peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

オオアワダチソウ(大泡立草)

2009年07月28日 | Weblog
一関市田村町のオオアワダチソウ(大泡立草)
 2009年7月21日




2009年7月21日(火)、一関市田村町の一関市立一関図書館
の斜め裏側にある畑でオオアワダチソウ(大泡立草)と思われる
植物が花を咲かせていました。





オオアワダチソウ(大泡立草)キク科 アキノキリンソウ属
Solidago gigantea var.leiophylla
北アメリカ原産の多年草。明治時代に観賞用として日本に入ってきた
が、現在では日本全国の荒地や河川敷などに野生化している。但し、
同属の帰化植物であるセイダカアワダチソウのように大群落にはなら
ない。

高さは50~150㎝。葉は互生し、長さ6~10㎝の披針形で、上半部には
鋸歯がある。

7~9月、茎の上部に円錐花序をつくり、直径約7㎜の黄色の頭花が多数
つく。セイダカアワダチソウより花期が早く、セイダカアワダチソウが
咲く頃にはもう花は終わっている。茎や葉はざらつかず、花穂の先端部
分が横に曲がる。

属名は、ラテン語のsolidus(「完全な」の意)とago(「導く」の意)
に由来し、ヨーロッパで傷薬に用いられたことによる。

和名オオアワダチソウアワダチソウ(アキノキリンソウ)
S.virgaurea L.subsp.asiatica Kitam.
に似て、かつ大形であること
に因む。アワダチソウ(泡立草)は、豊かに盛り上がる花の集まりを酒
を醸した泡に見立てたものとのこと。

キクイモモドキ(菊芋擬)/ヘリオプシス

2009年07月27日 | Weblog
一関市田村町のキクイモモドキ(菊芋擬)
/ヘリオプシス 2009年7月21日





2009年7月21日(火)、一関市立一関図書館(一関市田村町)の斜め裏側
にある辺りにある民家の畑にキクイモモドキ(菊芋擬)/ヘリオプシス
思われる植物が、花を沢山咲かせていました。




キクイモモドキ(菊芋擬)/ヘリオプシス
キク科 ヘリオプシス(キクイモモドキ)属
heliopsis helianthoides
北米原産の多年草で明治中期ごろに渡来した帰化植物。学名(属名)
そのままにヘリオプシスとも呼ばれている。また、ヒマワリ属にも同名
のものがあるので感心しないがヒメヒマワリ(姫向日葵)という
別名もあるという。

属名のヘリオプシス(Heliopsis)は、ギリシャ語で「太陽のような」
という意味だが、本物の太陽ではなく、太陽の花つまりヒマワリ
(Helianthus)によく似たという意味である。

花壇用草花として栽培されるのは、ヒマワリモドキH.helianthoides
と、キクイモモドキH.scabraで、日本でよく見かけるのは後者である。

短命な多年草で、草丈1m内外。葉には柄があり、対生するが、上部で
は互生する。花は7月から9月頃に開花し、直径7㎝ぐらいでヒマワリの花
によく似ている。アメリカ合衆国南部に7種ほどの自生種がある。
キクイモモドキ(菊芋擬)Heliopsis scabra
英名:Orange sunflower,Rough heliopsis。
草丈は1~1.2mくらい。ヒマワリモドキと一番違うところは、「ざら
ざらした」という種名の通り、葉がざらざらしていることである。花は
7月から9月まで咲き、現在タネで売られているものは、八重咲きが多い
とのこと。「宿根姫ひまわり」と呼ばれることもあるが、ヒマワリ属に
本物のヒメヒマワリが存在する。

キクイモモドキ(菊芋擬)という和名は、キクイモ(ヘリアンサス)属
のキクイモ(菊芋)に良く似ているが、塊茎ができないことによる。

[栽培]種子は米粒大で黒く、比較的よく発芽する。4月下旬頃に花壇に直
播きするか、箱などに播いて2㎜くらい覆土しておくと、およそ1週間で
発芽する。花壇への定植は40㎝くらいの間隔にする。水はけと日当たりの
良い所であれば、よく生育する。寒さには比較的強い。主に花壇植えに
利用されているが、切り花にもなる。
[出典:フリー百科事典「ウィキペディア(wikipedia)ほかより] 

ブーゲンビレア/テリハイカダカズラ

2009年07月27日 | Weblog
一関市青葉町のブーゲンビレア
/テリハイカダカズラ 2009年7月21日




2009年7月21日(火)、一関市立山目公民館(一関市青葉町2丁目4-5)
のすぐ近くにある民家の軒下で、鉢植えにされたブーゲンビレアが赤紫色の花を
咲かせていました。花びらに見えるのは葉が変化した苞で、花びらではないとのこと。





ブーゲンビレア 花弁のように見えるのは総苞片で、花弁はない。

ブーゲンビレア(Bougainvillea)
オシロイバナ科 ブーゲンビレア(イカダカズラ)属
Bougainvillea spectabilis
南アメリカ、中央アメリカ原産の落葉半蔓性木本で14種ほどあり、
世界各地に植えられている。属名は、太平洋を初横断したフランスの
探検家ブーゲンヴィユ(L.A.de Bougainnville 1729~1811)の名に因
む。
茎は熱帯では、ほかの木によりかかって20~30mも伸び、条件が良い
と大木に育つとのこと。葉は互生し、長楕円状披針形~卵形で光沢が
あり、長さ約10㎝。茎葉に毛がある。

