若きDean Martin(ディーン・マーティン)

2009-01-24 | Patrizio - article & interview
Patrizio must be a right person as great young Dean Martin.

Dean Martin(ディーン・マーティン)、
映画俳優でもあり、甘い低音が魅力な、お洒落で小粋なエンターティナー。

両親がイタリアからの移民である、イタリア系アメリカ人でした。
George Clooney(ジョージ・クルーニー)主演の「オーシャンズ11」のオリジナルである
「Ocean's Eleven」(オーシャンと11人の仲間)にも出演していたことや、
Sammy Davis Jr.(サミー・デイヴィス・ジュニア)やTony Bennett(トニー・ベネット)らと共に
「シナトラ・ファミリー(Rat Pack=悪がきども)」としても活動していたことも、
よく知られているのではないでしょうか。



昨年9月末から10月初めにかけ、
アメリカ北東部の4つの主要会場でのコンサートを大成功させたPatrizioは、
その合間をぬってディーン・マーティンの足跡(そくせき)を訪ねました。
そのときの地元のメディアの記事をご紹介しますね。




 Herald Star by Mark J. Miller, 2008/10/11より 


「Crooner Patrizio Buanne comes to visit Dino's birthplace.」

PatrizioはThe Benedum Center(ピッツバーグ)でのコンサートを見事に終えたその翌日、
あるエンターティナーの生まれ故郷オハイオ州Steubenville(ステューベンヴィル)を訪れた。

その偉大なるエンターティナーの名は、Dino Crocetti、
通称Dean Martin(ディーン・マーティン1917-1995)。
こちらでいろいろ試聴できます)


Patrizioは、
「Dean Martin Festival」の主催者でありファンクラブの代表でもある
Rosa Angelicaさんに案内され、
「Dean Martin Mural」や「the Jefferson County Historical Museum」など、
ゆかりの地を訪ね、ディーンを偲んだ。




「彼の故郷をこうして訪れることができて光栄に思うよ。
エンターティナーとして成功していった彼の足跡をしっかり見ておきたかったんだ」

Patrizioは、
当時アメリカの地でイタリアの音楽を400万枚以上をも売り上げたディーンが、
自身のキャリアのモデルともなっていることも語った。

「これからもずっとイタリアを歌い続けていきたいと心に誓っているよ」

Patrizioもデビュー前後はヨーロッパのカフェやナイトクラブで観客を魅了してきたが、
それも束の間、今では世界中の大きな一流のコンサート会場をソールドアウトにしてしまう。

「僕のオーディエンスは、イタリアのライフスタイルやイタリアの音楽、
それにタイムレスでロマンティックなラヴソングが大好きなんだ。
コンサートには4世代にわたるファンが来てくれて、
その中にはディーンのファンもたくさんいるんだよ。
イタリアの音楽=オペラやクラシックのような固定概念がある中、
ディーンはイタリアに古くから伝わる音楽を世界に紹介してきたんだ。
Volareとか、An Evenng in Romeとか、Return to Meとかね」

Dean martin - Return to me


「Deanna Martin(ディーンの実娘)がね、僕に言ってくれるんだ、
『将来ディーンの映画が作られることになったら、貴方こそ若いディーンを演じられるわ』
ってね!」




      


Steubenvilleでは毎年春頃、ディーンを偲んで「Dean Martin Festival」が開催されます。
Patrizioは去年はちょうどその頃に、
シカゴでMatt Dusk(マット・ダスク)とのチャリティー・コンサートがあったので、
その「Dean Martin Festival」には参加していませんが、
最近もDeanna Martinとステージで一緒に歌っていることですし、
彼女から直々に熱烈ラブコールがあるかもしれないですね!
でも今年の「Dean Martin Festival」は6月後半、
サードアルバムのプロモと重なっちゃうかな・・?

Deanna Martin とPatrizio



(NIAF 33rd Anniversary Awards Gala 'Salute to The Martini'
        ~with A Special Tribute to Frank Sinatra, 2007/10 より)


Patrizioって、
ディーン・マーティンといいシナトラといい、
往年のエンターティナーの家族から、しかも実娘だったり妻だったり、
そういう一番身近な人たちから後継者として指名されるなんて、
また、Sophia Loren(ソフィア・ローレン)やGina Lollobrigida(ジーナ・ロロブリジーダ)等、
世界的ないわゆるイタリアン・アイコンからもかわいがってもらっていて、
Patrizioの人望の厚さやPatrizioに対する期待がどれほどのものか、
よくわかりますよね。


左:Gina Lollobrigida、右:Barbara Sinatra(シナトラ夫人)



Patrizioは、タイムレスでロマンティックなイタリアの音楽とともに、
偉大なエンターティナーの魂やオーラまでしっかりと継承し、
それに何より、Patrizio独自の限りない魅力!
世代交代の中、忘れ去られてしまいがちな大切なものに、
Patrizioによってどんどん新たな命が吹き込まれていきます。
Patrizioの夢がどんなに価値のあるものかよくわかりますよね!

この記事を書いたHerald StarのMark Millerさん、
ジャズギタリストでもあるんですけど、Patrizioととても仲良くなったんだそうです。
Patrizioって世代や性別、国籍を超えて、誰からも好かれる存在なんですネ!


Patrizio, Come te non c'è nessuno..


