peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ザクロ(石榴)/ヤエザクロ(八重石榴) 2009年6月28日

2009年07月04日 | Weblog
一関市厳美町のザクロ(石榴)
/ヤエザクロ(八重石榴)2009年6月28日




2009年6月28日(日)、一関市厳美町字沖野々にある道の駅「厳美渓」
&一関市立博物館
に行きました。国道342号線を挟んだ向かい
側の民家の庭に植えられたザクロ(石榴)が、朱赤色の花を咲かせて
いました。画像のものはヤエザクロ(ハナザクロ)だと思います。





ザクロ(石榴)/ヤエザクロ(八重石榴)
ザクロ科 ザクロ属 Punica granatum
小アジア原産の落葉小高木。日本には古い時代に渡来したとの
こと。花も実も楽しめる庭木としてよく植えられている。
高さは5~6mになり、よく分枝し、老木になると幹が捩れる。
若枝は4稜があり、短枝の先は刺となる。葉は対生し、長さ2~
5㎝の長楕円形で全縁。

6~7月、直径約5㎝の朱赤色の花を開く。花弁は5枚で、薄くて
皺がある。萼は6浅裂する。
果実は直径6~8㎝の球形で先端に萼片が残る。果皮は厚く、秋
に熟すと不規則に割れ、真っ赤な種子が現れる。そのまま食べた
り、果実酒やシロップなどにもされる。

花が重弁(八重咲き)の園芸品種ヤエザクロ(ハナザクロ)cv.
Pleniflotr
や全体に小形のヒメザクロ(姫石榴)/別名:チョウ
センザクロ、ナンキンザクロ cv.Nana
、実生1~2年
で花を咲かせるイッサイザクロ(一歳石榴)
などがある。
 用途:庭木、鉢植え、盆栽、花材。樹皮は駆虫剤。

タイサンボク(泰山木/大山木) 2009年6月24日

2009年07月04日 | Weblog
一関市街地のタイサンボク(泰山木/大山木)
 2009年6月24日




2009年6月24日(水)、一関市田村町にある一関市立図書館に隣接
する民家の入口に植えられたタイサンボク(泰山木/大山木)
クリーム色の大きな花を咲かせていました。






タイサンボク(泰山木/大山木)
モクレン科 モクレン(マグノリア)属
Magnolia grandiflora
北アメリカ原産の常緑高木で、高さは10~20mほどになる。
日本には1873年(明治初期)に入り、庭や公園などに植えられて
いる。樹皮は暗褐色。葉は互生し、長さ10~25㎝の長楕円形で、
厚くてかたく、表面は光沢があり、裏面には鉄錆び色の毛が密
生している。

5~6月、枝先に直径10~15㎝で肉厚の白~クリーム色の大きな
花を開く。雌しべは多数あり、円錐状に集まる。花糸は紫色。
花弁は6枚、稀に9~12枚。萼片は3枚で花弁状。(ふつう花弁が
9枚のように見えるが、外側の3枚は萼片。)花には強い芳香が
ある。
果実は袋果が集まった集合果で、長さ10~15㎝。袋果の中には
赤い種子が2個ずつ入っている。

仲間に、北米東部原産の落葉小高木で、葉の裏に白い毛が密生
し、花が小さいヒメタイサンボク(姫泰山木)M.glaucaがある。