おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

スライム(ジェロ)大活躍!

2017年11月26日 | 不思議な音の国
ゴリン先生の小道具にある「ジェロ」
日本では「スライム」のことですが、レッスンでは毎日、毎回活躍中です。



「おもちゃだけど、こんな使い方ができるとは思っていなかった」
と言いながらバケツからスライムを取り出し鍵盤の上に置くと、
高校生以上の生徒はまず「こんなことして大丈夫なんですか」と驚きます。

中学生は「作ったことあります」

小学生は「わぁ~、ぷにゅぷにゅぅ~」「おもしろーい」

4~6歳児は「もっとやる~、かして~」

反応は様々ですが効果は確実にあります。

大人の生徒さんで打鍵のあと手首がうまく持ち上げられない方にスライムの上で弾いてもらいましたら、まずいきなり「ブスッ」と上から突き刺しました。

「それは、ピアノでは叩くという言い方をします」と言い、
「自分の方に引き付けるようにして」とスライムの上でやって見せ、生徒さんにやってもらうと引き付けるタッチに。

このまま忘れないうちにピアノでやってみましょうとスライムをとると、なぜか手首は持ち上がらず平らなまま・・

そこで再びスライム。

するとスライムが鍵盤からはみ出るまでひたすら引っ張っておりまして、それで手首が持ち上げられないと判明。

ご本人「ずっと引き付け続けると思っていました」
私  「いえ、限界だと思ったら手首の方に伝えて下さい」

すると平らなまま無呼吸だった手首が呼吸を始めました。

一音を長く伸ばす方法を知っていると脱力ができます。
腕を持ち上げた時にゴリン先生がおっしゃる「しだれ柳の木」の状態にすること。
これが中途半端ですと手に力が入ったまま弾き続けることになり音は固く、手は疲労します。

私自身も「しだれ柳の木」が本当にはできていなかったので、間違った弾き方をしていた所がワサワサと見つかり、今まで何をやってきたんだろうとショックを受けています。
何十年も弾き続けたきた曲を、今あちこち直している最中です。
こんなに楽にしかも勝手に音が響いて伸びる、そんな感覚を楽しんでいます。
コメント
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