きましたが、ペケママの勤務先は鬼怒川温泉に近いところでした。
夏も冬も通り抜けるのは 鬼怒川温泉でした。
あの頃の鬼怒川温泉は通りのホテルは夕方になるとどこにも明かりが灯り、浴衣姿の温泉客がそぞろ歩いていました。
妙に近かったので 宿泊をすることこそありませんでしたが、とても身近な場所と感じていました。
「廃墟」という言葉は聞いていましたが、実際に目にすると悲しい限りでした。
人の気配のない家。
ある家には、ナンバーの着いたままの車がツタに覆われていました。
どうしてこの車は置いて行かれたのかな?
悲しいなあ。
立派なホテルはそのまま。
まるで昨日までそこに人がいたようです。
それでも、鬼怒川温泉は頑張っていました!
細い道々、浴衣姿の若い人たちがたくさん歩いているし。
様子を見た限りでは、近くのホテルの本館から離れたところにある露天風呂に行く人たち?
道路もきれいに整備されていて...
鬼もいる!!
りこぴょんが一番気にしていた食堂
昔は よほどうどんそばがおいしいお店だった?
他にもでっかい猫が店番していた地酒屋さんもリコペケ二人のお気に入りでした。
てこてこ坂道を歩いてたどり着いた「ローソン」では 帰り道を尋ねると、金髪を後ろで束ねた純日本人の「あんちゃん」がわざわざ通りまで出てきて帰り道を教えてくれました。
山峡の狭い場所に建っている温泉のため、災害の影響も受けやすいということをMちゃんは話してくれました。
それでもこの美しい景観を見せてくれるのも山峡だからこそだしね。
8月の翠も素晴らしかったけれど、新緑の頃はきっと緑が匂い立つよう、紅葉の頃は山が燃えるようでしょうね。
大きなホテルの再オープンもあったばかりの鬼怒川温泉。
ぜひ頑張ってほしい温泉地です。
また何年か後 山道歩きに来ましょうね、りこぴょん!!