近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

時期外れではありますが、まずは曼珠沙華からです。

2006-10-11 14:52:14 | 花好きずき
諸般の事情により、ほぼ2ヶ月のご無沙汰でした。
この間にお出でいただいた皆様には、ご期待に応えることができず誠に申し訳ございませんでした。この場を借りて、心からお詫び申し上げます。
時期外れではありますが、まずは曼珠沙華から再開させていただきたいと思います。

「赤い花なら曼珠沙華・・・」と歌われた彼岸花は、最盛期に見ると、本当に華やかな色を見せてくれます。
家の庭には白花もあったのですが、どうしたことかことしは出てきませんでした。








【彼岸花(ひがんばな)】

・彼岸花(ひがんばな)科。
・学名 Lycoris radiata
Lycoris : ヒガンバナ属
radiata : 放射状の舌状花をもつ
Lycoris(リコリス)は、ギリシャ神話の海の女神
「Lycoris」の名前から採ったもの。
花がとても美しいことから。
・開花時期は、 9/15頃~ 9/末頃。
・原産地中国。
・ちょうど秋のお彼岸の頃に咲く。
・突然茎が伸びてきて鮮やかな色の花を咲かせ、
数日で花が終わって茎だけになる。花が白い種類もある。
・花のあとで葉が伸びてくるが、冬と春を越して
夏近くなると全く消えてしまう(不思議♪)。
花と葉を同時に見ることはできない。

 葉のあるときには花はなく、花のときには葉がない。
このことから韓国では「サンチョ(相思華)」と呼ぶ。
「花は葉を思い、葉は花を思う」という意味から。

・根のところにはリコリンという毒があるが、この毒は水で何回も
 さらせばとれるので、昔の人はこの根の部分からデンプンをとって
飢饉の際の食料とした。
・田んぼのあぜ道や土手に多くみかけるが、 これはノネズミがあぜ道や
 土手に穴を開けるのを、彼岸花の毒性のある球根を植えることで防ぐ、
という説と、
彼岸花の根茎は強いため、田んぼのあぜ部分に植えてあぜの作りを強く
 するため、などの説がある。

・別名 「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)。”天上の花”という意味。
おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天からふってくるという仏教の
経典による。

(出典:「季節の花300」)