peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市真湯のイワガラミ(岩絡み)

2010年07月21日 | 植物図鑑

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2010年7月21日(水)、真湯の「栗駒国定公園・真湯の郷」に行ってきました。地震による被害で休業中の真湯山荘の駐車場には入れませんでしたが、温泉センターの駐車場に車を駐めておくことができました。(臨時休業中)。「ジャブジャブ広場」には、業者と思われる人たちだけが見えました。もうすぐ夏休みに入った子どもたちがやってくることでしょう。周辺にある木々には、ツルアジサイ(蔓紫陽花)やイワガラミ(岩絡み)が這い上って、花を咲かせていました。

http://www.iwanichi.co.jp/ichinoseki/item_19481.html [Iwanichi online:ジャブジャブ広場 地震後2年ぶりに利用再開~一関]

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(下2枚)よく見るとツルアジサイの中にイワガラミも混じっています。

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イワガラミ(岩絡み) ユキノシタ科 イワガラミ属 Schizophragma hydrangeoides

山地に生えるつる性落葉木本。茎や枝から気根を出して岩や木に這い上る。茎は太いものは直径約8㎝にもなり、樹皮は厚い。葉は対生し、長さ3~10㎝の広卵形で先は鋭く尖り、縁には粗くて鋭い鋸歯がある。葉の鋸歯はツルアジサイより粗い。5~7月、枝先に白い装飾花が目立つ花序をつける。装飾花は1個の萼片が大きく花弁状になったもので、長さ2~3㎝の卵形。両性花は小さく、多数集まってつく。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市青葉1丁目のメマツヨイグサ(雌待宵草)

2010年07月21日 | 植物図鑑

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2010年7月20日(火)、一関市立山目公民館(青葉1丁目)から100mほどしか離れていない民家の庭に植えられたメマツヨイグサ(雌待宵草)と思われる植物が花を咲かせていました。

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メマツヨイグサ(雌待宵草) アカバナ科 マツヨイグサ属 Oenothera biennis

北アメリカ原産の多年草。明治時代中期に入ってきて、いつの間にかこの仲間では最も普通に見られるようになっている。高さは50~150㎝。葉は細めで、尖る。花期は6~9月。花は夕方咲きはじめ、翌朝しぼむ。花は黄色の4弁花で、オオマツヨイグサより小さく、直径4㎝前後。花弁と花弁の間に隙間があるものをアレチマツヨイグサと呼ぶこともある。

マツヨイグサの仲間:には、マツヨイグサ(待宵草)、オオマツヨイグサ(大待宵草)、アレチマツヨイグサ(荒地待宵草)/メマツヨイグサ(雌待宵草)、コマツヨイグサ(小待宵草)などが良く知られているが、いずれも北米か南米産で、黄色い花を夜に咲かせる。

マツヨイグサ Oenothera strictaは、江戸時代末期に南米のチリから渡来。大正から昭和初期にかけて本州南部の河原や海岸に大繁殖したが、その後急激に減少した。高さは30~90㎝。5~8月、直径3~5㎝の黄色の花が咲き、しぼむと赤くなる。葉は細い。

続いて北米原産でヨーロッパで品種改良されたものが日本に入ってきたと考えられているのがオオマツヨイグサ Oenothera erythrosepala。明治時代初期のことで、一時は各地に広がり、河原や海辺などに広く野生化していたが、最近はめっきり少なくなってしまった。この仲間では花が最も大きく、直径8㎝近くもある大輪の4弁花。高さは1~1.5mになる。葉は互生し、幅広く、葉先は鈍い。花期は7~9月。

次にアレチマツヨイグサ(メマツヨイグサ)が北米から明治時代中期に渡来。現在各地に最も広がる。

最後に、コマツヨイグサ(小待宵草)が、大正末期から昭和初めにやってきた。この種は高さ20~50㎝ほどで、海辺に野生化している。茎は立たずに這うことが多い。葉に波形の鋸歯。黄色の4弁花で、花は中形。

なお、多くの図鑑などでは「2年草とか1年草」とされているが、栽培すると多年草であることが分かる。また、オオマツヨイグサとかマツヨイグサなどの黄花種を”月見草”ということもあるが、これは誤り。太宰治が「富士には月見草がよく似合う」と述べた。この月見草はオオマツヨイグサで、月見草といったのは誤りであった。

ツキミソウ(月見草)、別名:ツキミグサ。Oenothera tetraptera:北アメリカ原産の多年草。花は白色の直径4㎝ほどの4弁花。中心に雌しべがあり、先が4裂している。その周囲に8本の雄しべがある。夜のうちに開いて、翌朝しぼんで赤くなる”一夜花”。葉のへりには大きな鋸歯があり、葉先は鋭く尖る。葉は茎に互生。花期:6~8月。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓名前図鑑・野草の名前(夏)」より]


みちのくあじさい園のヤマアジサイ・ハチブセテマリ(鉢伏手毬)

2010年07月21日 | 植物図鑑

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2010年7月5日(月)、みちのくあじさい園(一関市舞川字原沢111)の「ヤマあじさい苑」に植えられたハチブセテマリ(鉢伏手毬)という名のヤマアジサイが、沢山花を咲かせていました。

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ヤマアジサイ・ハチブセテマリ(鉢伏手毬) アジサイ科 アジサイ(ハイドランジア)属 Hydrangea macrophylla serrata

青花と小型の白花が混在するテマリ咲き。葉は日差しに弱く、日を当て過ぎると葉が枝に添うように下に傾く。日照は少なくてもよく開花するので影気味の場所に植栽するとよい。鉢植えの場合は葉が展開する頃、鉢を影に移動させるとよい。

http://www.ajisaiitiba.com/ajisaijpg/ajisaiitiba034.htm[ヤマアジサイ・鉢伏てまり~「紫陽花市場」]

http://nankyu.hp.infoseek.co.jp/ajisai/yamaajisai_hachibusetemari01.jpg[ヤマアジサイ・鉢伏てまり]