peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

カンパニュラ/フウリンソウ(風鈴草)

2009年07月16日 | Weblog
一関市山目のカンパニュラ
/フウリンソウ(風鈴草) 2009年7月12日




一関市山目寺前地区の市立山目中学校南側斜面下にある民家の庭に
カンパニュラ/フウリンソウ(風鈴草)が花を咲かせていました。





カンパニュラ/フウリンソウ(風鈴草)
キキョウ科 ホタルブクロ(カンパニュラ)属
Campanula medium (「カンパヌラ」と表記する図鑑もある)
南ヨーロッパ原産の二年草で、和名はフウリンソウ(風鈴草)
高さは60~100㎝ほどで、総状花序に風鈴のような形の花を
つけることによる。ホタルブクロ属には花が美しいものが多く、
カンパニュラと呼ばれて観賞用に植えられているものも多い。

花は釣鐘形で直径約2.5㎝、長さ4~5㎝と大きく、花色は濃
紫色、青紫色、藤、青、ピンク、白などがあり、切花や鉢植
え、花壇に利用される。園芸品種ロゼア cv.Rosea
八重咲きのカップ・アンド・ソーサーcv.Cup and Saucer
などがある。
[栽培]春播きとし、秋までに大きくなった株が低温にあうと
開花する。[花期]4~7月。 

ネジバナ(捩花)

2009年07月16日 | Weblog
一関市博物館のネジバナ(捩花) 2009年7月12日



2009年7月12日(日)、一関市博物館(一関市厳美町字沖野々215)の
前庭の芝生の中で、1株だけでしたがネジバナ(捩花)が花を咲かせていました。


ネジバナ(捩花)ラン科 ネジバナ属
Spiranthes sinensis var.amoena
日当たりのよい野原の芝地、田の畔、堤、芝生、草地などに生える
多年草。群生することもある。高さは10~40㎝。地中には白色で多肉
の紡錘根がある。葉は根もとに数枚つき、長さ5~20㎝、幅3~10㎜の
広線形。

花期は7~9月。葉の間から10~30㎝の花茎を出し、淡紅色の小さな
花が多数咲く。花茎は淡緑色で螺旋状に捩れ、毛がある。らせん状の
捩れは左巻き、右巻きのどちらもある。花は鐘形で長さ5㎜ほど。横
向きに咲き、平開しない。花が白いものもある。なお、捩れのない
ネジバナも稀に見られるとのこと。
苞は狭卵状披針形で長さ4~8㎜。萼片と側花弁は卵状披針形。唇弁
は白色の倒卵形で、萼片より少し長く、上部は広い。縁に細歯牙があ
り、先は反り返る。基部の両側には光沢のあるイボがある。

和名は、花穂が捩れていることによる。モジズリ(捩摺)ともいう。
[以下、山と渓谷社発行「山渓名前図鑑 野草の名前 夏」(写真・解説:高橋
勝雄)より]
モジズリ」は、古語で"忍摺り[信夫摺り]"のことをいう。忍摺りとは、
シノブの葉や茎を布地に摺りつけて染めることで、模様が捩れたり乱れる
特徴がある。ネジバナの花穂が何本か立ち上がっている状態を忍摺り(も
じずり)にたとえて、この別名「モジズリ」の名前がある。
 分布:北海道、本州、四国、九州。
仲間に、ヤクシマモジズリ、ナンゴクモジズリがある。