花は熱帯では夏、温室では4~5月から咲く。一つの花のように見える
のは3個の総苞片で、苞が大きくなり、花弁状になり、紅紫色やピンク、
白、オレンジなどに着色する。総苞片は長さ約2.5㎝の心形。中心にあ
る3個の白色の細い筒状部分が花である。(このような構成の花を擬花
という。)この花に花弁はなく、萼が筒になって花弁状になっている。

総苞片が大形で丸みを帯びたイカダカズラ B.spectabilisや園芸
品種もよく植えられており、一般にはこれらを総称してブーゲンビレア
という。
[栽培管理]寒さに弱く、冬の開花には15℃以上必要。但し、越冬だけ
なら5℃以上あればよい。一般には鉢植えにして冬は室内で管理する。
しかし、沖縄などの南国では路地植えの見事な株や門柱にアーチ仕立て
にした見事な株も見られる。繁殖は挿し木。
[花期]秋から初夏。温室では通年。

グラジオラス(Gladiolus)

2009年07月26日 | Weblog
一関市東山町のグラジオラス(Gladiolus)
 2009年7月20日










一関市立長坂小学校(東山町長坂字南磐井里)の前にある農家の畑に
黄、ピンク、紅紫、白などのグラジオラスが咲いていました。
この家の主婦が手入れをしていましたので、写真を撮らせて貰いま
した。まさに夕日が落ちようとしている時でしたのであまり良く撮れ
ませんでしたが、すらっとした茎に大ぶりな花を幾つもつける雄大な
草姿は、このような大きな場所だと映えるものだと思いました。












この画像のグラジオラスは、「ゴールデン・ゲームcv.Golden Game」という園芸品種






下記の画像は「リトル・レデイ cv.Little Lady」という園芸品種と思われます。

グラジオラスアヤメ科 グラジオラス(トウショウブ)属
Gladiolus×hybridus
グラジオラス属Gladiolusは、熱帯アフリカ~南アフリカを中心に、マダガスカル島、
地中海沿岸、中央ヨーロッパ、アジア西部にかけて180種ほどが分布する
球茎をもつ多年草。
普通栽培されているのは、これらの原種の交雑によって作りだされ園芸
品種で、花壇に植えたり、切り花、鉢植えとして観賞されている。園芸種
は春に球根を植える「夏咲き系統」と、秋に球根を植える「春咲き系統」
があるが、普通グラジオラスといえば夏咲きのものを指す。
草丈は45~120㎝ほどの分枝しない茎を伸ばし、先に穂状花序を形成す
る。葉は剣状、線状まれに円筒形で基部は茎を包む。属名はラテン語で
「剣」の意味で、剣状の葉の形に因み、古代ギリシャ・ローマ時代から
栽培されているとのこと。「トウショウブ(唐菖蒲)」の名もある。

7月頃、剣状の細く尖った葉の間から花茎を伸ばし、漏斗形の花を数花
~40花ほどもつける。横向きについた花は下から順に咲き上がる。花の
色は黒以外ない色はないといわれるほどで、黄、橙、赤、ピンク、紫、
白などと豊富。花径も14㎝以上の巨大輪から5㎝ほどの極小輪までさまざ
まある。春咲き種は茎や葉が細く小ぶりで清楚な雰囲気があり、原種系
(トリスティスなど)とともに人気がある。

また、アシダンセラやトリスティスG.tistisなどは香りもある。
比較的よく知られている園芸品種にブルーバード cv.Bluebird、
コメットcv.Comet(春咲き)、グリーン・アイルcv.Gren Isle、
メモリー・レーンcv.Mer Lane、ゴールデン・ゲームcv.Golden Game、
リトル・レディーcv.Little Lady、リッチモンドcv.Richmond、
ウィンドソング、アラタス
などがある。
[栽培]春咲き系は9~10月に植え霜除けして越冬させるが、冬植えは
4~5月の開花。夏咲き系は3~4月に植え7月の開花となる。繁殖は分
球と木子による。日光を好むので日当たりと風通しの良い戸外に置く。
過湿を嫌うので鉢土の表面が乾くのを待ってたっぷり水やりするが、
夏の間は乾燥させ過ぎないように注意。

ウズアジサイ(渦紫陽花)/オタフクアジサイ

2009年07月25日 | Weblog
一関市青葉町のウズアジサイ(渦紫陽花)
/オタフクアジサイ 2009年7月21日






2009年7月21日(火)、一関市立山目公民館(一関市青葉町2丁目4-5)
のすぐ傍にある民家の庭に植えられたウズアジサイ(渦紫陽花)が、
花を沢山咲かせていました。オタフクアジサという名でも流通している
そうです。







ウズアジサイ(渦紫陽花)
アジサイ科 アジサイ(ハイドランジア)属
Hydrangea macrophylla 'Uzuazisai'
ウズアジサイは江戸時代からある古品種で、手鞠型をしていてやや小
さく、可愛らしい貝殻のような渦を巻いて丸まった皿状の装飾花が特
徴だが、ウイルスによって作り出された変異種(園芸品種)とのこと。
花の色は青紫か桃色でオタフクアジサイとも呼ばれている。
開花期:6~7月。英名:Hydrangea 'Uzuazisai'
[栽培・管理]日当たりが良く、肥沃で排水のよい場所を好むが、日陰
でも育つ。葉焼けの原因いなるので直射日光は避けること。土壌の酸
度により花色が変わるので、品種により土壌の改良が必要。青色の品
種は酸性土壌、赤色の品種は中性からアルカリ土壌を好むので、酸性
の場合はピートモス、アルカリ性の場合は石灰などで調整すること。
剪定は、開花後夏の間に行うこと。肥料は開花前の春の間と開花後に
市販の有機肥料を与える。