peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターの花々:その1 シクラメン(Cyclamen)

2006年11月30日 | Weblog


朝起きてみると1~2cmぐらい雪が積っている日が3日ほど続きましたが、きょう(12/15)は、朝から陽が射して暖かそうだったので、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。

 外は一面の雪景色でしたが、「花の館」温室の中には亜熱帯地方などに自生する植物などが花を咲かせていました。

 なお、シクラメンの花のうち、上から6番目は、自生地に咲くシクラメンのようです。(未確認)











シクラメン(Cyclamen)サクラソウ科 シクラメン属 Cyclamen persicum
地中海の東部沿岸地方原産の多年草(球根植物)。赤、ピンク、白、紅紫などのほか覆輪(ふくりん)の入るものもあり、花色豊富。冬のはじめから春まで、次々に華やかな花が咲き続けるので、冬の鉢花として人気がある。和名は、花弁が篝火のように反り返ることから「カガリビバナ(篝火花)」とつけられたという。

 大小さまざまな園芸品種があるが、地中に養分を蓄えた球根(塊茎)があり、夏は休眠し、秋から春にかけて生育する。球根(塊茎)は扁円球で大きい。

 多くは草丈が約20cmになり、葉はふつうハート形で厚く、表面には斑紋(濃淡の模様)が入り、長い柄がある。花は直径2~4cmで、下向きに咲き、5個の花びらがクルリとそり返っている。

 日なたを好み、高温多湿と寒さに弱いが、凍らない程度の温度の場所では長もちする。水切れに注意し、10日ごとに液肥を施すと花が次々に咲き続けるという。小形の系統もあり、「ミニシクラメン」と呼ばれている。

メギ(目木)の紅葉と真っ赤な果実

2006年11月30日 | Weblog

2005年11月3日、盛岡市の岩手県立博物館の芝生広場の生垣に植栽されているメギ(目木)が紅葉し、真っ赤な実(果実)をつけていました。植物園のほうではあまり目立ち間ませんでしたが、こちらの方には20~30mほど続いていました。

メギ(目木)メギ科 メギ属 Berberis thunbergii

「目木」の和名は、枝を煎じたものを洗眼薬としたことによるという。乾燥して煎じたmpのは洗眼薬のほか、健胃整腸剤にもなるそうです。

 山野に生える落葉低木で幹は直立して多数枝分かれして、高さ1~2mほどになる。枝には稜(縦の溝)があり、褐色で枝の節や葉のつけ根には刺がある。

 葉は互生または束生し、長さ1~4cmの倒卵形または楕円形で、裏面は白っぽい。

 4~5月、新葉と共に短枝上に短い柄のある花序を出し、少数の淡黄色の小花を下向きにつける。果実は長さ7~10mmの楕円形の液果で、10~11月に赤く熟す。

 分布:本州、四国、九州



ミニシクラメン(Mini Cyclamen)/カガリビバナ(篝火花)

2006年11月30日 | Weblog

11/26(日)、一関市石畑3-1のコープ一関コルザ(COLZA)の近くにあるホームセンター・コメリの花売り場にシクラメンの鉢植えが沢山並んでいました。その中に可愛いミニシクラメンがありましたので、ピンクと白の花のものを買ってきました。
 メインに使用していたWindows XPパソコンが、11/26突然動かなくなり、インターネットやメールもできなくなりました。結局OSの再インストールからやり直してどうにか動くようになりましたが、IP電話はまだ使えません。

 原因がわからないままに復旧したので、また同じようなことが起こるかもしれず、不安な常態ですが、取り敢えずブログにアップロードします。








シクラメン(Cyclamen)サクラソウ科 シクラメン属 Cyclamen persicum
地中海の東部沿岸地方原産の多年草(球根植物)。赤、ピンク、白などの華やかな花が咲き、年末に最も多く花店に並ぶ鉢花といわれる。和名は「カガリビバナ(篝火花)」で、花弁が篝火のように反り返ることから名づけられたとのこと。

