peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ヘメロカリス(Hemerocallis)

2009年07月15日 | Weblog
一関市大東町&千厩町のヘメロカリス(Hemerocallis)
2009年7月9日






2009年7月9日(木)、一関市千厩町磐清水地区にある商店の庭で
ヘメロカリス(Hemerocallis)が花を咲かせていました。
下記のヘメロカリスは、「プレーリー・カーディナル」ではないかと思います。


下記の画像は ヘメロカリス「ミニストレル・ボーイ」
cv.Ministrel Boy と思われます。




下記のヘメロカリスは、「コートウェールス」ではないかと思います。

一関市大東町摺沢のヘメロカリス 2009年7月9日

一関市立大東図書館(大東町摺沢)の近くにある民家の道路沿いで
ヘメロカリスが花を咲かせていました。




ヘメロカリス(Hemerocallis)
ユリ科 ヘメロカリス(ワスレグサ)属 Hemerocallis
ノカンゾウやその仲間を親として育成された園芸品種を、欧米では
ワスレグサ属の学名そのままにヘメロカリスと呼んでいる。
花が1日でしぼみ、形がユリに似ていることから、デー・リリー(Day-lily)
ともいう。
花は大形で、色も黄色からオレンジ色、ピンク、紅色など、様々な
ものがある。多年草なので一度植えれば毎年花が咲く。丈夫で育て
やすく、花壇や道路沿いにもよく植えられている。花期は6~8月。

以下[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑 園芸植物」より]
第二次大戦後、アメリカで育種が行われ、白に近いものから黄、桃、
桃、紅紫などの花色、大・小輪、」一重・八重、花被縁の波状などの
変化に富む品種が作出されている。

大輪種のスイート・ハーモニー cv.Swet Harmony、星咲きのアミューズ・
レッド cv.Amuse Red
、暗赤色のブラック・プリンスcv.BlackPrince
八重咲きで黄色のダブル・ピンク・メロンcv.Double Pink Melon
八重咲きで赤色のダブル・レッド・ヘッド cv.Double Red Head
大輪で丸弁のリトレスト・エンジェル cv.Littlest Angel、ミニで黄色の
ステラ・デオロ cv.Stella d'Oro
戦前からの品種の帝 cv.Mikado、中大輪のピンク・ライトニング cv.Pink
Lightning
、ほかに濃紫色のミニストレル・ボーイ cvMinistrel Boy
など数多い。日本でも品種が育成されている。
[栽培]輸入した品種には日本では花つきの悪いもの、草勢の弱くなる
ものもある。多くは強健で、土質も特に選ばず、適応幅が広い。日当
たりさえよければよい。開花後に花茎を除き、同時に油粕、骨粉、化
成肥料を施す。9~10月、または3~4月に植替える。繁殖は秋の植替え
時に行う。

リョウブ(令法)

2009年07月15日 | Weblog
一関市山目のリョウブ(令法) 2009年7月12日



2009年7月12日(日)、一関市立山目中学校の南斜面下の寺前地区
にある民家の庭のリョウブ(令法)が花を咲かせ始めていました。
近寄るといい香りがしました。

また、山目中学校東側斜面下(宮前町)の民家の庭のリョウブ(令法)
も蕾を膨らませていました。










リョウブ(令法)リョウブ科 リョウブ(クレトラ)属
Clethra barbinervis
日当たりのよい山地に生える落葉小高木。庭などにもよく植えられ
ている。高さは8~10mになる。樹皮は薄片となってはがれ、跡は茶
褐色でなめらか。幹はすべすべしていて、樹皮がはがれた跡がまだら
模様になってよく目立つ。この模様を生かして床柱に利用される。

冬芽は円錐形で2~3個の鱗片に包まれているが、はがれやすいので
裸芽となっていることが多い。葉は枝先に集まって互生し、長さ8~
15㎝の楕円形~倒披針形で、先は尖り、縁には鋸歯がある。
若葉は山菜として利用される。鹿もこの葉をよく食べるとのこと。

7~9月、枝先に総状花序を円錐状に出し、白い小さな花を総状に多
数つける。花冠は直径5~6㎜で深く5裂する。雄しべは10個。雌しべ
は1個。果実は果で直径4~5㎜の扁球形で、毛が密生し、秋に褐色
に熟す。種子は多数。
用途:庭木、公園樹、建築・器具材。
分布:北海道(南部)、本州、四国、九州、朝鮮(済州島)、中国、
台湾。
最近では本種より生長や花つきがよいので、北アメリカ東部原産の
アメリカリョウブ C.alnifoliaが栽培されることが多く、ピンク色品種に
ロゼア cv.Roseaがある。両種とも、野性味のある庭園樹として愛培される。
[栽培]性質は強健で栽培、繁殖は容易。
リョウブ科 Clethraceae:北アメリカ、熱帯アメリカ、アジア
などに分布する落葉低木。1属約30種。
リョウブ(クレトラ)属 Clethra:日本では1属1種。北海道から九州までの
火山灰土壌の丘陵帯に自生する。幹は光沢がある茶褐色で美しい。