岩手県立博物館のセイヨウサンザシ(西洋山櫖子/西洋山査子)
2007年7月29日
2007年7/29(日)、岩手県立博物館(盛岡市上田)の植物園に
植えられている「セイヨウサンザシ(西洋山樝子/山査子)」が
黄緑色の果実をつけていました。赤く色づけば、とても目立つの
ですが、緑色の葉に埋もれていて目立ちません。
岩手県立博物館のセイヨウサンザシ(西洋山樝子/西洋山査子)
2005年11月3日
2005年11/3、妻が岩手県立博物館(盛岡市上田字松屋敷34番地)に
行きたいというので、マイカーを運転して普通道路を通って盛岡ま
で行ってきました。
きょうは文化の日ということで、博物館には無料で入館できると
いうことでしたが、何度も行っていて特に興味をひくものもなかった
ので、「屋外展示」になっている「植物園・岩石園」を散策しながら、
植栽してある県内に自生している山野草・樹木を観察したり、写真を
撮ったりして時間を潰してしまいました。正味3時間も退屈することは
ありませんでした。疲れましたが、行楽日和で気持ちの良い一日でした。
セイヨウサンザシ(西洋山樝子/西洋山査子)バラ科 サンザシ属
Crataegus laevigata DC.
普通のサンザシは、中国原産の落葉低木で、高さは2~3mぐらいで
あるが、「セイヨウサンザシ」は、ヨーロッパ、北アフリカ原産の
落葉小高木で、高さは4~6mにもなり、枝にはトゲ(刺)が多く、
花や果実はサンザシより小さいということです。
また、花がピンクや赤の園芸品種があり、八重咲きもあるそうです。
画像のセイヨウサンザシは5~6mあり、プレートには、「分布:
ヨーロッパ、北アフリカ トゲ(刺)がある。花は白色、果実は
赤色に熟す。」と書いてありました。
サンザシ(山査子/山樝子)バラ科 サンザシ属
Crataegus cuneata
サンザシ属の植物は、北半球に200種以上が分布し、ふつう白い
5弁の花が枝先に平らめに集まってつき、秋には実が赤か黒に熟す。
欧米では5月を代表する花木で、50種以上が生垣や庭木に利用され
るという。日本で見られる「セイヨウサンザシ」もその一部で、
園芸品種は花色が白、桃、紅など、八重咲き、枝垂れもある。
日本には「クロミサンザシ(黒実山樝子)/別名エゾサンザシ」と
「オオバサンザシ」の2種が自生する。落葉低木または小高木で、
小枝は刺になり、果実はナシ状果。
「サンザシ(山査子/山樝子)C.クネアタ」は中国南部原産の落葉
低木で、日本には1734年(享保19)に薬用として導入されたという。
しかし、植栽も少なく、見る機会は少ない。
高さは3mほどになり、枝は灰黒色で小枝が変化した長さ3~8mmの
真っ直ぐな刺が多い。葉は互生し、葉身は長さ2~7cmの倒卵形また
は広倒卵形。上部はふつう3~5浅裂、ときに深裂し、縁には不揃い
な鋸歯がある。葉身の下部は全縁。長枝の葉柄の基部には粗い鋸歯
が目立つ托葉がある。
4~5月、本年枝の先に散房花序を出し、ウメに似た直径1.5~2cmの
白い花を2~6個咲かせる。雄ずいは20本、葯は赤い。
果実はナシ状果。直径1.5~2cmの扁球形で、9~10月に赤く熟す。
先端に萼裂片が残る。黄色に熟す個体があり、「キミノサンザシ」と
呼ばれている。果実を健胃・消化、止血などの薬用にする。
観賞用には「セイヨウサンザシ」類やその雑種が広く栽培されて
いる。ことに刺がなくて赤花で八重の品種は鉢植え・盆栽に好まれ、
花材にもされる。白花の八重もある。八重花は結実しない。
オオミサンザシは原産地の中国では果樹として食用であるが、日本
では実もの盆栽として好まれる。いずれも高温多湿地域には不適で
