peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

モロコシ(唐黍)/タカキビ(高黍)

2008年09月30日 | Weblog
一関市東山町のモロコシ(唐黍)
/タカキビ(高黍)2008年9月16日



2008年9月16日(火)、一関市東山町長坂字町の東山郵便局と東山
公民館を結ぶ道路わきの畑でモロコシ(唐黍)が実っていました。
雑穀の一種として販売される場合には「タカキビ(高黍)」と呼ば
れることが多いそうで、一関市では大東町で比較的多く栽培されて
いるようです。






モロコシ(唐黍)/タカキビ(高黍)イネ科 モロコシ属
Sorghum bicolor
熱帯アフリカ原産の一年草。熱帯・亜熱帯の作物で乾燥に強く、米、
小麦などが育たない地域でも成長する。主要な栽培食物のひとつであ
り、穀物としての生産面積積では世界第5位である。アフリカでは最
も重要な穀物で、紀元前4000~3000年には既に栽培されていたと考え
られている。

中国で生まれたコーリャン(高粱)など、いくつかの系統がある。主
にアフリカ、中央アメリカ、東南アジアで食用に栽培される。日本に
も古い時代に入り、食用として栽培されていたが、現在では少なく、わ
ずかに飼料用に栽培されている。

雑穀の一種として販売される場合には「タカキビ(高黍)」と呼ばれ
ることが多い。ほかに、地方によりモロコシキビ、トウキビ(トウモ
ロコシを意味することもある)、キビ(別種の標準和名)とも呼ばれる。
属名から「ソルガム」とも。漢名は蜀黍(しょくしゅ)だが、現代の中
国名は高粱(こうりゃん、カオリャン)で、白酒(パイチュウ、中国酒
の一種である蒸留酒)の原料にもされる。

草丈は、野生種はおおむね3mに達するが、栽培用品種では1.5m程度の
ものが多い。葉も長さ1m以上で幅10㎝程度になり、茎は太さ3㎝程度で
芯の詰まったものとなっている。

夏になると茎の先端に穂が出る。穂は節が10程あり(節は必ずしも明瞭
ではないが、複数の穂枝が出ていることから逆に見分けられる)、各節
より6本程度の枝が放射状に出ている。各枝は更に数十に枝分かれしてお
り、最終的には一つの穂で3000程の小さな穂をつける。なお、実の千粒重
は25g程度。その色は紫や赤に近い。 花期は8~10月。花穂は直立する。

サンシュユ(山茱萸)の赤い実

2008年09月30日 | Weblog
一関市立博物館のサンシュユ(山茱萸)2006年10月28日




10/28(土)、一関市厳美町にある一関市立博物館主催の「挑戦!奥州後三年記を読んでみよう!」という講座に妻と共に参加しています。
 平安時代の奥羽の大乱の一つ「後三年の役」を扱った合戦記で、現存するという
3巻の絵巻物に書かれている絵詞を読む講座です。
現存の絵巻物には一部欠けている部分があるのですが、その部分は中原康富という人がつけていた日記「安富記」に絵詞から摘録したものがあって、それによって筋としては補われているので、「後三年絵巻」と共になかなか面白い講座です。

 開始時間までだいぶ時間があったので、博物館の庭にある「サンシュユ(山茱萸)」などを撮影しました。









サンシュユ(山茱萸)ミズキ科 ミズキ属 Cornus officinalis

朝鮮、中国原産で高さ10mほどにもなる落葉小高木。日本には江戸時代中期に薬用植物として入ってきたというが、現在は花や実を鑑賞するために庭園樹や公園樹(花木)として植えられていることが多い。

 樹皮は灰褐色で鱗片状にはがれる。葉は有柄で対生し、長さ4~10cmの卵形または楕円形で、裏面の主脈の基部には褐色の毛が多い。

 花期は3月。葉が出る前に4弁の黄色の小花を散形花序につける。花径は4~5mm。早春に黄色の花を開くので「ハルコガネバナ(春黄金花)とも呼ばれる。

 果実は長さ1.5cmほどの楕円形(核果)で10月頃赤く熟す。果肉を乾燥して薬用酒や漢方薬などにする。分布:朝鮮、中国

 画像は、赤く熟した果実をつけたサンシュユ(山茱萸)。古くに中国や朝鮮から果実を薬用とするために伝えられたという。

サンシュユ(山茱萸)/ハルコガネバナ(春黄金花)

2008年09月30日 | Weblog
奥州市水沢区のサンシュユ(山茱萸)
 2008年3月20日







2008年3月20日(木)、奥州市水沢区にある「慶徳公園」に沿って、広い
歩道つきの道路があり、歩道と自動車道の間に沢山の「サンシュユ(山茱
萸)」の樹が植えてあるのですが、ことしも蕾を膨らませていました。




奥州市水沢区のサンシュユ(山茱萸)の黄金花
 2007年3月28日





2007年3/28(水)、奥州市水沢区の「慶徳公園」のすぐ傍を通って
いる広い道路の両側に「サンシュユ(山茱萸)」の並木があり、沢山
の黄金色の花をつけていました。まだ満開の状態ではありませんでし
たが、後2~3日で満開になるのではないかと思いました。








奥州市水沢区のサンシュユ(山茱萸)の赤い実
 2006年12月2日




2006年12/2(土)、奥州市佐倉河慶徳にあるデンコードー奥州店に行
くため国道4号線を慶徳公園方面に曲がったところ、30~40本位植えて
あると思われる街路樹の「サンシュユ(山茱萸)」が赤い実を沢山付け
ているのが目に入りました。
2~3年前、黄金のような花をつけていたのを見ていましたが、赤い実
をびっしり付けたサンシュユも素晴らしいと思いました。

