おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

「ベートーヴェンの生涯」という本

2021年02月10日 | 書籍紹介
昨年末に見つけたyoutubeのチャンネルがあります。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、こちらのチャンネルです。

OGPイメージ

【本棚紹介】ピアニストが愛読書を紹介!お薦めの本も!【ウィーン在住】

クラシック音楽中心の本紹介でした。
他のジャンルの本もとても興味がありますので皆様のお薦めの本があったりしたら是非コメントに書き込んでくださ...

youtube#video

 

ウィーン在住のピアニストさんのようで、ウィーンの街を案内して下さっている動画を拝見し、それからよく見るようになりました。

その中でおススメの書籍を紹介して下さっているものがあり、そこで「ジヴェルニーの食卓」を知り、読みました。

ケラー先生のおじいさまが書かれたという平均律もざっと読みました。
私には市田儀一郎さんの方がより細かく分析されていて、私のように一人で全てを見つけられない人間には市田さんの方が良いと思いました。

もう1冊読んだのが、「ベートーヴェンの生涯」です。

これは素晴らしい本です!

是非読んでいただきたい。

今更ベートーヴェンの生涯?と正直思いましたが、読み出したらその辺の伝記物とは全く違いました。

書かれている情報も新しいのですが、ベートーヴェンやその周辺にいる人物たち、歴史上の出来事がどうベートーヴェンに影響していたかなど、その場にいるかのように知ることができ勉強になりました。

ベートーヴェンの父の葛藤、ハイドンのこと、ベートーヴェンの音楽の新しさに人々が熱狂していた様子、推敲に推敲を重ね仕上がりが本番当日になることがザラにあったこと等、知っていたつもりでも実はそれほど詳しくは知らなかったことがこの本を読むとわかります。

読むと、ベートーヴェンってやはり凄い人だったのだと実感し、実は心の優しい人だったことも分かり、数々の第2楽章のあの深く高貴な美しさが納得できたのでした。

もう一度読みたいと思っているところです。

コメント
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