peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市街地のナンテン(南天)

2006年12月31日 | Weblog



一関市街地のナンテン(南天)の実 2006年11月18日
11/18(土)、愛車(マイカー)「ヴィッツ」の12ケ月定期点検のため、一関市山目字立沢109番1号にあるネッツトヨタ盛岡(株)一関大橋店に行きました。点検整備が済むまで40分ぐらいかかるというので、妻と2人で付近の住宅街を歩いてみました。農家と思われる民家の道路脇の生け垣の「ナンテン(南天)」が赤いをつけていました。









一関市街地のナンテン(南天)の花:7月18日


7/18(火)、一関市青葉2丁目にある山目公民館のすぐ近くの
民家の庭にある「ナンテン(南天)」が花を咲かせていました。







雪をかぶったナンテン(南天)の実 2005年12月4日




 2005年12月に書いたものです。
今朝(12/4)起きて外に出てみたら雪が20cmぐらいも積っていました。
地元紙「岩手日日」には、「市街地にも冬将軍 平地で初積雪を観測 
一関」の見出しの記事が掲載されていました。

 冬枯れの寂しくなった冬の庭で艶のある鮮やかな赤い実や淡黄色の実
が白い雪をかぶってとてもきれいに見えました。





ナンテン(南天)メギ科 ナンテン属 Nandina domestica
暖地の山野に自生しているものもあるというが、古くから庭などに植えられ親しまれてきた。生け花にもよく使われている。別名:ナンテンショク(南天燭)、ナンテンチク(南天竹)

 高さ1~2mの常緑低木で直立する茎が何本も密生する。葉は大形で3回奇数羽状複葉で茎の先に集まってつく。小葉は長さ3~8cmの広披針形革質でやや光沢があり、先は鋭く尖る。

 花期は5~7月。円錐形の花序を出して長さ6mmほどの白い花を多数咲かせる。

 果実は直径6~7mmの球形で11~12月に赤く熟す。果実が淡黄色の「シロミナンテン(白実南天)」と呼ばれる園芸品種もある。赤い実はせき止めの薬に利用されるという。分布(自生地):本州(茨城県以西)~九州

クリスマスホーリー/セイヨウヒイラギ(西洋柊)

2006年12月30日 | Weblog
クリスマスホーリー/セイヨウヒイラギ(西洋柊) 2006年12月28日


12/28(木)、コメリ一関店に行ったとき、赤い実をつけた「クリスマスホーリー/セイヨウヒイラギ(西洋柊)」が、クリスマスを過ぎたためか、値下げされていたので買い求めてきました。
「クリスマスホーリー」は、西洋では縁起物としてクリスマスの飾りに使うそうですが、日本では、これに良く似た「ヒイラギモチ」も「クリスマスホーリー」と呼ばれて流通しているそうです。







クリスマスホーリー/セイヨウヒイラギ(西洋柊)モチノキ科 モチノキ属 Ilex aquifolium
欧州中南部、北アフリカ、西アジア、中国などに自生する常緑小高木で、樹高は8mほどになる。主幹を作るが大きく枝分かれして広い枝幅になる。枝は比較的太い。葉は厚くて硬く、光沢のある楕円形だが、若葉は荒い波状で鋭い鋸歯状になる。
雌雄別株で、2年枝の枝先部の葉腋に淡黄色の小さな花を集散状につける。1年枝に花芽を持ったまま越冬し、翌春4~5月頃に香りのある白花を咲かせる。

丸い果実は秋(11月頃)に赤く熟し、「クリスマスホーリー」と呼ばれる。本種には多くの園芸品種があり、鋸歯の少ないもの、斑入りなどの美しい葉模様のものなどがある。日本では、「ヒイラギモチ」も「クリスマスホーリー」という名で流通しているとのこと。

耐寒性、刈り込み等には強いが、夏の暑さにはやや弱いといわれる。繁殖は種まき又は挿し木。別名:セイヨウモチノキ。英名:Christmas holly,English holly,common holly

ヒイラギモチ/シナヒイラギ(支那柊) モチノキ科 モチノキ属。Ilex cornuta 英名:Chiness holly。流通名:クリスマスホーリー。原産地:中国。
別名:チャイニーズホーリー。ヒイラギモドキ、ヤバネヒイラギモチ。

葉は四角張った長楕円形で、角張った先端には強い刺がある。葉腋に付く果実は丸くて11月頃から赤く着色する。雌雄別株だが、雄株にも実が付く。開花は4月頃。庭植え、生け垣、鉢植え等用途は広く、流通上は本種も「クリスマスホーリー」と呼ばれているが、通常は「セイヨウヒイラギ(西洋柊)」が「クリスマスホーリーとのこと。

