近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

第35回板橋区民まつり、第一日の寸描

2006-10-21 21:07:45 | 民俗・行事
いきいき暮らす緑と文化のまち"板橋"と題する「区民まつり」が、きょうと明日の2日間にわたって、大山のグリーンホール周辺で開かれている。
開会式の前後に行われたオープニングパレード、西洋流火術鉄砲隊、龍神の舞の寸描である。

区民まつりの様子については、「おとりんのHP」 をご参照されたい。


【桜川中学校吹奏楽部のオープニングパレード】






【西洋流火術鉄砲隊の演武】














【長野県御代田町の「龍神の舞」】








※「龍神まつり」の詳細は「御代田町ホームページ/観光情報」へ

神に捧げる花、マリーゴールド

2006-10-21 07:45:04 | 花好きずき
別名、千寿菊とか万寿菊とかいわれるように、この花も花期が長い
ことで知られ、春先から冬まじかまで咲く。
花の径が10㎝にもなるという「アフリカンマリーゴールド」はまだ
見たことがないが、普通のものはよく見かける。
真っ黄色で花びらの厚いものが多いが、家のはやや橙がかっていて
花びらもちょと少ない。









【マリーゴールド】

・菊(きく)科。
・学名 Tagetes patula
(フレンチマリーゴールド)
Tagetes : マンジュギク属
patula : やや開出した,散開の
Tagetes(タゲテス)は、植物学者リンネが
この花をエトルリアの神「Tages」に捧げたことに
由来する。
・春から秋まで絶え間なく咲き続ける。
・「マリーゴールド」とは、「聖母マリアの黄金の花」
という意味。
・メキシコ原産。
・花壇によく植えられる。
水がない状態でもなかなかしおれない、強い花。
・インドでは首飾りによく使われる。
・独特の臭気により除虫の働きをする。
・小型種の「フレンチマリーゴールド」と大型種の
「アフリカンマリーゴールド」などがある。
ふつうよく見かけるのは「フレンチマリーゴールド」
ですね。

(出典:「季節の花300」)

尾花(おばな) = 薄 (すすき)

2006-10-20 09:41:03 | 花好きずき
尾花というのは秋の七草の一つで、いわずと知れたススキの
ことである。ススキの花穂が動物の尾に似ているからいうの
だそうだが、そんな感じがしないでもない。
また、枯尾花という言葉もあるが、こちらはススキの花穂が
枯れたものをいい、荒涼とした風景を表すときにも使う。

「狐火の燃えつくばかり枯尾花」 (蕪村)

ススキは茅(かや)ともいい、茅葺き屋根の材料として使われ
るが、古民家などでは材料の不足と職人の高齢化が問題に
なっており、葺き替え費用もかなりの高額にのぼるという。








【薄 (すすき)≪尾花(おばな)≫】

・稲(いね)科。
・学名 Miscanthus sinensis(ススキ)
Miscanthus : ススキ属
sinensis : 中国の
Miscanthus(ミスカンサス)はギリシャ語の
「mischos(小花の柄)+ anthos(花)」が語源。
・秋の月見のお添えとして欠かせないもの。
【中秋の満月】には収穫物と一緒に供えられるが
収穫物を悪霊から守り、翌年の豊作を祈願する意味がある。
・屋根材のほかにも、炭俵用、家畜の飼料用などとしても
よく利用される。
・ススキの「スス」は、葉がまっすぐにすくすく立つことを
表わし、「キ」は芽が萌え出でる意味の「萌(キ)」だと
言われている。
・箱根の仙石原や、奈良の若草山で行われる「山焼き」は、
 ススキを野焼きすること。春先に行う。
この野焼きをしないと、ススキの草原には次第に樹木が
 侵入し、ススキの原として維持することができなくなる
ので、一年に一度全部焼き払ってススキ草原を残すように
 している。
・「常磐(ときわ)すすき」という種類は「すすき」に比べ
 て開花が早いため、真夏の頃から穂を楽しめます。
・「すすき」は「芒」とも書く。
・別名 「尾花(おばな)」
花穂が獣の尾に似ていることから。
「茅(かや)」。
民家の茅葺き屋根は、この薄などの茎や葉を
用いて葺(ふ)いた屋根。

(出典:「季節の花300」)

背高泡立草 (せいたかあわだちそう)の群生に出会った

2006-10-19 09:00:26 | 花好きずき
背高泡立草といえば、雑草の代名詞ほどに知る人も多いと思う。花粉症の
方にとっては迷惑な代物でもある。
家から程遠くない住宅地に、どんな理由か知らないがだいぶ前から空地に
なっている場所があるのだが、そこにびっしりと背高泡立草の黄色い花が
群生していた。
雑草ではあるが、群生した様子はそれなりにきれいだし、1本1本をみても
花穂が落ちなければ生け花にも使えそうに思えるほどである。









