アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
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ISOLADO イゾラ-ド

2016年08月13日 | ブラジル雑記
今日は「2016 ペケママの日本旅」はちょっと休憩。
昨夜、念願だった「大アマゾン」見ちゃったので、そのことをちょっと。
だって、一番見たかった「ISORADO イゾラ-ド」のお話だったんですもの。

ISOLADOとは日本語で「隔絶された」とか「孤立した」ぐらいの意味。
未だに森の中奥深くに暮らすインディオ達のことです。

2007年の段階で、FUNAI(インディオ保護局)は67部族が森の奥で暮らしていると発表、うち32部族についてはその存在が確認されています。
こうした部族はいわゆる「大アマゾン」と言われる、ペルー、ボリビア、エクアドル、コロンビア、ベネズエラ、ブラジルにまたがる森林地帯に散らばって暮らしています。
彼らは部族の族長のもとに集い、独自の言語と文化を持ちます。




以前にもNHKはISOLADOについて番組を作っています。
この時の番組で紹介されたISOLADOは、たった二人だけしか残っていないと思われる部族。
彼らは二人ともおだやかで、周囲とのいさかいもなく暮らしていきました。

今回紹介されたISOLADOの映像は衝撃的でした。
インディオ保護局の出作機関がある川辺の村に、いきなり何人かの見知らぬISOLADO達が現れます。



この村の村人たちもインディオです。
ただし、彼らは洋服を着、ポルトガル語を用いるいわゆる「社会化されたインディオ」。
村の人たちはISOLADO達にバナナを与え、お互いに歩み寄ろうという懐柔策を用いました。
ISOLADO達は何度かこの村にやってきては村人たちからバナナを受け取り、また、相手を威圧するような振る舞いをしては最後には森の奥に帰っていきました。
ところが、ある日、ISOLADO達は村を襲撃。
村人たちはカヌーで逃げ出して無事でしたが、村は略奪され、残された家畜や動物たちはことごとく殺されました。
また、別のケースでは、槍で心臓をひと月にされて殺されたケースも紹介されました。

もっともインディオの暴力事件についてはISOLADOに限らず時折起きており、2014年にもマナウスから600kmほどの町で白人を拉致して殺害した事件が起こっています。
リンクはこちら

マナウスからベネズエラに向かう国道174号線では、マナウスから200km地点からインディオ保護区に入ります。
ここにはゲートが設けられていて、夕方6時になると閉まります。
これは夜間は保護区内を走行することが、危険なためだそうです。
以前には実際にインディオに危害を加えられた人もいるということで、用心のための策だそうです。

こうして書いてくると「まあ、インディオって凶暴な人たちなのね!!」なんて思ってしまう人もいるかもしれませんが、決してそうではないと思います。
ただ、私たちが「文明」と信じているものになじんでいないだけ。
私たちも「なじみのないものは怖い」と思うように、彼らも馴染みのないものにどう接していいかわからずに、結果として暴力が飼ってしまうのかな?と思うのです。

インディオのことについては以前一度記事にしたことがあるのでそのリンクを張っておきます。
興味のある方はご一読ください。

夫のインディオ物語 1

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コメント
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