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山崎豊子原作 「不毛地帯」「沈まぬ太陽」、相次ぎ映像化

2009-10-14 19:01:08 | エンターティメント情報
山崎豊子原作 「不毛地帯」「沈まぬ太陽」、相次ぎ映像化


■骨太な社会派に魅力
 15日に始まるフジテレビ系の連続ドラマ「不毛地帯」、24日から公開される映画「沈まぬ太陽」――。山崎豊子の小説が今月、相次ぎ映像化される。同時期になったのは偶然だが、製作側は「社会派で骨太の小説を、混迷する時代に映像化できたのはタイムリー」と口をそろえる。
 小説「不毛地帯」は雑誌で連載された70年代、映画(主演・仲代達矢)とテレビドラマ(主演・平幹二朗)になった。今回はフジテレビが開局50周年記念ドラマとして企画、主演に唐沢寿明を起用した。
 陸軍将校だった主人公の壱岐正は戦後、大手商社に入社。戦争の悲惨さを知り、軍事にかかわらないと心に決めていたが、軍人時代の人脈を買われ、防衛庁に戦闘機を売り込む商戦に巻き込まれていく。
 「戦争や高度経済成長といった、日本人がいまだに整理できていない過去と向き合った骨太の小説。くしくも政権交代と重なり、考えさせられるテーマとなった」と長部聡介プロデューサーは言う。
 03年に同じ唐沢の主演でドラマ化し、高視聴率を記録した山崎作品「白い巨塔」以来のヒットを狙っている。
 一方の「沈まぬ太陽」は99年に新潮社から単行本が出た同名の小説が原作。渡辺謙主演で角川映画が製作した。
 航空会社の労組委員長として安全運航の体制づくりを求める主人公の恩地元は、中東やアフリカへ異動させられる。「会社に謝れば日本に戻す」と言われるが、恩地は「おれの矜持(きょうじ)が許さない」と信念を曲げない。
 角川映画の土川勉・企画製作部長は試写会での反応に驚いた。20~30代の若者、とりわけ女性に「感動した」との声が相次いだという。
 「恩地の言う矜持とは自分の生き方、考え方に対する誇り。厳しい時代を生きる若者たちに、その大切さが実感を持って伝わったのではないか」
 新潮社で映像事業を担当する田島一昌顧問は、山崎作品について「膨大な取材を積み重ね、『あり得る』と読者が思えるように描いたフィクション」と指摘。「説得力のある本格的な大作をつくりたいと考えた時、映像作家たちの目は、おのずと山崎豊子に向いてしまう」と分析している。

2. 太陽が怒ってる!?

 太陽が怒ってる!? 米航空宇宙局(NASA)の太陽探査機が、太陽の表面か吹き出る巨大なプロミネンス(紅炎)を撮影した=写真(NASA提供=ロイター)。プロミネンスは太陽の表面から飛び出た炎のように見えるガス体で、数千~数万キロの高さになる。9月26~27日にかけて、30時間にわたって確認された。
 国立天文台によると、太陽は平均11年周期で、活動が活発な「極大期」と活動が少ない「極小期」を繰り返す。現在は12年以上「極小期」が続いている状態。「この時期には珍しく大きなプロミネンス」(国立天文台)だが、極大期に入る前兆ではないという。

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