健康保険

ブラジルでは公的な健康保険はありません。
その分、公立の病院は無料です。
ただし、診察までに時間がとてもかかる場合がありますし、必要な処理を受けるのが難しい場合がよくあります。

なので、余裕のある人は民間の保険に入ります。
また、就職している場合は、雇用者をそうした保険に入れることが義務となっています。

この民間の保険、保険料がかなりの金額になります。
個人で入るのと企業として入るのではもちろん金額は異なりますが、それでもかなり高額になります。
年齢が上がれば上がるほど保険料も上がります。

現在、ブラジルは未曽有の経済危機。
わが職場でも今まで入っていた保険から、別な会社の保険に切り替えることになりました。
といっても、人によって年齢が違うので、保険料がまちまちじゃない？
ある方は保険を新しくするとかえって高くなってしまうので、今までの保険に継続加入。
別の方は現在治療中でもう少し治療に時間がかかりそう。
新しい保険にしてしまうと、治療に差支えがあります。（保険によって受診できる医者や病院が限定されてしまう場合があるので）
幸い新しい保険と昔の保険の差額はわずか。
その方はその差額を払って、今までの保険に継続して加入することにしました。

さて、私と同僚、花の５０歳組！！
今まで入っていた保険では、一番前年からの値上がり幅が大きいのよ。
なので、二人そろって文句なしで新保険に入ることにしました。
そのために、これまた二人そろって今まで入っていた保険の解約手続きに。
新しく入る保険の免責期間を短くしてもらうために、今までの保険会社から加入期間中トラブルがなかった旨の証明を出してもらわなくてはなりません。
これが手間取るかな～と思っていたのですが、一般の受付カウンターで普通にできて拍子抜け。

手続きをしている間、カウンターのお姉さんといろいろ話をしました。
この経済危機で企業を解雇になり保険を解約する人、また、私たちのようにより安い保険会社に移る人たちがたくさんいて、保険会社としても大変なのだとか。
どこでも大変ですね。

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ジルマ大統領の不信任決議が今月中旬にはでます。
不信任に決まっても、ジルマ大統領に代わる人がいるのか？？
そこも大きな問題ですね。

まだまだ先の見えない経済危機です。