peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

モナルダ・ディディマ/タイマツバナ(松明花)

2009年07月11日 | Weblog
一関市千厩町磐清水のモナルダ・ディディマ
/タイマツバナ(松明花) 2009年7月9日




2009年7月9日(木)、一関市千厩町千厩と一関市大東町摺沢を結ん
でいる国道456号線沿いにある商店(磐清水関代辺り)の花壇でモナル
ダ・ディディマ/タイマツバナ(松明花)
が、名前通りの真っ
赤な花を多数咲かせていました。生憎の雨降りでしたが、雨に濡れ
ながら写真を撮りました。






モナルダ・ディディマ/タイマツバナ(松明花)
シソ科 モナルダ属 Monarda didyma
カナダ、北アメリカ東部原産の耐寒性多年草。湿り気を好み、
信州などでよく栽培されているという。高さ50~150㎝になり、大
きな株をつくる。茎は四角形で太く無毛または微毛がある。茎に互
生する葉は縁に鋸歯があり、先の尖った長さ10㎝ほどの長卵形。
若い葉はワインや料理の香りづけに使われる。本種は香水などの
香料にするベルガモットオレンジに似た香りだが、同属でも
ヤグルマハッカやM.プンクタータミントの香り。
7~8月、茎の先の赤っぽい苞葉の上に長さ3~5㎝の唇弁花を頭状に
多数つける。花色は原種と同じ緋赤のほか、紅紫~淡桃、白などで、
小花が多数集まって咲く赤い花をタイマツ(松明)の炎に見立てて
タイマツバナとも呼ばれる。
花を観賞するほか、ベルガモットの名でハーブとしても利用される。
同類のヤグルマハッカ M.fistulosaは花が桃色、白色で、茎が細い。
 
この仲間はモナルダMonardaと呼ばれ、シソ科植物特有の香気
を生かして、ハーブ的な利用も行われている。
 [栽培]繁殖は株分け、挿芽で容易。