下町のパンを食べてみませんか?

千住、緑町ゆうやけ通り下町のパン屋パレット

パンとは?

2007-11-29 18:51:51 | パンのパレット
取材先の全てのパン屋さんに聞く質問だそうです。「貴方にとってパンとは?」パンは人生、生き甲斐、自分の全て、ライフワークと同じような意味の事を言った方が過去にいたのでしょうか?「開店当初売れましたか?」そりゃ売れました。職人が僕も入れて三人ではキツイ日も続きました。僕は寝言もパンの話だったそうです。夕飯は粉だらけの白衣のままで毎晩9時過ぎでした。ある日一揆みたいなのが起こって自分にとって一番大切なモノは何かを考えたら幼い子供達だと思ったんです。今も修行中同様に余裕が無く全力の時は怖いと言われますが自分では気が付きません。パンだけでなく仕事を一番に考えるのは見上げたモンだと思うのですが人によっては人生の大切なモノを失ったり深く傷つく事があるかも知れませんね。何よりパンを最優先しているような名人も知っていますが僕はその匠を一度も凄いと思ったことがないんです。あの頃から僕の作風は変わりましたが、人はパンノミに生きるにあらず…だと思っています。熱心にやれば思い通に行くとは限りませんが気を抜いたりダラけているとそんなパンが焼けます。だからパンは自分の気持ちを写す鏡かも知れません。少数では
ありますがパン職人の中にはパンは「鏡」でなく「ミラーボール」みたいな方もいたりしますね。

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