近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

近くで見つけた白花たんぽぽと綿帽子

2006-10-24 09:26:56 | 花好きずき
低気圧の影響で、きょうも冷たい雨が降り続いている。少し風も出てきたよう
だが、これから段々ひどくなるのだろうか。

そんな訳で、きょうは、数日前に近くの空地で見つけた白花たんぽぽと綿毛
である。
中学生の頃に一生懸命覚えた記憶があるが、たんぽぽという漢字は「蒲公英」
と書くが、字面からはどうもピンとこない。
たんぽぽの花は春先に咲くものというイメージがあるが、いまでも近所には
たくさん咲いているし、そこにはまん丸の綿帽子も見られる。
幼い頃、茎ごとそっと折り取って、ふーと綿毛を吹き飛ばして遊んだことの
ある人も多いことだろう。









【蒲公英(たんぽぽ)】

 (Dandelion)

・菊(きく)科。
・学名 Taraxacum : タンポポ属
Taraxacum(タラクサカム)は、
アラビア語の「tharakhchakon(苦い草)」が
語源。
・開花時期は、 3/15頃~ 5/末頃。
・どこででも見かけるポピュラーな花。
・種子は風に乗って飛んでいく。
耳の中に入れないように気をつけましょう。

・種子の冠毛が丸く集まっているようすが
「たんぽ」(綿を丸めて布などで包んだもの)に似ていること
から「たんぽ穂」と名づけられ、「たんぽぽ」になった。
漢字の「蒲公英」は漢名から。

・英語名は「ダンデライオン」”ライオンの歯”。
(フランス語の dent de lionから来ている)
独特の葉のギザギザを、荒々しい獅子の歯並びにたとえた。

・関東タンポポと西洋タンポポの違い
→ 花のすぐ真下のところが
ベリッとめくれてるのが”西洋”、めくれないのが”関東”。
   都市近辺で見られるのは、ほとんどが帰化植物の「西洋タン
   ポポ」。(花の下のところがめくれてます)
・黄色い花が圧倒的だが、白花のものもある。
・たんぽぽの蜜(みつ)は、春の花々が咲くまでの蝶の貴重な食料と
なる。

・比較的若い葉を水にさらしてサラダにできる。
また、花は天ぷらにして食べられる。
また、葉を煎じて飲むと利尿剤として効く。
 (古くから薬用として使われている)
・別名 「鼓草(つづみぐさ)」
茎の両端を細かく裂くと、そり返って鼓のような形になるから。
また、「たんぽぽ」の名は、この鼓をたたいたときの音の
「たん、ぽんぽん」の略からきている、ともいわれる。

(出典:「季節の花300」)