【明日の舞いあがれ!】第103回 金網作りに深い愛情© 「舞いあがれ!」第103回より - (C) NHK
【明日の舞いあがれ!】第103回 金網作りに深い愛情(シネマトゥディ)
俳優の福原遥がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土、総合・午前8時~ほか)。第22週「冒険のはじまり」より、28日に放送される第103回のあらすじを紹介する。
金網業者の小堺(三谷昌登)とうめづで待ち合わせをしていた舞(福原)は、小堺から会社をたたむと告げられた。しかし舞は、さばさばと話す小堺がいまだに金網作りに対する深い愛情を持ち続けていると感じる。そんな小堺の姿から舞は、めぐみ(永作博美)がかつてIWAKURAの社員全員に会社をたたむと告げた日のことを思い出す。
朝ドラ・第107作目の「舞いあがれ!」は、1990年代から現在の東大阪と長崎・五島列島が舞台。空を飛ぶ夢に向かっていくヒロインの挫折と再生を描くオリジナルドラマで、脚本は桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太が担当。さだまさしが語りを務め、back number の主題歌「アイラブユー」がドラマを彩る。(清水一)
NHK提供© 中日スポーツ 提供
【NHK朝ドラ「舞いあがれ!」今週は】舞は新商品開発を企画!一方、貴司は北條からある提案を受ける(中日スポーツ 昨日 22:51)
<2月27日(月)ー3月3日(金)第22週「冒険のはじまり」 NHK総合 午前8時ほか>
町工場を近隣の人たちに知ってもらうためのイベントであるオープンファクトリーを成功させた舞(福原遥)。東大阪の町工場の社長たちと祝宴を開き、次はもっとパワーアップしたオープンファクトリーをしようと盛り上がる中、店の片隅にいた小堺(三谷昌登)が酒に酔った勢いで不満をぶちまける。小堺の会社は金網の製造業だが需要が減ったうえに大手に仕事を取られ、経営状況が悪化していた。舞は、自分にできることはないかと考え、小堺に金網で新たな商品づくりをしようと持ちかける。
一方、貴司(赤楚衛二)は編集者の北條(川島潤哉)から、日本中を旅しながら子供たちに短歌を教え、そして自分も旅先で短歌も詠むという企画を提案される。旅に出ている間はデラシネを閉めればよいという北條に、貴司は考える時間が欲しいと答える。
リュー北條(川島潤哉)(C)NHK© iza
NHK朝ドラ「舞いあがれ!」リュー北條(川島潤哉)の名前に俵万智さん「ちょっとときめく」 (iza 4時間前)
歌人の俵万智さんが27日、自身のツイッターを更新。現在放送中のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」に登場するリュー北條(川島潤哉)について「ときめく」などとつづり、朝ドラファンの共感を呼んだ。
「舞いあがれ!」は、大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、主人公の梅津舞(福原遥)がさまざまな人たちと出会い、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語。ドラマは、この日から第22週「冒険のはじまり」(第102~106話)が始まり、舞の夫で、歌人として活躍する貴司(赤楚衛二)のもとを北條が訪れた。
左から、梅津貴司(赤楚衛二)、岩倉舞(福原遥)、秋月史子(八木莉可子)、リュー北條(川島潤哉)。「デラシネ」で、貴司の原稿を読むリュー北條。※第91話より(C)NHK© iza
貴司の才能を引き出すリュー北條
北條は中堅出版社「長山出版」の短歌担当で、短歌界の芥川賞といわれる「長山短歌賞」を受賞した貴司に目を付け、歌集出版の話を持ち掛けた。当初は貴司のルックスにも目をつけビジュアルでも売り出そうとするなど、商業主義的な胡散臭い存在だったが、初の歌集を出すにあたり、これまでとは毛色の違う情熱的な恋の歌を書くよう指示。貴司の新境地を開拓し、完成した「デラシネの日々」は歌集として異例の売り上げとなり、重版も決定した。
短歌教室で子供に短歌を教える梅津貴司(赤楚衛二)(C)NHK© iza
第100話(23日放送)では、「子供に短歌を教えたい」と相談する貴司に最初は「地味だね」と渋い顔だったが、すぐに「梅津さんが子供に教えてるとこ絵になるわ」と想像を膨らませ、その場にマスコミを呼んで貴司の知名度と好感度をあげることを思いついた。短歌教室では記者たちに煙たそうにされながらも、貴司が子供たちの気持ちを引き出す姿について「今の名場面撮れました?」と積極的に話しかけ、編集者として担当歌人を売り込んだ。
初登場の際は、北條に対して視聴者から「不穏」「うさんくさい」「怪しい」といった声が相次いだが、メンターのように貴司の才能を引き出す北條の姿にネットの評価も急上昇。第21週「新たな出発」(第97~101話)以降は「優秀な編集」「リュー北條が大好き」といったコメントが相次いでいる。
俵万智さんが感想つづる
放送後、俵さんはツイッターに「最近は、タイトルバックにリュー北條の名前があると、ちょっとときめく」と投稿。これに朝ドラファンらが共感し、リプ欄などに「まったく同感」「私もです」「中毒性ありますよね(笑)ワクワクします」「貴司くんとの絡みはもう癖になってるよね」「貴司くんのストーリーが動くと思いますよね」「万智さんが『貴司沼』に続いて『リュー淵』にはまりつつおられます」などの書き込みが寄せられれた。
ちなみにこの日の北條は、貴司に、先日開いた短歌教室が好評で、開催依頼が相次いでおり、それを受けて編集長から連載の案が出たと伝えた。日本中を旅しながら子供たちに短歌を教え、旅先で詠んだ短歌とエッセイを掲載する「おくのほそ道的な企画」だと説明。貴司は旅に出ている間、自身が営む古書店「デラシネ」がどうなるかを心配したが、北條は休業すればいいとアドバイスした。
左から、リュー北條(川島潤哉)、梅津貴司(赤楚衛二)、広田大樹(中須翔真)。「デラシネ」にて。北條からある提案をされる貴司(C)NHK© iza