peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ウチワサボテン「金武扇/ツナ(Tuna)」

2009年07月10日 | Weblog
一関市大東町摺沢のウチワサボテン「金武扇」
/ツナ(Tuna)」 2009年7月9日






2009年7月9日(木)、一関市大東町摺沢にある大東図書館に久しぶり
に行きました。(隣接地に工事用の幕が張られて、増築及び改築工事が
始まるようです。)妻が大東図書館主催の俳句の講座(全4回)
に参加するためです(9:30~10:30)。この間私は、周辺を歩いて花の
写真撮りです。農家と思われる民家の前で、黄色い花を咲かせている
ウチワサボテンがあったので写真を撮らせていただきました。
金武扇(きんぶせん)Opuntia tuna(ツナ)という名の西インド諸島原産の
ウチワサボテンだと思います。




一関市大東町摺沢の地植えのウチワサボテン「金武扇」
 2009年7月9日



2009年7月9日(木)、一関市大東図書館(大東町摺沢)から50mと離れて
いない道路沿いの民家の庭で地植えのウチワサボテンが、黄色い花を
咲かせていました。「金武扇(きんぶせん)/ツナ(Tuna)」という名の品種だと思います。




ウチワサボテン類(ウチワサボテン亜科)
生長の初期に棒状の葉を生じるが早期に脱落する。茎は扁平楕円状
のものが多いが、棒状の種もある。芒刺(ぼうし)があり、簡単に
抜け落ちる。
オプンチア(ウチワサボテン)属 Opuntiaウチワサボテン亜科
カナダのブリティッシュ・コロンビア州から南アメリカのマゼラン
海峡までに250種ほどが分布する。生育の初期に葉を生じること、
刺座に抜けやすい芒刺を多数もつ特徴がある。茎幹や枝は扁平、円
柱状または球形の茎節からなる。花は黄、桃、赤色で、径1.5~8㎝
と小輪から大輪まである。[花期]4~7月。
[栽培]大型種は耐寒性の強いものがあり、排水性のよい所では戸外
でも育つ。カイガラムシがつきやすい。繁殖は挿木と実生。
[山渓カラー名鑑「観葉植物」及び山渓カラー名鑑「園芸植物」より]

フサスグリ(房酸塊)/アカフサスグリ(赤房酸塊)

2009年07月10日 | Weblog
一関市地主町のフサスグリ(房酸塊)
/アカフサスグリ(赤房酸塊) 2009年7月6日




2009年7月6日(月)、一関市地主町(じしゅまち)のトップウェル
ネス一関の裏側にある民家の庭で、アカフサスグリ(赤房酸塊)
真っ赤に熟した実を沢山つけていました。
近くには児童遊園地があり、「一関市第1区地区掲示板」が建てて
ありました。





フサスグリ(房酸塊)/アカフサスグリ(赤房酸塊)
スグリ科 スグリ(リベス)属 Ribes rubrum
スグリ(リベス)属 Ribes:スグリの仲間は北半球を中心に150種ほどあり、
日本にも10種程度が自生している。欧米では果樹としての利用が盛ん
で、交雑や改良によっていろいろな品種が生まれている。

果樹として栽培されているスグリには、刺の有無、花や果実のつき
方でカーラント(Currant)とグーズベリー(Gooseberry)の2つの
系統がある。カーラントは刺がなく、花や果実が房状に多数つくグルー
プで、フサスグリ Ribes rubrumともいう。果実が赤いアカフサスグリ
(アカスグリ)
や果実が黒いクロフサスグリ(クロスグリ)
Ribes nigrum
などが、この中に含まれる。
北ヨーロッパからロシアにかけて大々的に栽培されている。

アカフサスグリ(アカスグリ) R.sativumは、ヨーロッパ原産の落葉
低木で、日本には1873年に渡来したとのこと。生食用のほか加工も
され、缶詰用に栽培される。また果実が美しいので観賞用にも栽培
される。日本の高温多湿地では腐りやすいので、主に冷涼地で栽培
されるという。

高さは約1.5mになり、若枝には腺毛が密生する。葉は長さ約12㎝
の円形で掌状に3~5裂し、縁に重鋸歯がある。

4~5月、長さ5~10㎝の総状花序に黄緑色の小さな花を多数開く。

果実は直径8㎜ほどの球形で赤く熟し、食べられる。
分布:ヨーロッパ西部、アジア北西部原産。葉が長さ3~7㎝と小形で、
裂片の先は尖り、裏面は有毛。白実のものもある。ヨーロッパ原産。

グーズベリーgooseberryは枝に刺があって、花や果実が葉のつけ
根に1~3個つくグループで、スグリと総称されている。
セイヨウスグリ R.grossulariaアメリカスグリ R.hirtellum
このグループの中心。いずれも落葉低木。
 グーズベリーは北アメリカ北部産とヨーロッパ産があるが、
アメリカ産のほうがつくりやすい。
 それぞれ独自に改良が行なわれていたが、両者の交雑によって
つくられた品種も生まれている。いずれも生で食べるほか、ジュ
ースやジャム、ゼリーなどに利用される。

フイリガクアジサイ(斑入額紫陽花)

2009年07月10日 | Weblog
一関市山目のフイリガクアジサイ(斑入額紫陽花)
 2009年7月6日




2009年7月6日(月)、一関市山目の国道342号線沿いにある
「山目中学校入口」の道路向かい側付近の民家の玄関口に植え
られたフイリガクアジサイ(斑入額紫陽花)が花を咲かせていました。
五代川が国道下に潜り込む辺りです。






フイリガクアジサイ(斑入額紫陽花)
アジサイ科 アジサイ(ハイドランジア)属
Hydrangea macrophylla f.normalis cv.Maculata
太平洋側の沿岸地に多く自生しているアジサイの母種・ガクアジサイ
(額紫陽花)
の斑入り葉のもの。自生種は暖地の海岸付近に生える
落葉低木。古くから園芸化され、庭や公園に植えられている。
高さは1~2m。葉は長さ10~20㎝の広卵形~倒卵形。

6~7月、枝先に直径10~20㎝の花序を出し、真ん中に淡紫色の
両性花、周りに直径3~5㎝の装飾花をつける。装飾花の萼片は
広卵形で3~5枚あり、花色は淡青色、淡青紫色、淡紅色、白色
などがある。花の色は土壌の酸性度や肥料によって微妙に変化
する。また縁に鋸歯があるものなど、個体差が多い。
両性花もよく見てみると小さな花びらが5枚ある。
果実は楕円形で、花柱が角のように残る。忘れられがちだが、
秋の黄葉も魅力的。
 和名は装飾花を額縁に見立てたもの。別名:ガク、ガクバナ、
ガクアオウ

分布:本州(房総半島、三浦半島、伊豆半島、伊豆諸島、和
歌山県神島)、四国(足摺岬)。