peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

テッポウユリ(鉄砲百合)

2009年07月23日 | Weblog
一関市千厩町のテッポウユリ(鉄砲百合)
 2009年7月23日






2009年7月23日(木)、一関市千厩町磐清水地区の国道284号線沿いに
ある民家の花壇に植えられたテッポウユリ(鉄砲百合)の園芸品種
と思われるユリ(百合)が沢山花を咲かせていました。この広い道路は
JR大船渡線(千厩~摺沢)と平行していて、向い側に千厩生コン
工場が見える所です。






テッポウユリ(鉄砲百合)ユリ科 ユリ(リリウム)属
Lilium longiflorum cv.?
ユリの園芸分類:イギリスの王立園芸協会により、野生種と交雑品種を含めて9
グループに園芸分類が行われている。協会に登録された種、品種は1982
年第3編としてまとめ、以降は補遺が発行されている。
 テッポウユリ、タカサゴユリなどの交雑種、シンテッポウユリは第5群 ロンギフロ
ーラム・ハイブリッドに入るようです。

主なものにテッポウユリ「長太郎」cv.Choutarou、
テッポウユリ「日の本」cv.Hinomoto、
テッポウユリ「ロメロ・スター」cv.Romero Star
がある。
テッポウユリ(鉄砲百合) Lilium Longiflorum
屋久島から南の琉球の島々にのみ見られ、台湾や尖閣列島にも自生
する。日当たりを好み、自生地では主に海岸に近い所に生育している。
背の高いクサトベラの群落の中などによく見られ、他の植物が生育で
きないような岩場の窪みなどにも生育します。切り花として大量の需
要があり、広く栽培されてきたので、今では周辺の島や九州、四国の
一部で野生化しているとのこと。

和名の「鉄砲百合」は長い花筒の形状に由来し、学名も長い花の意
味。草丈60~80㎝で茎は緑ないし褐色で、青軸、黒軸と呼ばれ、黒
軸には濃淡がある。直立する。葉は広披針形で、長さ12~15㎝、幅1
~1.5㎝の無柄の葉を70~90枚螺旋状につける。
花は長さ13~18㎝で純白、芳香がある。花筒の先がラッパ状に反捲し、
普通3~6輪を横向きまたはやや下向きに咲かせる。花粉色は黄色。

球根は黄白色、球形で直径5~7㎝になる。切花や販売球根用に栽培さ
れているのは、ほとんどが日の本(ひのもと)という品種で、屋
久島で見つけられた個体を増殖したもので、純白の花が美しいだけで
なく、青軸で葉とのバランスがよく草姿が整っているユリである。

純白色の花が特色で、かつてはイースターになくてはならぬユリとし
て、欧米へ大量の球根が輸出されたという。

様々な系統や品種があるが、現在の品種には、新テッポウユリをは
じめ、タカサゴユリとの交配によってつくられたものが多い。

台湾原産で種子を秋に播いて翌年の夏から秋に咲く白花筒咲きのタカサゴユリ
L.formosanum
の特性と、テッポウユリの草姿をもつユリが、
両種の交雑後代から育成されたシンテッポウユリ L.×formolongiで、
夏から秋の切花として栽培されている。
[栽培]繁殖は鱗片繁殖、木子による。[花期]沖縄で3月下順、東京で6
月に咲く。
[栃の葉書房発行「ゆりを楽しむ」(監修:竹田 義)外より]

モナルダ・フィスツロサ/ヤグルマハッカ(矢車薄荷)

2009年07月23日 | Weblog
一関市大東町摺沢のヤグルマハッカ(矢車薄荷)
/モナルダ・フィスツロサ 2009年7月23日





2009年7月23日(木)、一関市立大東図書館(大東町摺沢字新エ門
土手12-2)主催の俳句講座(第2回目)開催日なので、2週間ぶりに行き
ました。図書館のすぐ前の民家の庭に植えられたヤグルマハッカ(矢車
薄荷)/モナルダ・フィスツロサ
が沢山花を咲かせていました。
また、7月9日に沢山蕾をつけていたのを撮った庭のものも、盛りを迎えて
いました。





2週間前の7月9日(木)に見た蕾を沢山つけていたヤグルマハッカ









一関市大東町摺沢のモナルダ・フィスツロサ
/ヤグルマハッカ(矢車薄荷) 2009年7月9日




2009年7月9日(木)、一関市立大東図書館(大東町摺沢)から
50mと離れていない民家の前の花壇でモナルダ・フィスツロサ
/ヤグルマハッカ(矢車薄荷)
が桃色の花を咲かせていました。
蕾は沢山ついていましたが、開花していたのは2~3個だけでした。





モナルダ・フィスツロサ/ヤグルマハッカ(矢車薄荷)
シソ科 モナルダ属 Monarda fistulosa
北アメリカ東部原産の耐寒性多年草だが、普通春播き1年草として
扱われる。日本でも古くから薬草として利用されていたとのこと。
草丈:50~150㎝。花期:5~8月。用途:庭植え、切り花、ハーブ。
ヤグルマハッカ M.fistulosaは花が桃色、白色で、茎が細い。
和名はヤグルマギクに似たピンク色の花をつけることによる。
この仲間はモナルダMonardaと呼ばれ、シソ科植物特有の香気を
生かして、ハーブ的な利用も行われている。
[栽培]庭植えに向き、日なたから多少日陰になる場所でもよく育つ。
花後、上から2~3節目ぐらいで切り戻すと再び花が咲く。繁殖は株
分け、挿芽で容易。

ユリ(百合)の園芸品種「ホワイトヘンリー」?

2009年07月23日 | Weblog
一関市田村町のユリ(百合)の園芸品種
「ホワイトヘンリー」? 2009年7月21日









2009年7月21日(火)、一関市田村町の「中街通り」には、国(文化庁)の登録
有形文化財
に指定された建物である日本キリスト教団一関教会がありますが、
この一関教会の近くにある民家の玄関先に植えられたユリ(百合)の園芸
品種「ホワイトヘンリー」
と思われるものが花を咲か
せていました。




ユリ(百合)の園芸品種「ホワイトヘンリー」
ユリ科 ユリ属 White Henryi
英国王立園芸協会によるユリ園芸品種の登録分類方法によれば、
第6群(Division6)トランペット・オーレリアンハイブリッド
に属するものと思われる。
ホワイトヘンリー(White Henryi)はウツドリフ氏によって1945年に育成
された品種で、キカノコユリにレウカンサム、ケンチフォリウムを交配
して得られた品種です。古い品種ですが、北米では庭植え用として長く
人気があり、今でもカタログに載っています。
花被片の周辺部が白色、喉が橙色の覆輪、直径14~15㎝でフラットに
開き先端部が反捲します。微小な乳状突起に小さな赤い斑点があり、芳
香があります。
草丈は1.5mほどで7月に開花。暑さに強い大変丈夫なユリで、一度植
えると毎年花が咲きます。
[栃の葉書房発行「ゆりを楽しむ」(竹田 義:監修)より]