おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

「音が読めるようにならない」子供たち3(第5号)

2012年03月15日 | 苦手なことがある子供たち
目を動かせるようになるために、逆あみだと迷路をするとよい話を書きました。
もう一つ、もっと広い範囲のものを見て目を大きく動かすトレーニングがあります。

<表神経衰弱>です。

2組のトランプを表向きに並べ、数の大きいものとか小さいものとか順番を決めて同じカードを探します。
子供たち同士でこのような遊びをすることはできると思いますが、レッスンで先生と生徒さんがこの遊びをするのは少し抵抗があるかもしれません。

私はこれを音符カードで行っています。音の読み方は分かっているけれど、まだ速く読めない生徒さん向けです。
一音ずつ音が書かれた2組の音符カードを使用します。

初めは5枚程度のカードを1組だけ並べ、もう1組は私が手に持ちます。
私が手にしているカードを1枚ずつ生徒に見せます。最初はそれを見て同じものをただ探してもらうだけです。
次は私が持っているカードの音を読んでもらい、それから同じものを探してもらいます。
それができたら2組すべて並べ、私が指定した音のカードを探してもらいます。

生徒は2枚目がなかなか見つからない時に、自分が持っている1枚目のカードを見ながら同じものを探しています。

ひと粒で2度おいしいです。(・・・・)

今月はここまでです。
来月は、「まん中のドが探せない」ことについて書かせていただきたいと思います。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする