本日、ペケママの職場では、たくさんのお別れがありました。
自分が旅立つほうならともかく、一度に10名以上の人が去っていくのを見送るのは初めてのことだわ。
みんな日本から人たち。
日本の各地から集まって、偶然に同じ場所に集い、ある期間を一緒に過ごした仲間たちです。
短い人は1年にも満たないぐらいだし、長い人は5年近く。
一緒にいた期間はさまざまですが、思い出の重さはみんなおなじぐらいぎゅぎゅぎゅっと詰まっています。
たまたまブラジル、マナウスに集った人たちが、同じものを見て笑い、同じものをみて悲しみ、感動して...
ブラジルに来て20年以上になるペケママは、一体何人ぐらいの人たちを見送ってきたのかな...
もう数え切れないぐらいになりました。
お別れした後も、まだ連絡を取り合っている人もあるし、お別れしたっきりの人もいるし。
それぞれです。
でも、きっとみんな心の中に、ブラジルで過ごした時間をしまっておいてくれるんだろうなと思っています。
時とともにそれは、小さく、小さくなっていくものかもしれませんが、決して消えることの無いものだと。
少し前のことですが、「「一期一会」をポルトガル語にしたらなんだろう?」とたずねられ、私は「CHANCE(チャンス)」と答えました。
正確な訳ではありません。
でも、「人と知り合う。大切なものと出会う。」ということは、人生の中でたいせつな「チャンス」だと思うのです。
今日お別れした仲間たちとも、もしかしたらもう出会うことは無いかもしれません。
でも、この仲間と過ごした時間は、確かに私の人生の何分の一かの時間を占める、大切な時間なのです。
素敵な時間をどうもありがとう。