お知らせ

CS放送「スーパー・ドラマTV」チャンネルの番組ナビ「スーパーINDEX2月号」の中で、
Patrizio の「A Man Without Love」が流れているそうです。
「ザ・ソプラノズ」の番組案内のワインの話のバックで1分半ほど流れるんですって。
日本のテレビでPatrizioの歌声が流れるなんて嬉しいですね!
その「SUPER INDEX 2月号」の放送予定は、
1月25日(日) 5:00
1月26日(月) 17:00
1月28日(水) 7:00
2月1日(日) 5:00 だそうです。
ただ、内容が変わる可能性もありますのでご了承ください。

他にも今後テレビやラジオでPatrizioが流れたのをお聴きになりましたら、
ぜひぜひお知らせくださいネ!

6 コメント

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Unknown (Toshimi)
2009-01-24 19:37:11
夕方こちらを開いたら、なんと! 懐かしい名前が!・・・
お若いKaoriさん、もしPatrizioを知らなかったら、きっとこの人に出会う機会もなかったのではないかしら?(笑)

私には本当に懐かしい、郷愁の想いで、Vを観始めたらやめられなくなってしまいました。

Dean Martin・・・
ちょっと癖のあるしゃべり方にシラッとした表情の、歌も演技も独特の魅力がある人でした。
Vの中にも出ていましたが、コメディアンの若いJerry Lewisと組んで、何本もコミカルな映画に出ていたりしていたのです。
SinatoraやBing Crosby等と同様、一時代を築いた人です。 本当に懐かしい!・・・

私がパットに惹かれるのは、ひとつには正に彼らの面影をパットの中にはっきり感じるから。
どこまでもロマンティック、品良く魅力的で、そして極上の歌声!・・・

彼らの後を継げるとしたら、天性の才能を持つパットだけでしょうね。
もっと言えば、やはり祖国をこよなく愛した同じイタリア系のPerry Comoなども、生きていたらきっとパットを抱きしめ、跡取りと称してくれることでしょう。


パットのこれからって、いったいどんな未来なのかしら。 洋々たる世界が待っているのでしょうね
Kaoriさん、私、そんなパットの将来を見守って行かれるだけで、幸せです


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Unknown (Kaori)
2009-01-24 21:05:52
Toshimiさん、
さすがにDean MartinやJerry Lewisは知ってますよ
でも確かに、Patrizioを知るまでは、
Dean Martinをじっくり聴いてみようかな、という機会はあまりなかったナ・・

Patrizioのファンは4世代にもわたるんだし、
Deanに限らず、やはりPatrizioに往年のエンターティナーの面影を重ねているファンも
世界にはたくさんいるんでしょうね。
そしてまたそれを新しい世代のファンと共有できて。
なんて素晴らしいんでしょう、音楽って!

今はオペラやクラシック以外では、
Deanが歌ってきたような音楽よりイタリアン・ポップス系の方が注目されているのかもしれないけど、
もっともっとこういう美しくて心ときめくような懐かしい音楽を耳にする機会が今の日本にも溢れるといいのに

Toshimiさん、
Patrizioの未来、輝かしいですね!
Patrizioはちょうどいい時代にこの世に生まれてきたと思います!
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Unknown (Toshimi)
2009-01-24 21:54:17
あら! Jerry Lewisもご存知ですか? なんて嬉しいこと! 私あのコンビ、大好きだったんです!(笑)
この頃、さすがにあの頃の彼らの映画はテレビでも放映しなくなりました。歌は素敵だし、ストーリーはほぼラブコメだし!(笑)
時には古いフィルムもそれなりに新鮮で楽しいのにね

いつかパットも、オールディーズやイタリアの美しい歌を歌いながら、銀幕(古!)に登場することがあるのかしら

・・・とその前に、そうですね!まずあの美しい歌の数々をパットの歌声で日本に浸透させたいですね!

パット、早く新しいアルバム出して! 
日本に来て
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Unknown (Kaori)
2009-01-25 00:10:42
Toshimiさん、
Jerry Lewisは底抜けシリーズだけ一度見たことあります。
そういえば、Toshimiさんってラブコメお好きなんですよね
私は苦手ですけど
ホント、古いものほど新鮮味があるのかもしれないですね!
とりあえずCMでもいいので、
多くの人が耳にできる民放でどんどんPatrizioを流してもらいたいですね。
そして画面にPatrizio Buanneなんて出ちゃったら・・・
想像しただけで、興奮してきちゃう!


でもあらためて、
Dean Martinってハンサムですね
ユーモアもあるし、
ステージでグラス片手に歌う姿も素敵なんですよね!
Patrizioは面識あるのかしら。
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両手に華 (ぎゃふん。)
2009-01-26 03:05:23
ロロブリジータとシナトラ夫人を両腕に、
全然ひけをとらない貫禄のパトって一体!!

普通、こんな風に写真撮ったら若さが出ちゃって
年齢より可愛く見えちゃうものですが
この貫禄・・・若いのに、やはりすごい男性ですね。
伝記映画、たしかに良いかもしれません!!

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Unknown (Kaori)
2009-01-28 22:29:31
ぎゃふん。さん、
両手に大御所、でもPatrizioはリラックスしているし余裕ですよね。

マンマが嫉妬しないかしら・・
でもPatrizioがかわいがられているんだもの、
きっと嬉しいですよね

考えてみたら、Patrizioのマンマは私の母と同い年です。
Patrizioと遠く離れていて寂しいでしょうし、
Patrizioもマンマのことが心配でしょうね。

Dean Martinの映画、ぜひ作ってもらいたいですネ!
それにPatrizioがDean Martinのように
後世に名を残るエンターティナーになることは間違いなしです!
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