 大小様々な園芸品種があるが、地中に養分を蓄えた扁円球で大きい塊茎(球根)があり、夏は休眠し、秋から春にかけて生育する。多くは草丈が約20cmになり、葉には長い柄があり、ふつうハート形で厚く、表面には濃淡の模様がある。

 花は直径2~4cmで、赤、桃、紫、白のほか覆輪の入るものもあり、花色豊富。下向に咲き、5枚の花びらがクルリとそり返っている。花は晩秋から春まで、次々に咲き続ける。高温多湿と寒さに弱い。小形の系統を「ミニシクラメン」と呼ぶ。

テイキンザクラ(提琴桜)/ヤトロファ・インテゲリマ

2006年11月23日 | Weblog
岩手県立花きセンターのテイキンザクラ(提琴桜)/
ヤトロファ・インテゲリマ 2006年11月22日




11/22(水)、金ケ崎町六原にある岩手県立花きセンターの「花の館温室」に行きました。この温室の「亜熱帯・沖縄の植物」コーナーに「ヤトロファ・インテゲリマ」という植物が花を咲かせていました。和名は「テイキンザクラ(提琴桜)」。







岩手県立花きセンターの花々 その26:テイキンザクラ(提琴桜)/
ヤトロファ・インテゲリマ 2005年12月15日


岩手県立花きセンター「花の館」温室の「亜熱帯・沖縄の植物たち」の部屋に植えてある「テイキンザクラ(提琴桜)/ヤトロファ・インテゲリマ」が花を咲かせていました。名札には、「jatropha integerrima Jacq. 常緑小低木 花は濃紅色 分布:キューバ」と書かれていました。



テイキンザクラ(提琴桜)/ヤトロファ・インテゲリマ
トウダイグサ科 タイワンアブラギリ(ヤトロファ)属 Jatropha integerrima
キューバ、熱帯アメリカ(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の常緑小低木。高さ1~2mで枝は下垂する。葉は楕円形で先端が尖り、縁が滑らかなもの、中央でくびれるもの、鉾形のものまでいろいろある。

 花は長く伸びる花茎に房状に5~8花まとまって咲き、ピンクから紅色のサクラ(桜)に似た美しい花を開く。花の直径は2~3cm程度。年中咲くが3~5月が盛期。挿し木、取り木で殖やすが、適期は春。別名:「ナンヨウザクラ」

 タイワンアブラギリ属(ヤトロファ属)Jatropha

南北アメリカ、アフリカ、アジアの熱帯、亜熱帯に約125種がある常緑低木または小高木で、まれには多年草もある。葉と花を観賞。枝条には有毒な乳液がある。
 

プロテア・キナロイデス/キングプロテア

2006年11月23日 | Weblog

11/22(水)、金ケ崎町六原の岩手県立花きセンターの「花の館温室」の「南緯40度温室」に植えられている「プロテア・キナロイデス(Protea cynaroides)が花を咲かせていました。「キングプロテア」とも呼ぶようです。




プロテア・キナロイデス/キングプロテアヤマモガシ科 プロテア属 Protea cynaroides Lim.
 南アフリカ(アフリカサバナ気候区)原産で、高さ0.8~1.5mの低木。枝は堅く赤色を帯びる。葉は卵形、長さ8~15cm、幅6~8cmで堅く、縁は赤色。

 花梗は長さ10~15cm。頭状花は直径15~22cmの球形、色は白から桃、桃紫色まで。花期は自生地では5~6月である。南アフリカ共和国の国花。

プロテア(Protea)属には、熱帯アフリカ、特に南アフリカを中心として115種があるという。1~5mになる常緑の低木で、乾燥した水はけの良い土地を好んで生えるという。花は頂生で多数の花が集まった集合花で、頭状花序。それらを囲む苞が美しく、切り花として良く利用されるとのこと。