peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

グラジオラス(Gladiolus)

2009年07月26日 | Weblog
一関市東山町のグラジオラス(Gladiolus)
 2009年7月20日










一関市立長坂小学校(東山町長坂字南磐井里)の前にある農家の畑に
黄、ピンク、紅紫、白などのグラジオラスが咲いていました。
この家の主婦が手入れをしていましたので、写真を撮らせて貰いま
した。まさに夕日が落ちようとしている時でしたのであまり良く撮れ
ませんでしたが、すらっとした茎に大ぶりな花を幾つもつける雄大な
草姿は、このような大きな場所だと映えるものだと思いました。












この画像のグラジオラスは、「ゴールデン・ゲームcv.Golden Game」という園芸品種






下記の画像は「リトル・レデイ cv.Little Lady」という園芸品種と思われます。

グラジオラスアヤメ科 グラジオラス(トウショウブ)属
Gladiolus×hybridus
グラジオラス属Gladiolusは、熱帯アフリカ~南アフリカを中心に、マダガスカル島、
地中海沿岸、中央ヨーロッパ、アジア西部にかけて180種ほどが分布する
球茎をもつ多年草。
普通栽培されているのは、これらの原種の交雑によって作りだされ園芸
品種で、花壇に植えたり、切り花、鉢植えとして観賞されている。園芸種
は春に球根を植える「夏咲き系統」と、秋に球根を植える「春咲き系統」
があるが、普通グラジオラスといえば夏咲きのものを指す。
草丈は45~120㎝ほどの分枝しない茎を伸ばし、先に穂状花序を形成す
る。葉は剣状、線状まれに円筒形で基部は茎を包む。属名はラテン語で
「剣」の意味で、剣状の葉の形に因み、古代ギリシャ・ローマ時代から
栽培されているとのこと。「トウショウブ(唐菖蒲)」の名もある。

7月頃、剣状の細く尖った葉の間から花茎を伸ばし、漏斗形の花を数花
~40花ほどもつける。横向きについた花は下から順に咲き上がる。花の
色は黒以外ない色はないといわれるほどで、黄、橙、赤、ピンク、紫、
白などと豊富。花径も14㎝以上の巨大輪から5㎝ほどの極小輪までさまざ
まある。春咲き種は茎や葉が細く小ぶりで清楚な雰囲気があり、原種系
(トリスティスなど)とともに人気がある。

また、アシダンセラやトリスティスG.tistisなどは香りもある。
比較的よく知られている園芸品種にブルーバード cv.Bluebird、
コメットcv.Comet(春咲き)、グリーン・アイルcv.Gren Isle、
メモリー・レーンcv.Mer Lane、ゴールデン・ゲームcv.Golden Game、
リトル・レディーcv.Little Lady、リッチモンドcv.Richmond、
ウィンドソング、アラタス
などがある。
[栽培]春咲き系は9~10月に植え霜除けして越冬させるが、冬植えは
4~5月の開花。夏咲き系は3~4月に植え7月の開花となる。繁殖は分
球と木子による。日光を好むので日当たりと風通しの良い戸外に置く。
過湿を嫌うので鉢土の表面が乾くのを待ってたっぷり水やりするが、
夏の間は乾燥させ過ぎないように注意。