この道路の傍(市立図書館と慶徳公園の間)を流れている川(小違水路)
には、カルガモと思われるカモが泳いでいました。











サンシュユ(山茱萸)/ハルコガネバナ(春黄金花)
ミズキ科 ミズキ属
Cornus officinalis
中国・朝鮮半島原産の落葉小高木。日本には江戸時代(1720年頃)に
薬用植物として渡来したというが、現在では花木として、公園や街路、
庭などに植えられている。

ふつう高さ3mほど、大きなものでは5mほどになる。枝は斜め上向き
に伸びる。樹皮は灰黒褐色で鱗片状に薄く剥がれ、跡は淡褐色になる。

若い枝は細くて4個の鈍い稜がある。短い伏毛があり紫褐色を帯びる。
冬芽(花芽)は長さ約4mmの球形で、総苞片に包まれ、基部に小さな芽
鱗が2個つく。葉芽は細長く、長さ2.5~4mm、先は尖る。芽鱗は2個。
花芽、葉芽ともに、白色または褐色の伏毛がある。葉痕はV字形~三日
月形、維管束痕は3個。

葉は対生し、枝先に集まってつく。葉身は長さ4~12cm、幅2~7cmの広
卵形または卵状広楕円形。先は尾状に鋭く尖り、縁は全縁。側脈は4~7
対あり、湾曲しながら先端に向かう。裏面の主脈の基部には褐色の毛が
多い。葉柄は長さ5~15mmで伏毛がある。

花期は3~4月。葉が展開する前に開花する。短枝の先に直径2~3cmの
散形花序を出し、淡黄色の小さな花を多数つける。花序の基部には総苞
片が4個つく。総苞片は長さ6~8mmの広楕円形で、伏毛が密生する。花弁
は4個、長さ約3mm、先は尖り、反り返る。雄しべは4個、花柱は1個。花
柄は長さ5~10mm。

果実(核果)は長さ1.2~2cmの長楕円形で、9~11月に赤く熟す。おい
しそうだが、生食はしない。核は長さ8~12mm、中央に縦の稜がある。
果実は果実酒に、果肉を乾燥したものは薬用に利用される。

和名の「サンシュユ」は、中国名の「山茱萸」を音読みしたもので、別
名の「黄金花」は、早春に黄色の花が咲くことから、サンシュユの代わり
に牧野富太郎博士が提唱したものという。 

一関市東山町の「唐梅館絵巻」 2008年9月28日

2008年09月29日 | Weblog
一関市東山町の「唐梅館絵巻」 2008年9月28日

豪華絢爛な歴史絵巻が繰り広げられた第8回唐梅館絵巻


2008年9月28日(日)、一関市東山町長坂の唐梅館総合公園で行われた
「唐梅館絵巻」を見に行ってきました。今年で第8回となるこの催事は、
葛西(かさい)氏千葉一族がその命運を懸けた天正18年(1590年)の軍
議を再現するというもので、県や市の税金などが沢山使われて毎年継続
実施されています。私は、最初の頃1回だけ見に行ったことがありますが、
その後は全く行きませんでした。今回は、総大将・長坂大膳千葉介広胤
役で俳優の照英さん(2002年から2007年までの「水戸黄門」風の鬼若役
で有名)が出るというので行ってみたのでした。

同公園では、鮮やかな緑の芝生に武将たちが整然と並び、約400年の時を
超えて軍議を再現。よさこい団体による出陣祝賀の宴(うたげ)や妙見の
火まつりなども繰り広げられ、会場は出演者や観客の熱気に包まれていた。
「秋晴れのもと、現代によみがえった豪華絢爛な歴史絵巻に、集まった約
8,000人の観客が酔いしれた。」(以上、9/29付「岩手日日」より)

唐梅館総合公園に到着した軍議参上行列の先駆(奉行・近侍・ほら貝・太鼓役)

白狩衣姿で白馬にまたがる人・神主?

若武者役の町内小学6年生(男子)

若武者役の町内小学6年生(女子)

総合司会のテレビ岩手・平井雅幸アナウンサーは、援軍大将役で馬上の人に

若女役


総大将・千葉介広胤役の俳優・照英さん



武者装束に身を包んだ総勢333人の軍議参上行列が、長坂商店街から唐
梅館総合公園までの約300mほどを練り歩き、唐梅館総合公園に到着。そ
の後、厳かに軍議が執り行われる様子が再現されました。




総合司会のテレビ岩手・平井雅幸アナウンサー



北上川フェスタ2005と「あいぽーと」のアキグミ(秋茱萸)

2008年09月28日 | Weblog

きょう(11/5)は、国土交通省岩手河川国道事務所:主催の
「北上川フェスタ2005inあいぽーと」という特別イベントが開
催されたので、午後2時から屋外ステージで行われた音楽祭(
市内小・中・高校生の合唱や陸上自衛隊岩手駐屯地音楽隊によ
る器楽合奏など)を妻と一緒に聴きに行ってきました。

 3時30分ごろには、陽が沈んでしまって薄暗くなってしまい
ましたが、終わるまで(4時30分ごろ)つきあってきました。
日中は暖かくていい天気でしたので、車を洗ってでかけました。
 画像は、一関市総合体育館「Uドーム」側から見た北上川学
習交流館「あいぽーと」とアイポート屋外特別ステージでの水
辺のコンサート



アキグミ(秋茱萸)グミ科 グミ属
 Elaeagnus umbellata