シャコバサボテン(蝦蛄葉仙人掌)/デンマーク・カクタス

2006年12月29日 | Weblog




12/29(金)、きょうの10時頃から降り出した雪が午後2時頃には2~3cmほど積もりましたので、初の除雪をしました。その後、すぐに止みました。
今冬は例年になく暖かく、野山や家々の屋根が白く薄化粧することは4~5回ありましたが、すぐに溶けてしまい、今まで積もるようなことはありませんでした。



妻がエッセー(随筆)などを書く文章の会に参加しているのですが、地元新聞社主催の「随筆賞」に応募し、佳作に入賞したというので、仲間達からお祝いされ、鉢植えの「デンマーク・カクタス」を戴いてきました。
 名札には、「デンマークカクタス・スーパーケーニガー」と書かれていました。






シャコバサボテン/デンマーク・カクタスサボテン科 サボテン属 Schlumbergera×buckleyi
南米原産のサボテン(多年草)。ブラジル東部の高地に自生する原種の交雑から生まれた品種群をまとめて「シャコバサボテン」と呼んでいる。連なった葉のように見えるものは茎節で、1つの長さは2~4cm。葉はなく、茎が葉の役目をしている。

茎は扁平で関節が多く、よく枝分かれして四方に垂れ、先端に紅紫色、橙、赤、ピンク、白と淡桃の複色などの細長い花をつける。花期は12~1月で、クリスマスの頃に花が咲くので、欧米では「クリスマス・カクタス」と呼ばれるが、日本では晩秋から初冬に園芸店に並ぶ。

俗に「シャコバサボテン(茎節の縁に角状の鋭い突起がある)とも呼ばれるが、「シャコバサボテン」と「カニバサボテン」との交雑種をもとに改良された園芸品種群。
 画像のシャコバサボテンは、デンマークで育成された同じ仲間の改良品で「デンマーク・カクタス」と呼ばれる大形の品種である。

「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)・マイ(舞)

2006年12月29日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ・マイ(舞) 2006年12月14日



12/14(木)、大船渡市末崎町にある「世界の椿館・碁石」に植えられている「マイ(舞)」という名のツバキが花を咲かせていました。
 名札には、「舞 花期:9~4月、花色:濃紅色、大きさ:小輪、産地:新潟」と書かれていました。





「世界の椿館・碁石」のツバキ・マイ(舞)ツバキ科 ツバキ属
誠文堂新光社発行の「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会・編)には、下記の通り記載されています。

舞(まい)新潟[花]濃紅色の一重、筒~ラッパ咲き、筒しべ、小輪、9~4月咲き。[葉]楕円、中形。[樹]立性。[来歴]雛鶴の自然実生。1985年頃の発表。

雛鶴(ひなづる)愛知[花]鴇色、一重、ラッパ咲き、筒しべ、小輪、1~4月咲き。[葉]広楕円、中形。[樹]立性、強い。[来歴]古城の春と淡侘助の交配種。1973年に佐藤稔の作出・命名。

雛鶴(ひなづる)石川[花]移り白の一重、ラッパ咲き、筒しべ、小輪、11~3月咲き。[葉]楕円、中形、やや平坦、反曲。[樹]やや立性。[来歴]金沢市内民家の栽培種。1945年に林幽寺住職の命名・発表。

「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)・ベニアラジシ(紅荒獅子)

2006年12月28日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ・ベニアラジシ(紅荒獅子) 2006年12月14日



12/14(木)、大船渡市末崎町にある「世界の椿館・碁石」の「日本産椿」コーナーに「ベニアラジシ(紅荒獅子)」という名のツバキが花を咲かせていました。
 名札には、「紅荒獅子 花期:9~4月、花色:濃紅色、大きさ:中~大輪、産地:東京・埼玉」と書かれていました。





「世界の椿館・碁石」のツバキ・ベニアラジシ(紅荒獅子) ツバキ科 ツバキ属
誠文堂新光社発行「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会・編)には、下記の通り記載されています。
 
 紅荒獅子(べにあらじし)江戸[花]紅色の獅子咲き、中~大輪、9~4月咲き。[葉]長楕円、大形、鋭い鋸歯がある。[樹]横張り性。[来歴]荒獅子に白斑のないもの。1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る。

 荒獅子(あらじし)江戸[花]濃紅地に白斑、獅子咲き、中~大輪、9~4月咲き。[葉]長楕円、大形、葉柄有毛、ユキ系、鋸歯は鋭い。[樹]立~横張り性、強い。[来歴]1879年の伊藤「椿花集」に記載。

なお、荒獅子の自然実生の「大関」という椿もあるようです。
 
 大関(おおぜき)埼玉[花]濃紅色の八重、唐子咲き、雄しべは葯と旗弁が混じるか、弁化する、中輪、3~4月咲き。[葉]卵状楕円、大形。[樹]立性、強い。[来歴]荒獅子の自然実生。1959年に皆川治助の作出・発表。