はあるが、栽培が困難というほどでもないとのこと。
2007年7月29日
2007年7/29(日)、岩手県立博物館(盛岡市上田)の植物園に
植えられている「セイヨウサンザシ(西洋山樝子/山査子)」が
黄緑色の果実をつけていました。赤く色づけば、とても目立つの
ですが、緑色の葉に埋もれていて目立ちません。
岩手県立博物館のセイヨウサンザシ(西洋山樝子/西洋山査子)
2005年11月3日
2005年11/3、妻が岩手県立博物館(盛岡市上田字松屋敷34番地)に
行きたいというので、マイカーを運転して普通道路を通って盛岡ま
で行ってきました。
きょうは文化の日ということで、博物館には無料で入館できると
いうことでしたが、何度も行っていて特に興味をひくものもなかった
ので、「屋外展示」になっている「植物園・岩石園」を散策しながら、
植栽してある県内に自生している山野草・樹木を観察したり、写真を
撮ったりして時間を潰してしまいました。正味3時間も退屈することは
ありませんでした。疲れましたが、行楽日和で気持ちの良い一日でした。
セイヨウサンザシ(西洋山樝子/西洋山査子)バラ科 サンザシ属
Crataegus laevigata DC.
普通のサンザシは、中国原産の落葉低木で、高さは2~3mぐらいで
あるが、「セイヨウサンザシ」は、ヨーロッパ、北アフリカ原産の
落葉小高木で、高さは4~6mにもなり、枝にはトゲ(刺)が多く、
花や果実はサンザシより小さいということです。
また、花がピンクや赤の園芸品種があり、八重咲きもあるそうです。
画像のセイヨウサンザシは5~6mあり、プレートには、「分布:
ヨーロッパ、北アフリカ トゲ(刺)がある。花は白色、果実は
赤色に熟す。」と書いてありました。
サンザシ(山査子/山樝子)バラ科 サンザシ属
Crataegus cuneata
サンザシ属の植物は、北半球に200種以上が分布し、ふつう白い
5弁の花が枝先に平らめに集まってつき、秋には実が赤か黒に熟す。
欧米では5月を代表する花木で、50種以上が生垣や庭木に利用され
るという。日本で見られる「セイヨウサンザシ」もその一部で、
園芸品種は花色が白、桃、紅など、八重咲き、枝垂れもある。
日本には「クロミサンザシ(黒実山樝子)/別名エゾサンザシ」と
「オオバサンザシ」の2種が自生する。落葉低木または小高木で、
小枝は刺になり、果実はナシ状果。
「サンザシ(山査子/山樝子)C.クネアタ」は中国南部原産の落葉
低木で、日本には1734年(享保19)に薬用として導入されたという。
しかし、植栽も少なく、見る機会は少ない。
高さは3mほどになり、枝は灰黒色で小枝が変化した長さ3~8mmの
真っ直ぐな刺が多い。葉は互生し、葉身は長さ2~7cmの倒卵形また
は広倒卵形。上部はふつう3~5浅裂、ときに深裂し、縁には不揃い
な鋸歯がある。葉身の下部は全縁。長枝の葉柄の基部には粗い鋸歯
が目立つ托葉がある。
4~5月、本年枝の先に散房花序を出し、ウメに似た直径1.5~2cmの
白い花を2~6個咲かせる。雄ずいは20本、葯は赤い。
果実はナシ状果。直径1.5~2cmの扁球形で、9~10月に赤く熟す。
先端に萼裂片が残る。黄色に熟す個体があり、「キミノサンザシ」と
呼ばれている。果実を健胃・消化、止血などの薬用にする。
観賞用には「セイヨウサンザシ」類やその雑種が広く栽培されて
いる。ことに刺がなくて赤花で八重の品種は鉢植え・盆栽に好まれ、
花材にもされる。白花の八重もある。八重花は結実しない。
オオミサンザシは原産地の中国では果樹として食用であるが、日本
では実もの盆栽として好まれる。いずれも高温多湿地域には不適で
はあるが、栽培が困難というほどでもないとのこと。