【背高泡立草 (せいたかあわだちそう)】

・菊(きく)科。
・学名 Solidago altissima
Solidago : アキノキリンソウ属
altissima : 非常に丈の高い
Solidago(ソリダーゴ)は、ラテン語の
「solidus(完全な)+ ago(導く)」が語源。
傷薬として使用されていたことから。
・開花時期は、10/ 1頃~11/20頃。
・北アメリカ原産の帰化植物。
戦後、各地で大繁殖。繁殖力が強すぎてかえって
自ら繁殖力を弱めている、との説もある。
・花を、酒を醸造するときの泡立ちに見立てて、
さらに背丈が高いので「背高泡立草」。
(草木染に利用されることもあり、染めるために
煮立てると名前のとおりに泡が立つらしい。
いろんな「泡立ち」)
・秋の花粉症の原因にもなっている。
(筆者も花粉症です。鼻がかゆいよね)
・雑草だが、よく見るときれいな花。
たくさん群生している姿は結構圧巻。

(出典:「季節の花300」)

ピンクのオキザリスは夜眠る

2006-10-18 08:12:01 | 花好きずき
庭の一角にオキザリスの株が広がり、可憐なピンクの
花を開いているが、この花は夜になると花びらを閉じて
しまう。
今朝は曇り空で薄暗いせいか、まだ花びらは閉じたまま
だった。オキザリスには明るい陽の光が似合う。










【オキザリス】

(Oxalis, Lady's sorrel)

・酢漿草(かたばみ)科。
・学名 Oxalis : カタバミ属
Oxalis(オキザリス)は、ギリシャ語の
「oxys(酸っぱい)」が語源。
葉や茎に蓚酸(しゅうさん)を含み、酸味が
あることから。
・春から夏にかけて開花。でもほぼ1年中、
どこかで見かけますね。
・葉は3枚。
葉の形は「白詰草(クローバー)」に似ている。
・種類は「花酢漿草」(はなかたばみ)など、
たくさんある。
・sorrel は「すいば、かたばみ」の意味。

(出典:「季節の花300」)

ちらほらと咲き続ける野牡丹(のぼたん)

2006-10-17 08:43:58 | 花好きずき
もうかなり前から咲いているのだが、蕾がたくさんあっても
ちらほらとしか咲かないようだが、この花も花期は長い。
もう数年前になるが、鉢植えから地植えに移したものの、冬
越しに失敗して、2株も枯らしてしまったことがある。
いま咲いているのは、当然のことながら鉢植えのものである。








【野牡丹 (のぼたん)】

(Glory bush)

・野牡丹(のぼたん)科。
・学名 Tibouchina semidecandra
(紫紺野牡丹)
Tibouchina : シコンノボタン属
semidecandra : ほぼ10個の
雄しべをもつ
Tibouchina は、原産地の土地名。
・ブラジル地方原産。
・夏から11月頃まで長いあいだ開花。
・紫色がきれいな花。牡丹のように美しいので
 この名になった。
(牡丹には似ていないが・・・)
・色は紫の他、赤、白がある。
でも紫のものをよく見かける。
・ふつうよく見かけるのは
「紫紺野牡丹(しこんのぼたん)」。
<ふつうの「野牡丹」>
→ まんなかのしべの一部が黄色い
<紫紺野牡丹>
→ しべは全て紫色
といった見分け方があるようです。
なかなか難しいですね。
タイトルは「野牡丹」にしました。

(出典:「季節の花300」)

大毛蓼(おおけたで)

2006-10-16 08:40:54 | 花好きずき
すぐ目の前の家の庭では、毎年、大毛蓼が見事に咲いて風に揺れる様を
見ることができる。
名前を聞いてもちょっとピンとこないが、犬蓼(いぬたで・・・赤まんま)の
大形といえばなんとなく想像できるかもしれない。
ことわざにある「蓼食う虫も好きずき」の解説によると、蓼の葉は辛いのだ
そうだが、どちらの葉も同じように辛いだろうか。








【大毛蓼(おおけたで)】

・蓼(たで)科。
・学名 Polygonum orientale
Polygonum : タデ属
orientale : 東洋の、東方の
Polygonum(ポリゴナム)は、ギリシャ語の
「polys(多い)+ gonu(節)」が語源。
茎の節がふくらんで関節のように見えること
に由来する。
・東南アジア原産。
・濃いピンクの花がきれい。
・犬蓼の大型版。
茎が太く、全体に毛が多いのが名の由来。
・江戸時代には、葉っぱをもんで 害虫に
 さされたときの解毒に使った。

