peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

みちのくあじさい園のミカンバガクアジサイ(蜜柑葉額紫陽花)

2010年07月10日 | 植物図鑑

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2010年7月5日(月)、みちのくあじさい園(一関市舞川字原沢111)の「山本コレクション・コーナー」などに植えられているミカンバガクアジサイ(蜜柑葉額紫陽花)が、花を咲かせていました。

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ミカンバガクアジサイ(蜜柑葉額紫陽花) アジサイ科 アジサイ(ハイドランジア)属 Hydrangea

伊豆大島産。肉厚の照葉で、ミカン(蜜柑)の葉のように、葉の縁がツルリとして鋸歯がないのでこの名がある。葉は変形することがあり、冬期15℃以上では常緑で越冬し、花期が早くなる。花柄が長く突き出してガクヘンには鋸歯があり、色合いが美しい花である。

ガクアジサイ別名:ハマアジサイともいい、伊豆半島の東部海岸、三浦半島湘南海岸、房総半島海岸部、伊豆諸島などに自生する、大型で葉は厚く光沢がある海浜性アジサイである。従って、ヤマアジサイ、エゾアジサイなどと比べると、格段に乾燥に強く、性質は丈夫で、全国どこででも栽培される。ガクアジサイの「ガク」は、周辺の大きな装飾花が中央の細かな両性花を取り囲んだ平たい花形を、額縁に見立てて江戸時代から付けられた和名である。[栃の葉書房発行「あじさいを楽しむ(監修:藤井 清)」ほかより}


松江イングリッシュガーデンのスイレン(睡蓮)

2010年07月10日 | 植物図鑑

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2010年6月26日(土)、松江イングリッシュガーデン(島根県松江市西浜佐陀町330-1)に行きました。イングルッシュ・ランドスケープ・ガーデンの池では、スイレン(睡蓮)が花を咲かせていました。

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スイレン科 スイレン(ニンファエア)属 Nymphaea :は、世界各地の熱帯、亜熱帯、温帯に約40種ある水生植物。

スイレン(睡蓮) Nymphaea spp.葉は長い葉柄をもち水面に浮く。円形、楕円形で全縁、大型と小型がある。スイレンには耐寒性のある温帯性品種とそれのない熱帯性品種がある。温帯性品種の葉は丸く全縁、水面に浮くが、熱帯性品種は葉は広楕円形、葉縁に欠刻が強く葉柄が長く水面から突き出す。花も温帯性品種は水面に浮き、熱帯性品種は長い花柄をもち水面から出る。

日本にはヒツジグサ N.tetragonaがあり、観賞用に若干栽培されるが、現代品種の親にはなっていないという。現代品種は、ヨーロッパ原産のニンファエア・アルバ N.albaが、同属のオドラタ N.odorataなどと交配され、できあがったという。

最も有名で普及している品種は、赤色の’アトラクション’ cv.Attraction(温帯性)で、ほかに’アルバ・カンディディシマ’cv.Alba Candidissima(温帯性)、’アンドレアナ’cv.Andreana(温帯性)、’マルリアケア・クロマテラ’cv.Marliacea Chromatella(温帯性)、’ピンク・オパール’cv.Pink Opal(温帯性)、’ローズ・アレー’cv.Rose Arey(温帯性)、’スルフレア’cv.Sulphurea(温帯性)など、またヒメスイレン(姫睡蓮)には’レイディケリ・ロゼア’cv.Laydekeri Roseaなどがある。熱帯スイレンは、アフリカ原産の’ニンファエア・ロツス N.lotusや、インド産のルブラ N.rubraが交配親になっているといわれる。

昼咲きの熱帯スイレンは、ピンク色の品種’アメリカン・ビューティー’ cv.American Beauty、黄花の’アフリカン・ゴールド’ cv.African Goldなど、夜咲き品種には’シルバー・スター’ cv.Silver Starが美しい。栽培:温帯性品種は水槽があれば容易。熱帯性品種は15℃以上の温度と水深30㎝以上の水槽が必要。環境が適すれば強健。花期:初夏から秋。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]


松江イングリッシュガーデンのヒロハノレンリソウ(広葉の連理草)

2010年07月10日 | 植物図鑑

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2010年6月26日(土)、松江イングリッシュガーデン(島根県松江市西浜佐陀町330-1)に行きました。尖がった屋根が特徴のイングリッシュ・ランドスケープ・ガーデン English Landscape Gardenの近くにヒロハノレンリソウ(広葉の連理草)と思われる植物が、沢山花を咲かせていました。このガーデンは、一畑電鉄・松江イングリッシュ・ガーデン駅から歩いて5分ぐらいの所にありますが、国道431号線をエスカレーターのある歩道橋を渡ってゆきます。入園料が無料なのは嬉しいです。園内に入ると宍道湖がすぐ近くに見えます。

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ヒロハノレンリソウ(広葉の連理草) マメ科 レンリソウ属 Lathyrus latifolius L.(E)perennial pea

ヨーロッパ原産で、世界各地で花卉として栽培される一方、北アメリカ、アジア、オーストラリアなどで野生化している多年生草本。全体無毛、茎は扁平で両縁が翼となり、よく分岐して長さ数mに達する。2小葉からなる複葉の頂部に巻きひげを出して他物に絡み付く。春から夏にかけて葉腋に直立する花序を出し、直径3㎝ほどの蝶形花を10~30㎝の穂状につける。花は紅紫色から白色まで多様。スイートピーに近縁であるが香りはない。大正年間には既に観賞用に栽培され、現在でも「宿根スイートピー」などの名で市販されている。近年、栽培の拡大に伴って、北海道、東京都、三重県などで逸出、野生化が報じられている。[全国農村教育協会発行「日本帰化植物写真図鑑」(清水矩宏、森田弘彦、廣田伸七:編著)」より]

http://www.matsue-englishgarden.jp/ [松江イングリッシュガーデン]