近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

散り始めた山茶花(さざんか)の大木

2006-10-30 10:03:19 | 花好きずき
家とは目と鼻の先にある高台の家に、山茶花の大木があり、今月の
初め頃からたくさんの花を開いていた。
何度かデジカメを持ち出してはいたのだが、どうも思うような写真に
ならなかった。
そんなこんなしているうちに10月も終りになるが、それに合わせる
かのように、花びらが散り始めてきた。








【山茶花(さざんか)】

・椿(つばき)科。
・学名 Camellia sasanqua
Camellia : ツバキ(カメリア)属
sasanqua : サザンカ(日本名)
Camellia は、17世紀のチェコスロバキアの
宣教師「Kamell カメル」さんの名にちなむ。
・開花時期は、10/10頃~翌2/10頃。
・花の少ない晩秋から初冬にかけて、朝夕の冷たい空気に
誘われるように咲き出す。
さびしくなった秋、冬の庭にいろどりを添えてくれる
ありがたい花です。

・椿(つばき)の漢名(中国名)「山茶花」が、いつの頃
からかこのサザンカの名前として間違って定着した。
読みは「山茶花(さんさか)」
→「茶山花(ささんか)」
→「さざんか」というぐあいに変化したらしい。
上記から、「山茶花」の漢字名も本当は誤用。
(どこかで椿とサザンカが混同されたのでしょう)
・日本が原産地。江戸時代に長崎の出島の
オランダ商館に来ていた医師ツンベルクさんがヨーロッパ
に持ち帰り、西欧で広まった。
学名も英名もサザンカ(Sasanqua)。

・花はとてもよい香り。
・1枚ずつ散る。(薮椿は花ごと散る)。
開花時期は、薮椿は春になってから、山茶花は秋から冬咲き、
と異なる。
また、寒椿とは、葉っぱも花も開花時期もほぼ同じで、なか
 なか見分けがつかないが、背丈でおおよそ区別できる。

(出典:「季節の花300」)