(出典:「季節の花300」)

川越まつり―ことしも山車の勢ぞろいを見てきた

2006-10-15 16:34:36 | 民俗・行事
きのう14日は川越まつりの初日、孫の運動会を見に行ったあと、かみさんと連れ立って去年に引き続いて川越の地に
足を運んだ。
川越市の駅に着いた時は午後2時を回っており時間的にはやや遅かったが、市役所前の広場に山車が勢ぞろいする
ところには何とか間に合った。
広場は人垣に埋まって、山車の写真を撮るのも一苦労だったが、幸いにしてかみさんとはぐれることもなく、壮大な山車の
写真を撮ることに成功した。
山車の勢ぞろいを見て、「お祭り大好き人間」を自称する私は、興奮で胸がいっぱいだった。
その後は4時ごろに早めの夕食を済ませ、夜の「曳っかわせ」を見るために、一番街通りへと繰り出した。

 【太田道灌―連雀町】 



 【鏡獅子―新富二丁目】 



 【鈿女―今成町】 



 【龍神―松江一丁目】 



 【三番叟―六軒町】 



 【頼光―三久保町】 



 【牛若丸―元町一丁目】 



 【翁―幸町】 



 【猩猩―川越市】 



 【舞台―幸町】 



 【舞台―川越市】 



 【舞台―今成町】 


葉の先が枯れた白花の杜鵑草

2006-10-14 07:28:21 | 花好きずき
杜鵑草というと紫色のものしか見たことがなかった。
裏庭の花壇に葉の先が赤茶けた白い花がたくさん咲いて
いたので、かみさんに「この花、なんだ」と聞いてみた。
そしたら、白花の杜鵑草だということだったが、なぜか
葉の先が枯れ込んでいるので、ちょっと見映えが悪いし、
見た目には杜鵑草だとは思えなかった。
去年の記事を探したら、10/20のところに紫の杜鵑草の
写真があったので、参考のため1枚だけ載せておいた。









【杜鵑草(ほととぎす)】

(Toadlily, Japanese toadlily)

・百合(ゆり)科。
・学名 Tricyrtis hirta
Tricyrtis : ホトトギス属
hirta : 短い剛毛のある
Tricyrtis(トリキルティス)は、ギリシャ語の
「treis(三)+ kyrtos(曲)」が語源。
三枚の「外花被」というところの基部が曲がって
いることから。
・開花時期は、 8/25頃~11/15頃。
・秋に日陰に多く生える。
・若葉や花にある斑点模様が、鳥のホトトギスの
胸にある模様と似ていることからこの名に。
葉にある斑点は花が咲く頃には消えるらしい。
他にも
「玉川(たまがわ)杜鵑草」、
「黄花(きばな)の杜鵑草」、
「黄花(きばな)の突抜(つきぬき)杜鵑草」、
「高隈(たかくま)上臈杜鵑草」、
「相模(さがみ)上臈杜鵑草」、
「紀伊(きい)上臈杜鵑草」、
「土佐(とさ)上臈杜鵑草」など種類が多い。
(日本原産のものは約10種類ある)

(出典:「季節の花300」)

ひっそりとコルチカムが顔を出した

2006-10-13 08:41:47 | 花好きずき
花壇の片隅にひっそりと薄いピンク色の百合に似た花が顔を出した。
サフランに似ているので「犬サフラン」とも呼ばれるが、コルチカムの
ほうが一般的な名前らしい。
花が咲くときは葉は出ず、短い花茎の頂点に花が付く。
かみさんの話では、球根を机の上などに置いておいても花が咲くらしい。
ことしはフラワースタンドの脚が邪魔になっていて、写真としてはいまいち
である。








【犬サフラン(いぬサフラン)】

(Colchicum, Autumn crocus)

・百合(ゆり)科。
・学名 Colchicum autumnale
Colchicum : コルチカム属
autumnale : 秋の,秋咲きの
Colchicum は、犬サフランの原産地である、
西アジアのアルメニアの古い都市、
「Colchis(コルキス)」の名前に由来。
・10月上旬前後に開花。
・花がサフランに似ているが、サフランではない
ところから「犬」の名がついた。
・葉は出さずに開花。色は白、桃など。
この時期、こういう柔らかい色の小さな花は
他にあまり咲かないので、見つけたときは
うれしいです。
・花の頃は葉はない。
翌春になって線形の葉が出てくる。
・別名 「コルチカム」 学名から。
種子や球根から、”コルヒチン”という、
 痛風の治療に使う有機化合物がとれる。

(出典:「季節の花300」)