おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

うさぎ&ねこ

2019年08月07日 | グネーシンソルフェージュ
音程に性質があるということを知っているのとそうではないのでは全く違います。

グネーシンの動画でそれをどのように教えているかを知ることができます。

さて、今日は使う機会がなかなか訪れなかった短3度·長3度を試すことができました。
あっさり弾けてしまうとこれはやりづらいのですが、ちょっとヒントがあると弾けそうな時はチャンスです。

不思議な音の国下巻に「あいさつ」という曲があります。
3度音程の多い曲です。クレッシェンドとディミヌエンドが新しく仲間になったページにあります。

始まりは完全4度ですが、あれこれやると分からなくなるので短3度と長3度に絞って手作りのこちらを使って音程の性質を体感してもらいました。


長3度はうさぎの歌、短3度はねこの歌です。
グネーシンでその動物で歌っているので同じにしました。
歌詞はテキトーに作りました。

うさぎの音程が明るいこと、ねこの音程が暗いことを聴いてもらいます。
うさぎが元気に跳びはねることや、猫が一日中ゴロゴロ寝ている話などした方が良いと思います。

移調してどちらを私が弾いているか当ててもらいます。
初めは間違えますが、暗い音程でうさぎを歌うと気付きますし、ねこなのに明るいと間違いにすぐ気付き少しやるだけで判別できるようになります。

最後は生徒に好きな音から弾いて、うさぎにしたりねこにしたりしてもらいます。

これで5分位だったと思います。
そして「あいさつ」を弾いてもらうと、その場で練習したわけでもないのに弾けます。

あとはレガートの手首、黒鍵を含むレガートの白鍵を弾く時の位置、2段目に1の指で着地する所があるので指使いを覚える事など練習で身に付けて来てもらいます。

この曲の最後は1オクターブの跳躍です。
「キリンの首はな~が~い~」です。
キリンの首は、な~が~い~♪

「ここはラでしょ」「ファよ」ではすぐ忘れます。
ソルフェージュが音楽に活きるように私はできるだけ曲の中でそれを行うようにしています。

目指せ ! 心で感じるソルフェージュ。

ソルフェージュではありませんが、イリーナ先生のお話でスケールでもイメージを持って指導できることを知りました。
その設定が具体的で驚きました。

その才能まで素晴らしい先生です。

いつかまた勉強会を企画できましたらそんなお話しもできたらと考えています。
コメント
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