一関市山目のラベンダー 2009年7月12日
2009年7月12日(日)、一関市山目の宮前町にある民家の庭に植
えられたラベンダーが大きな株になり、芳香を漂わせながら花を
沢山咲かせていました。このラベンダーは、ラバンディン系
のグロッソラベンダーではないかと思います。
交配種のラベンダーで南フランスの香料用品種とのこと。
大株に育ち、3年目で樹高株張りが80㎝程度になる。花穂が長く、
香りが良いのでラベンダースティックやリースに最適とか。高温
多湿に強く丈夫で育てやすい品種とのこと。
ラベンダーシソ科 ラバンデュラ属 Lavandula angustifolia
ラバンデュラ属 Lavandulaは地中海沿岸、北アフリカ、インドなどに
20種ほど分布する。
ラベンダーは、ヨーロッパ南部原産の多年草で、乾燥したやせ地
に生える。根もとはかたく木質化する。ヨーロッパではギリシャ・
ローマ時代から利用されていたようで、日本でも近年のハーブ人気
で、家庭で栽培され、花穂や葉を乾燥して香りを楽しむようになっ
た。
イングリッシュ・ラベンダーと呼ばれる半耐寒性~耐寒性常緑小低木
で薬用、香料用に栽培される。ラベンダーは英名。草丈は40~
100㎝以上になるものもある。茎は細くてかたく軟毛が密生する。
葉は全縁、披針形、長楕円形などで灰緑色の細い葉を対生する。
夏に青紫、桃、白色などの小さな唇弁花を穂状につけ、芳香を
漂わせる。花穂や茎葉からラベンダー油を採取する。
園芸品種に
ジーン・ディビス cv.Jean Davis、ツィッケル・パープル
cv.Twickel Purpleなどがある。
また、フレンチ・ラベンダーと呼ばれるラバンデュラ・ストエカス
・ペジュンクラタ Lavandula stoechas ssp.pedunculataや
レースラベンダーと呼ばれるラベンダー・ピンナタもある。
交雑種のセビリアン・ブルーLavandura cv.Sevillian blueがある。
[栽培]耐寒性はあるが、一般に高温多湿では株が腐りやすいので、
日当たりと風通しのよい涼しい場所がよい。