2010年7月5日(月)、みちのくあじさい園(一関市舞川字原沢111)の「山本コレクション・コーナー」などに植えられているミカンバガクアジサイ(蜜柑葉額紫陽花)が、花を咲かせていました。
ミカンバガクアジサイ(蜜柑葉額紫陽花) アジサイ科 アジサイ(ハイドランジア)属 Hydrangea
伊豆大島産。肉厚の照葉で、ミカン(蜜柑)の葉のように、葉の縁がツルリとして鋸歯がないのでこの名がある。葉は変形することがあり、冬期15℃以上では常緑で越冬し、花期が早くなる。花柄が長く突き出してガクヘンには鋸歯があり、色合いが美しい花である。
ガクアジサイは別名:ハマアジサイともいい、伊豆半島の東部海岸、三浦半島湘南海岸、房総半島海岸部、伊豆諸島などに自生する、大型で葉は厚く光沢がある海浜性アジサイである。従って、ヤマアジサイ、エゾアジサイなどと比べると、格段に乾燥に強く、性質は丈夫で、全国どこででも栽培される。ガクアジサイの「ガク」は、周辺の大きな装飾花が中央の細かな両性花を取り囲んだ平たい花形を、額縁に見立てて江戸時代から付けられた和名である。[栃の葉書房発行「あじさいを楽しむ(監修:藤井 清)」ほかより}