peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町のコウゾ(楮)

2010年07月17日 | 植物図鑑

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下の画像の橋は、砂鉄川に架かる里前橋。現在、架け替え中。

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2010年7月17日(土)、一関市東山町長坂字里前の「里前消防コミニティセンター」がある県道19号(一関大東)線沿いの土手に生えているコウゾ(楮)が、沢山の熟した実をつけていました。ここの道路は坂道であり、ヘヤピンカーブになっているので、車の運転でいつも緊張します。

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コウゾ(楮) クワ科 コウゾ属 broussonetia kazinoki

人家近くの山に生える落葉小高木。樹皮は古くから和紙の原料に利用され、栽培品種も多い。自生のものをヒメコウゾと呼ぶこともある。高さは2~5mになる。若枝は褐色で長く伸び、細い。樹皮は非常に強い。葉は互生し、長さ5~15㎝の卵形または卵円形で先は尖り、基部は丸くて浅い心形。縁には鋸歯があり、しばしば深く2~3裂あるいは5裂する。質は薄く、表面は少しざらつき、裏面は淡色。葉柄は1~2㎝。若木の葉は2~5つに切れ込むことが多い。

4~5月、葉と同時に開花する。雌雄同株。雄花序は本年枝の基部に腋生し、多数の雄花が集まる。雄花の萼片、雄しべはともに4個。雌花序は球形で上部の葉腋につき、長い糸状の花柱が周りに伸び出ている。雌花は2~4個の切れ込みのある筒状の萼、子房1個、糸状の花柱1個からできている。(白い葯が目立つのが雄花で、赤くふわふわしているのが雌花。)

果実は球形の集合果で、6月頃に赤く熟し、甘味があり食べられる。小果は球形で花柱が残る。樹皮の繊維から和紙をつくるのはよく知られている。コウゾの繊維は製紙原料の中で最も長く、しかも強靭でよくからみあうので、強い紙をつくるのに最適だといわれている。分布:本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾。

コウゾには、マコウゾ(真楮)、タカコウゾ(高楮)、カジコウゾ(梶楮)など、製紙用の品種が多い。中国地方、四国、九州が栽培には最も適しているが、寒い地方でも育つ品種があるので、青森県から鹿児島県まで植えられている。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


一関市街地のノウゼンカズラ(凌霄花)

2010年07月17日 | 植物図鑑

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2010年7月17日(土)、いわて生協・コープ一関コルザ(一関市石畑)に行った。大駐車場の北側に近い民家の門口に植えられたノウゼンカズラ(凌霄花)が、橙黄色の花を沢山咲かせていました。

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ノウゼンカズラ(凌霄花) ノウゼンカズラ科 ノウゼンカズラ属 Campsis grandiflora

中国原産の落葉つる性木本。古くから観賞用に庭園や公園に植えられている。茎は長く延び、付着根(気根)を出してほかのものに絡みつき這いのぼる。茎は直径約7㎝にもなる。葉は奇数羽状複葉で対生する。小葉は2~6対あり、長さ3~7㎝の卵形で無毛、縁には粗い鋸歯がある。7~8月、枝先に円錐花序を出して、直径6~7㎝の橙黄色の花を対生して多数つける。花冠は広い漏斗形で、先端は5裂して平開、横向きに咲く。開花には太陽が必要で、曇りが続くとつぼみのまま落ちる。雄しべ4個のうち2個が長い。日本では結実しにくい。用途:庭木。

北アメリカ原産のアメリカノウゼンカズラC.radicansは花が細長く、色が濃い。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/7ee6716ea8d0196c2b8e1a46d588ddf7 [peaの植物図鑑:東山町のアメリカノウゼンカズラ]


一関市東山町のキササゲ(木大角豆)

2010年07月17日 | 植物図鑑

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2010年7月16日(金)、一関市東山町松川字滝ノ沢平の県道19号(一関大東)線沿いにつくられている「もしもしピット」から100mほど離れた所に生えているキササゲ(木大角豆)が花を沢山咲かせていました。この場所は、旧狭山トンネルに通じる道との分岐点付近にあり,新狭山トンネルからは300mほどの所。

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キササゲ(木大角豆) ノウゼンカズラ科 キササゲ属 Catalpa ovata

中国原産の落葉高木。古くから薬用や観賞用に植えられ、川岸などにしばしば野生化もしている。高さは5~15m。樹皮は灰褐色で縦に割れ目がある。葉は対生し、長さ10~25㎝のほぼ広卵形で、普通3浅裂する。6~7月、枝先に円錐花序を出し、淡黄色の花を円錐状につける。花冠は長さ約2㎝の広い漏斗形で、内側に暗紫色の斑点があり、裂片の縁は縮れる。先は5裂してやや唇状になる。果実は細長い蒴果で長さ30㎝ほど。ササゲ(大角豆)に似ていて、利尿剤に使われる。用途:庭木、薬用。

北アメリカ原産のアメリカキササゲ C.bignonioidesは、花が白色で内側の斑点は紫色。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%AD%A5%B5%A5%B5%A5%B2[peaの植物図鑑:一関市街地のキササゲ(大角豆)]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/34112526f0cecbf4d6c7a250ccf88871[peaの植物図鑑:一関市街地のアメリカキササゲ/キササゲ]