昨日のレッスンで嬉しいと思うことがありました。
「みみをすます2」で二人の生徒さんが移調のページをしました。
ひとつの線を別の音に設定して読むことで移調ができるというものです。
それぞれ別のページの課題でしたので曲も調性も別の曲です。
3つの調で弾くのですが、一度に3つは大変かと思い、一人は2つまで、一人は1つまでしか宿題にしておりませんでした。
この課題には素敵な伴奏がついています。
素敵すぎて単純な伴奏ではないので、移調した伴奏がちゃんと載っています。(助かる)
さて、この二人。
良く弾けていました。
宿題にしなかった調もできそうでしたのでやってみましたら、見事に弾けました。
嬉しかったのは単に良く読んで弾いていたことではなく、音楽を感じて弾いていたことです。
音楽を感じ、音楽に乗って弾いていました。
一緒に連弾をしていて楽しい と思いました。
音楽の言葉が通じた感じです。
二人とも「不思議な音の国」出身。
そして毎月一人の作曲家を聴くシリーズも2年10カ月欠かさず続けています。
やっと、目指していた世界にやってこれたと思いました。
入り口の扉を開き、一歩踏み入れた感じです。
この内の一人の生徒さんに、不思議下巻修了後「はじめの一歩3」を使ったのですが、少し難しかったようで、その時に「まだ一歩でもない」と本人が言っておりました。
今、確実に音楽の一歩を踏み出しました。
ちなみにその生徒さんは、はじめの一歩3も赤いクマさんの本もしっかり終えています。
二人共、同じ学年なのですが親御さんがきちんとサポートしてくださっています。
レッスン室にはもう入られませんが、レッスンの終わりには迎えに来られ、レッスンでしたことやどんな様子だったか聞いて帰られます。
一人の生徒さんは自分で自分のことを面倒をみるのが少々難しいところがあるので、カバンの中に必要な物しか入れないように毎回お家の方が整理されている感じです。
よくある、カバンの中がゴチャゴチャで必要な本を忘れても気付かずにレッスンに来るなんてことは二人にはありません。
子供一人の力で最初からなんでもできる、などということはあろうはずもなく、習い事は親御さんの状況が影響するとよく思います。
音楽を楽しんでほしい気持ちを本当にお持ちなら、それなりの手間がご家庭にも必要です。